航海…セイリングする時間はいつが一番いいのでしょうか。
この曲「Sailing」は、僕には月や星がきれいな夜に船出して、
だんだん夜が明けて行くイメージがあります。
この曲「Sailing」は、僕には月や星がきれいな夜に船出して、
だんだん夜が明けて行くイメージがあります。
◆アルバム「南から来た男(Christopher Cross)」はよく聴きました。なんといってもグラミー賞5部門の受賞は凄すぎる(「最優秀レコード」=Sailing、「最優秀ソング」=Sailing、「最優秀アルバム」=南から来た男、「最優秀ボーカル・アレンジ」、「最優秀新人賞」)。
あと「Say You'll Be Mine」のNicolette Larson、「Ride Like The Wind」「I Really Don't Know Anymore」のMichael McDonaldなど、バックコーラスなども豪華。このアルバムも売れましたね~。
ちょっと直接は関係ありませんが「南から来た男」といえば"Man From The South"。ロアルド・ダールのミステリーの短編小説を想い出します。
高校一年のとき、英語の授業の副読本がロアルド・ダールの短編集だったのですが、"Man From The South"がそのなかに入っていて、その日本語訳が文庫で出てる(ハヤカワ文庫「あなたに似た人」)というので買って読みました。"Man From The South"はとても不気味な短編でとても印象深かったので…。クリストファーのデビューアルバムに「南から来た男」と名付けたレコード会社の担当の方は、ロアルド・ダールのファンだったのかなと勝手に想像しています。
◆この曲のSongfactsページに"Sailing"という曲がどのように生まれたか、クリストファーが語っていました。
安いアパートのテーブルに座っていたら、旋律やコーラス、最初のコーラスの部分の歌詞が浮かんできたそうです。クリストファーは若い時にテキサスで友達と毎夏にセイリングに行っていて、その想い出が甦りました。"おお、なんていい曲なんだ"と本人も感動したのですが、ブリッジ部分ができあがり曲が完成するまでそれから2年かかったそうです。
◆毎年のように春から夏に来日し、ビルボードライブのステージを見せてくれるクリストファー。この曲"Sailing"は欠かさず歌ってくれます。"Sailing"のイントロが流れ出すと、会場全体が息を呑んで静かになって聴きほれててしまいます。
c Universal Music Publishing Group
Released in 1980
US Billboard Hot100#1
From The Album“Christopher Cross”
:*原詞の引用は太字です
It's not far down to paradise
At least it's not for me
And if the wind is right
you can sail away
And find tranquility
The canvas can do miracles
Just you wait and see
Believe me
楽園に行くのはさほど遠くない
少なくとも僕にとってはね
風がしっかりと吹けば
君は帆を立てて出港できる
そして平穏を見つけるだろう
帆布は奇跡を起こせるのさ
待って見ていてごらん
僕を信じて
It's not far to never never land
No reason to pretend
And if the wind is right
you can find the joy
Of innocence again
The canvas can do miracles
Just you wait and see
Believe me
夢の国へ行くのには決して遠くない
嘘なんか言うもんか
風がしっかりと吹けば
無垢な歓びがふたたび甦る
帆布が奇跡を起こしてくれる
見届けていてね
僕を信じて
嘘なんか言うもんか
風がしっかりと吹けば
無垢な歓びがふたたび甦る
帆布が奇跡を起こしてくれる
見届けていてね
僕を信じて
Sailing
Takes me away to where
I've always heard it could be
Just a dream and
the wind to carry me
And soon I will be free
Takes me away to where
I've always heard it could be
Just a dream and
the wind to carry me
And soon I will be free
セイリング…
僕を連れて行ってほしい
夢がかなうと
かつて聞いていた場所へと
夢と風が僕を運んでくれる
そしてすぐに僕は自由になれる…
僕を連れて行ってほしい
夢がかなうと
かつて聞いていた場所へと
夢と風が僕を運んでくれる
そしてすぐに僕は自由になれる…
Fantasy
It gets the best of me
When I'm sailing
All caught up in the reverie
Every word is a symphony
Won't you believe me
It gets the best of me
When I'm sailing
All caught up in the reverie
Every word is a symphony
Won't you believe me
空想…
それは最高の気分にしてくれる
航海に出ているとき
すべて幻想に取り囲まれて
すべての言葉が交響曲になる
僕を信じていてほしい
それは最高の気分にしてくれる
航海に出ているとき
すべて幻想に取り囲まれて
すべての言葉が交響曲になる
僕を信じていてほしい
It's not far back to sanity
At least it's not for me
And when the wind is right
you can sail away
And find serenity
The canvas can do miracles
Just you wait and see
Believe me
At least it's not for me
And when the wind is right
you can sail away
And find serenity
The canvas can do miracles
Just you wait and see
Believe me
すぐにきっと夢から覚めるよ
少なくとも僕はそうだよ
風がしっかりと吹いてくれれば
船出できるんだ
少なくとも僕はそうだよ
風がしっかりと吹いてくれれば
船出できるんだ
帆布が奇跡を起こしてくれる
そして君の心は
ふたたび落ち着ける
それを見届けていて
僕を信じていてほしい
そして君の心は
ふたたび落ち着ける
それを見届けていて
僕を信じていてほしい
(words and Idioms)
tranquility=平穏
canvas=帆布(はんぷ)
never land=おとぎの国、夢の国
reverie=(目覚めている時の)幻想、夢想
sanity=正気、健全
serenity=うららかさ、のどけさ
日本語訳 by 音時
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