アルバム"エスケイプの"A面ラストの曲といえば…"時の流れに"(Still They Ride)ですね!
よく聴いた人ならすぐに出てくるでしょう。

◆なんといっても1曲目の"Don't Stop Believin'"は名曲です!イントロだけでも何度も聴きたい!ワクワク感がありますよね。そして3曲目の"Who's Crying Now"。こちらは少し物悲しいスティーヴのボーカルが聴けます。そしてニール・ショーンのギターも泣きます。
 そうだなあ。A面は1,3,5がシングルカットというのもあるんだけどテンポとしてはゆったりとスティーヴの歌を聴かせる曲で、その間にある2,4が疾走感のあるロック・ナンバーなのが聴きやすいんですよね。僕はA面ばかり聴いていました!(B面ゴメンナサイ)(^_^;)


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Songwriters
 CAIN, JONATHAN / PERRY, STEVE / SCHON, NEAL

Released in 1982
US Billboard Hot100#19 
From The Album"Escape"


*原詞の引用は太字

Jesse rides through the night
Under the main street light
Ridin' slow

ジェシ―は夜を駆け抜けていく
メインストリートの灯りの下で
ゆっくり車を走らせる…

This ol' town ain't the same
Now nobody knows his name
Times have changed, still he rides

おなじみのこの町は以前と同じじゃない
そしていま
彼の名前を誰も知らない
時は移り変わってしまったけれど
彼はまだ車を走らせてる…

Traffic lights, keepin' time
Leading the wild and restless
Through the nights

信号機は規則正しく時を刻み
気持ちのはやるドライバーたちを
案内し続けている
幾夜もずっと…

Still they ride on wheels of fire
They rule the nights
Still they ride, the strong will survive
Chasing thunder

いまだ走り続けてる 炎の車輪に乗って
そんな奴らが夜を支配しているのさ
ずっと走り続けている 強い者が生き残る
雷を追い続けて

Spinning 'round in a spell
Woh, it's hard to leave this carousel
Round and 'round and 'round and 'round

まわり続けてる 魔法にかかって
ああ この回転木馬からは離れられない
周り続けるんだ ぐるぐると

Still they ride on wheels of fire
They rule the nights

いまだ走り続けてる 炎の車輪に乗って
夜を我がもののようにして

Still they ride on wheels of fire
They rule the nights
Still they ride, the strong will survive
Chasing thunder through the nights

ずっと走り続けてる 炎の車輪の乗って
夜を我がもののようにして
ずっと走り続けてる 強い者が生き残る
毎晩毎晩
雷鳴がとどろく場所を求めて…

日本語訳 by 音時


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◆"時の流れに"はスティーヴの青春時代の想い出を歌った曲、彼の生まれ育った町であるサン・ホアキンバレー(カリフォルニア州)の情景が元になっているようです。

"Still They Ride"は僕の好きな"Car Song"の1曲だ。僕が育ったサン・ホアキンバレーの中部では、夏の夜の決まった時間になると渋滞する?(thickness)んだ。そしてみんないなくなったあとは、メイン・ストリートを走る車はちょっとだけになる。町は静かになって夜の状況?(Thickness)は現実を映し出すんだ。そんなときこの曲が浮かんだのさ。

 夜にメインストリートを走る若者が夜を支配するんだ。そこには永遠の何かがあり、僕はその感じが好きなんだ。(歌詞に出てくる)"ジェシ―"は想像することをあきらめていない若者の比喩表現だね。それは僕自身を例えたものでもあるし、いや、僕はジェシーって名前が好きなんだよ。"ジェシーは夜を通して走っていくんだ。メインストリートの灯りの下で ゆっくりと…この古ぼけた町も昔と同じじゃない。そして今は誰もヤツの名前を知らない。時は移り変わっていく;ヤツはまだ走り続けてる。信号は規則正しく色を変え続ける…"。

 夜にメインストリートをゆっくりと走ると、タイミングが合えば、信号が青(green)に変わるのが見える。そして次の角でも青に変わり、また次の角でもちょっと遅れたリズムで青に変わっていく。その"青に変わる波"を見ることができたら、運転もずっと感傷的な気持ちになるよね。"信号は時間通りに色を変えて行き、はやる気持ちのドライバー(wild and restless)を導いていくんだ"

 "Still They Ride"の「They」とは誰なのでしょう?…"あのときのジェシーのような若者たち"なのでしょうか。そしてそのなかにスティーヴの姿も見えますね。
 サン・ホアキンバレーとそんな町にそっくりな町がアメリカにはどのくらいあるのでしょう。その町のメインストリートには今でも夜の渋滞後の空いた時間に、夜を我が物のように車を走らせる若者がいるのでしょう。

 スティーヴは"あの頃の自分(たち)"に思いを馳せて、懐かしむと同時に、今の若者たちを心で応援しているのだろうと思います。

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◆"Still They Ride"が最高位19位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending July 17, 1982

ヒューマン・リーグ「愛の残り火」が首位。トト「ロザーナ」は1位目前でしたが、映画サントラは強い!翌週は「アイ・オブ・ザ・タイガー」が4位から1位にぶっこ抜き!7週間1位を続けることになります。

1 1 DON’T YOU WANT ME –•– The Human League (A&M)-20 (3 weeks at #1) (1)
2 2 ROSANNA –•– Toto (Columbia)-14 (2)
3 3 HURTS SO GOOD –•– John Cougar (Riva)-13 (3)
4 5 EYE OF THE TIGER –•– Survivor (Scotti Brothers)-7 (4)
5 6 LET IT WHIP –•– The Dazz Band (Motown)-13 (5)

6 12 HOLD ME –•– Fleetwood Mac (Warner Brothers)-5 (6)
7 7 LOVE’S BEEN A LITTLE BIT HARD ON ME –•– Juice Newton (Capitol)-11 (7)
8 9 TAINTED LOVE –•– Soft Cell (Sire)-27 (8)
9 11 ONLY THE LONELY –•– The Motels (Capitol)-13 (9)
10 10 CAUGHT UP IN YOU –•– 38 Special (A&M)-12 (10)

19 20 STILL THEY RIDE –•– Journey (Columbia)-9 (19)


◆Journey - Still They Ride (Live In Tokyo 1983)