クリスティンが天国に行ってしまってから1年…。(2022年11月30日 享年79歳)

今年の10月には、スティーヴィー・ニックスはクリスティンのいない今、フリートウッド・マックを続ける「理由はない」と語り、再結成する意味なんてない…と発言。
 フリートウッド・マックは、1999年から2014年の間、クリスティンがバンドから離れていた時に彼女抜きでツアーを行いましたが、スティーヴィーは、バンドはステージ上のクリスティンのスピリットが恋しかったと語っています。。。(下記のamass.jpのニュースに詳しくでています)


実質、彼ら(彼女ら)の再結成はなくなってしまったといっていいでしょう…(-_-;)。

スティーヴィー・ニックス、フリートウッド・マックを続ける「理由はない」と語る、自身のバービー人形発売も発表amass.jp

(PS)スティーヴィーのバービー人形は…どうだっていいや…。:

◆フリートウッド・マックの曲は、クリスティンがボーカル(スティーヴィーとリンジ−がコーラス)、スティーヴィーがボーカル(リンジ−とクリスティンがコーラス)、そしてリンジ−がボーカル(クリスティンのスティーヴィーがコーラス)と言ったように、3人のボーカリストが交代でリードとコーラスを取るのが好きだったなあ(新しいアルバムが出ると、メイン曲の数を数えたり、コーラスを楽しんでおりました)

アルバム「ミラージュ」は、12曲中、
・クリスティン 4曲
・リンジー 5曲
・スティーヴィー 3曲
という曲数で、リンジ−寄りではありましたが、リンジ−の名曲はなく(言い切る)、印象に残る曲は、やっぱりクリスティン作の“Hold Me”と、スティーヴィーの“Gypsy”、そしてオープニングの“Love in Store”とラストの“Wish you were Here”で、やっぱりクリスティンの印象が強かったのではなかったでしょうか。(僕にはそうでした)


Side 1
ラヴ・イン・ストアー - Love In Store (C. McVie, Jim Recor) - 3:14
キャント・ゴー・バック - Can't Go Back (L. Buckingham) - 2:42
ザッツ・オール・ライト - That's Alright (S. Nicks) - 3:09
ブック・オブ・ラヴ - Book of Love (L. Buckingham, Richard Dashut) - 3:21
愛のジプシー - Gypsy (S. Nicks) - 4:24
オンリー・オーヴァー・ユー - Only Over You (C. McVie) - 4:08

Side 2
エムパイア・ステート - Empire State (L. Buckingham, R. Dashut) - 2:51
ストレート・バック - Straight Back (S. Nicks) - 4:17
ホールド・ミー - Hold Me (C. McVie, Robbie Patton) - 3:44
オー・ダイアン - Oh Diane (L. Buckingham, R. Dashut) - 2:33
アイズ・オブ・ザ・ワールド - Eyes of the World (L. Buckingham) - 3:44
面影を抱きしめて - Wish You Were Here (C. McVie, Colin Allen) - 4:45

◆今回はA面ラストの“Only Over You”を取り上げます。

ラ、ララララ…♪ クリスティンのスキャットからこの歌は始まります…。

s-l500 (4)

(Christin McVie)

Released in 1982
From the Album “Mirage

*原詞の引用は太字

I'm out of my mind
And it's only over you
I'm out of my mind
And it's only over you

私 正気じゃないかも
あなたのことだけ考えてしまう
おかしくなっちゃった
あなたのことだけなのよ

People think I'm crazy
But they don't know
Thought love had failed me
But now, they're watching it grow
Angel, please don't go
I miss you when you're gone
They say I'm a silly girl
But I'm not a fool

私が頭おかしいって
でもみんなわかってない
愛は私を見捨てたと思ってたけど
いま 愛は育っているの
私の天使  行かないで
あなたが行ったあとは寂しくて仕方ない
みんな私を愚かな女って言うけど
私は馬鹿じゃないわ

People say they know me
But they don't see
My heart's your future
Your future is me
Angel, please don't go
I miss you when you're gone
They say I'm a silly girl
But I'm not a fool

みんな私を知ってるって言う
でもわかってないの
私の心はあなたの未来
あなたの未来は私なの
エンジェル お願いよ 行かないで
あなたがいないと恋しくて
私は愚かな女って言われてるけど
馬鹿なわけじゃないのよ

I'm out of my mind
And it's only over you
I'm out of my mind
And it's only over you

I'm out of my mind
And it's only over you
I'm out of my mind
It's only over you

I'm out of my mind

And it's only over youI'm out of my mind

私 正気じゃないかも
あなたのことだけ考えてしまう
おかしくなっちゃった
あなたのことだけなのよ


日本語訳 by 音時


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◆当初、“Only Over You”って、「あなたを乗り越えた(忘れられた)ばかり」って意味かな?とも思ったのですが、“Crazy over you”のようにあなたに夢中でおかしくなった状態(それプラス、あなただけよ)というニュアンスなのかな?と解釈しました。

◆この曲、アルバム「ミラージュ」のこの曲の案内に“with special thanks for inspiration to Dennis Wilson
”とクレジットされています。そう、クリスティンのボーイフレンドだった、ビーチ・ボーイズのデニス・ウィルソンですね。
 この曲はクリスティンからデニスへの愛のメッセージ…だったんでしょう。でも…。

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 デニスは「ミラージュ」発売の1982年から1年後の1983年12月28日、泥酔状態でロサンゼルスのマリーナ・デル・レイで友人の所有するヨット「エメラルド号」の甲板から海に飛び込み溺死してしまいます…。享年39。そんなことも知ってるからこそ、この曲はセツナいな…。

(クリスティン、天国でデニスとまた仲良くやっていてほしいな)

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◆アルバム「ミラージュ」の前のアルバム「Tusk」の際に、すでにこの曲の原型はできていたようです。ゆっくりとピアノの4つ打ち、デモヴァージョンです。