この曲を初めて聴いたのはいつだったかなあ。
何かテレビで日本の歌手が歌われていたのかもしれません。いや、カーペンターズだったかも??なんか僕は、ステージの締めくくり…に選曲がされる歌のように思います。(これは、僕が最初に勤めたときの思い出もあります。仕事が終わると、上司にスナック連れていかれ、カラオケを歌わされるのですが、いつも締めくくりはこの曲でした。上司がこの歌を歌う!と決まっていて、そろそろお開きかなというときに上司が僕に目で合図して、僕がママさんに「いつものでお願いします」とこの曲をかけてくれるようお願いするという…(^▽^;)。んー、いい歌が個人的な想い出とリンクしていて、この曲を聴くと必ずそのスナックが頭に浮かんでくるなあ…。
◆アメリカのカントリー・シンガーであるスキーター・デイヴィス(Skeeter Davis)が歌い、1962年に全米2位のヒットとしました。60年代のポピュラーヒッツは日本人アーチストがよく日本語でカバーで歌っていますね。(この曲のウィキペディアを見ると天地真理さんもカバーしてるとのこと)。作者はアーサー・ケントとシルヴィア・ディーという方。歌詞はシルヴィアが書いていて、彼女のお父さんが亡くなられたときの悲しみを歌にしたということのようですね。(シルヴィアはナット・キング・コールの"Too Young"などの作品も書いています)

◆愛するひとにサヨナラを告げられ、世の中が真っ暗になってしまった気持ち。でも必ず朝はやってきて、岸辺に打ち寄せる波もいつものまま。星も鳥のさえずりも…。
でも生きているんです。毎日暮らしているんです。そのことを想い悩んでいる(wonder)主人公に、僕はとても人間らしさを感じます。

"世界が終わった"はずなのに、自分がこうやって生きていることに気が付きました。命を捨てる道を選ばなかったことに感動します。
世界は終わってしまっても、新しい世界が始まっている、ってことなんでしょうか。この歌の主人公の新しい人生を応援したいですね!
written by Arthur Kent and Sylvia Dee
Released in 1962
US Billboard Hot100#2
From The Album“Skeeter Davis Sings The End of the World”

:原詞は太字
Why does the sun go on shining?
Why does the sea rush to shore?
Don't they know it's The End of the World
Cause you don't love me any more
どうして太陽は輝き続けるの?
どうして波は岸辺に打ち寄せてるの?
みんな知らないのね
この世がもう終わりだってことを
だってもう
あなたは私を愛してくれないの
どうして波は岸辺に打ち寄せてるの?
みんな知らないのね
この世がもう終わりだってことを
だってもう
あなたは私を愛してくれないの
Why do the birds go on singing?
Why do the stars glow above?
Don't they know it's The End of the World
It ended when I lost your love
Why do the stars glow above?
Don't they know it's The End of the World
It ended when I lost your love
どうして鳥たちは歌い続けるの?
どうして星たちは天上で輝いているの?
知らないのね 世界が終わりだってことを
あなたの愛を失ったときに
終わってしまったの…
どうして星たちは天上で輝いているの?
知らないのね 世界が終わりだってことを
あなたの愛を失ったときに
終わってしまったの…
I wake up in the morning and I wonder
Why everything's the same as it was
I can't understand, no, I can't understand
How life goes on the way it does
Why everything's the same as it was
I can't understand, no, I can't understand
How life goes on the way it does
朝に目が覚めて 想い悩む私
どうして何もかもが以前と同じなの?
理解できない わからないわ
どうやって毎日が続いていくのかが…
どうして何もかもが以前と同じなの?
理解できない わからないわ
どうやって毎日が続いていくのかが…
Why does my heart go on beating
Why do these eyes of mine cry
Don't they know it's the end of the world
It ended when you said goodbye
どうして胸の鼓動は鳴り続けるの?
どうして両方の目から涙が溢れるの?
知らないのね 世界が終わってしまったのに
あなたにサヨナラを言われたときから…
どうして両方の目から涙が溢れるの?
知らないのね 世界が終わってしまったのに
あなたにサヨナラを言われたときから…
Why does my heart go on beating
Why do these eyes of mine cry
Don't they know it's the end of the world
It ended when you said goodbye
Why do these eyes of mine cry
Don't they know it's the end of the world
It ended when you said goodbye
どうして胸の鼓動は鳴り続けるの?
どうして両方の目から涙が溢れるの?
知らないのね この世は終わったの
それはあなたにサヨナラを言われたときに…
日本語訳 by 音時
◆カーペンターズもこの曲を歌っています。
コメント
コメント一覧 (10)
もあるんですね、知りませんでした
あと私の大好きなStock/Aitken/Waterman(PWL)
プロデュースで1986年のBrilliant,そして1900年にはSonia版がシングルとして英リリースされていました。(それぞれの1stアルバムにも収録されてます。)
素敵な対訳をありがとうございます。♪
この曲はカーペンターズの「Now & Then」のアルバムに入っていたので知りました。いい歌ですね。このアルバムには1960年前後のいわゆるOldiesが使われていてこの後,僕はこれらのオリジナルの曲にのめり込んでいくことになりました。
それとこの曲は村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の巻頭に翻訳された歌詞が引用されていました。この小説は純文学であり,当時,この”The End Of The World”が引用された意味が深くは理解できなかった事を思い出しました。村上春樹がノーベル文学賞を取ったらもう一度読み返してみようと取ってあります。
映画「世界残酷物語」…なかなか異性とデートで観に行く映画ではなかった(^_^;)かもしれませんが、そこからスキータ・ディヴィスにつながる思い出だったんですね…。
なぜかブレンダリーのⅬpになってしまった。Ⅼpを聞いていてthe end of the worldに魅いってしまった。
暫くしてスキーターデイビスの歌も聞き、ますます好きになる。
いっぱいカヴァーを聞きました。
特に、デイビスがカントリー出身でポップクロスの最初の全米レベル女性シンガーであったためか、カントリー系のライブなどで盛んにカバーされていました。
今でも、500マイル・テネシーワルツとともに一番のお気に入りのカラオケ曲です。 すいません突然飛び込んでいやでしたら消してください。
主人公の失恋の痛手がヒシヒシと伝わってきます。美しいメロディに乗せて、こんな悲しい歌詞が綴られていたんですね。
ここは前向きに。下から上へ解釈していきます。
愛する人に「サヨナラ」を言われて、この世が終わってしまった。でも、目に涙は溢れ、胸の鼓動は鳴り続けている。星々は天上で瞬き、鳥は歌い続ける。海では波が打ち寄せ、太陽がまぶしく輝く。
明日は、きっといいことがある。
この時代の歌は 歌詞が1つずつ音に乗っているので やりやすかったです
音時さんは上司の方を思い出されるように この時の先生を思い出しました
それにしても粋な上司さんですね