Coldplayの来日までにしっかり聴き込んでおきたい…ということで、まずはアルバム「Music of the Spheres」から、カッコいいこの曲を。上のMVもライヴでの演奏シーンが入っていて…身震いしちゃいますね。

 支配者?とも思える者が中央に君臨。ロボットが監視するなか?その周りをただ列になって進む人たち…。胸に光るのはそんななかでも失わないプライドなのか。その中、クリスは何を歌っているのか…。
  会場みんなで叫ぶ“Yeah!”は勝利のおたけびなのか?

◆この曲についてクリスのコメントがRollingstone.comに出ていました。

この曲の多くは、ブラック・ライヴス・マターやゲイ・プライドのデモ行進から生まれたもので、人々は "この状況は馬鹿げている "と声を上げたんだ。このクソ野郎ども!』と言うのとは対照的に、僕たちはかなり礼儀正しいんだ。でも、これは人間の政治について歌ってる。
 地球上のすべての人が自分らしくある権利があると信じる政治だ。そして、きみが年老いたソフトロックのスーパースターであろうと、若造であろうと、それを信じることは許されると思うよ。

 (Coldplay Reveal Revolution Bubbling Under the Surface in ‘People of the Pride’ Video :Rollingstone.com) 



MusicCold


(Coldplay、Martin、Rahko、Derek Dixie、Samuel Falson、Jesse Rogg)

Released in 2022
From the Album “Music of the Spheres“

*原詞の引用は太字

People on the left
People on the right
You got a lion inside
People are the pride
Let's go

左側の人々も
右側の人々も
心のなかにライオンがいる
プライドを持った人々
さあ行こう

There's a man who swears he's God
Unbelievers will be shot
There's a man who walks around
Like he owns the fuckin' lot
There's a man who takes his time
From his homemade cuckoo clock
And he makes us march around it
Tick-tock, tick-tock, tick-tock

自分は神だと宣言する男がいた
信じないものは処刑されるだろう
自由に歩き回る男がいた
その土地を所有しているかのように
時間を自由に操れる男がいた
彼が用いるのはお手製の鳩時計
僕らにその周りを行進させるんだ
チクタク チクタク チクタクってね

There's a crocodile cross-eyed
There's a turning of the tide
We're no longer gonna fight for
Some old crook and all his crimes
There's a sewing up of rags
Into revolution flags
Got to stand up to be counted
Be an anthem for your times

寄り目のクロコダイルがいた
時代の潮目が変わったんだ
僕たちはもう年老いた詐欺師と
その罪のために戦いはしない
ぼろきれを縫い合わせた
革命の旗がひるがえる
立ち上がって仲間になろう
時代のアンセムになろうじゃないか

It's just work
It's just work, it's not easy
And we could all be blown apart
And Heaven is a fire escape
You try to cling to in the dark
It's just work, believe me
Still, my beating heart
We'll all be free to fall in love
With who we want and say

ただの仕事だよ
ただの仕事だけど 簡単じゃない
僕らは皆吹き飛ばされてしまうかも
火災の避難口の先は天国なんだ
暗闇のなかきみは必死にしがみつく
それもただのやるべきことさ  信じておくれ
それでも僕のハートは高鳴っている
僕らは自由に恋をして
自分の求める人とともに叫ぼう
“Yeah”って…!

Yeah (Yeah)
Yeah (Yeah) (Ooh)
Yeah (Yeah)
People of the pride (Go)

Yeah (Yeah)
Yeah (Yeah) (Ooh)
Yeah (Yeah)
心に強いプライドを持って

(Words and Idioms)
cross-eyed 【形】 寄り目の 《眼科》内斜視の 〈俗〉酔っぱらった、泥酔した 〈話〉〔考えなどが〕異常な
crook =湾曲、詐欺師、ペテン師、指を曲げる
sew up=縫い合わせる、うまくまとめる
fire escape 《a ~》火災避難設備、非常階段

日本語訳 by 音時


Fvpsi5caAAQEkiI


◆冒頭の「左」とか「右」もいくつかの国の党派を指してるのかな。リベラル派だったり、保守派だったり。心のなかのライオンが…Prideということかな。

そういえば昨今は6月には「プライド月間」という取り組みが世界的には行われてきていますね、
プライド月間とは?) 下のこの曲を歌った動画でもクリスが「プライド月間」のシンボルとなるレインボーカラーの旗をステージで振っています。

「プライド」という言葉も、「誇り」や「自尊心」という意味合いにとどまらず、個人の生き方や考え方に関して、自分も他人も尊重しようと自由の大切さを主張したり、それを脅かすものには団結してたたかうといった強い意思を感じるようになりました。

◆「 a crocodile cross-eyed」(寄り目のクロコダイル)が歌詞に出てきますが、ピーター・パンの物語には「チクタク」という名前のワニが登場しますね。フック船長はピーター・パンに左手を切り落とされ、それをワニが食べてしまったというあのワニです。
(No Disney,No Life)

◆ラストの「僕らは自由に恋をして自分の求める人とともに叫ぼう“Yeah”って…!」という歌詞は、とりわけ人種差別反対、そしてLGBTQなど、他者との違いも尊重しあおうという呼びかけなのかな、と思いました。

ああ、なんだか、2008年の「Viva La Vida and Death and All His Friends」を連想するものがあるな。ライヴで2曲連続で演奏してもらったら、感動でちびってしまうかもしれません…!(^_^;)