この曲はレコードやラジオで曲を聴いたのではなく、上記の「No Nukes」のビデオを観たのが最初でした。
ウエストコーストのアーティストが「原子力発電所建設反対」を求めて、一同に集まります。そしてこの曲を歌い、また観客もそれに応じる…エネルギーを感じます。
 カーリー・サイモン、ジャクソン・ブラウン…メインで歌っているのはジョン・ホールで、元オーリアンズのメンバー(オリジナルメンバー)です。ジョンはその後、政治家・環境活動家にもなっていきますね…。

◆この曲「Power」は1979年のジョン・ホールの3枚目のソロ・アルバムのタイトル曲。まだオーリアンズに在籍したいた時に、妻のジョアンナさんと一緒に書いた曲だそうです。


CRCD3601


( John and Johanna Hall)

Released in 1979
From the Album “Power”

*原詞の引用は太字

Just give me the warm power of the sun
Give me the steady flow of a waterfall
Give me the spirit of living things as they return to clay

Just give me the restless power of the wind
Give me the comforting glow of a wood fire
But won't you take all your atomic poison power away


太陽のあたたかい力を僕に与えてください
変わらず落ちていく滝を止めないでください
私に 土に還る生き物たちの魂をください

休むことなく吹く風の力を与えてください
薪の火の心地よい輝きを与えてください
だけど
原子力の毒の力をすべて奪ってくれませんか?

Everybody needs some power I'm told
To shield them from the darkness and the cold
Some may seek a way to take control
when it's bought and sold



誰もが何かの力を必要としてると聞いたよ
彼らを暗闇と寒さから守るために
操る方法を模索するかもしれないよ
誰かが取引をするときに
I know that lives are at stake
Yours and mine of our descendants in time
There's so much to gain and so much to lose
Everyone of us has to choose


命が危険にさらされていることはわかってる
やがて あなたや僕らの子どもや孫たちも
得るものと同時に失うものも沢山あるだろう
僕たちみんなが 選択しなければならないんだ


Just give me the warm power of the sun
Give me the steady flow of a waterfall
Give me the spirit of living things as they return to clay

Just give me the restless power of the wind
Give me the comforting glow of a wood fire
But won't you take all your atomic poison power away

太陽の温かい力を与えてください
変わらず落ちていく滝を止めないでください
私に 土に還る生き物たちの魂をください

休むことなく吹く風の力を与えてください
薪の火の心地よい輝きを与えてください
だけど
原子力の毒の力をぜんぶ奪ってくれないかな?


(Words and Idioms)
steady flow=定流,変らぬ流れ,定常流

descendant=子孫
日本語訳 by 音時





ゆるっとして心地よいウエストコーストサウンドなのですが歌詞は人々に呼びかけるメッセージソングですね。

◆この曲のSongfactsページに書いてあったことですが、


ジョン・ホールは、1977年に住んでいた場所から数マイル離れたニューヨーク州セメントンに原子力発電所が計画されていることを知り、この問題に関心を持ちます。そして彼は活動家となり、抗議活動や手紙を書くキャンペーンを行ったミッドハドソン核反対派と呼ばれる地元団体に参加することに。

 1979年にジョン・ホールはジャクソン・ブラウン、ボニー・レイット、グラハム・ナッシュとともに安全なエネルギーのためのミュージシャンズ・ユナイテッド(MUSE)を結成します。 このグループは、ニューヨーク市のマディソン スクエア ガーデンで 5 回の一連のコンサートを企画し、彼らの取り組みに対する資金と意識を集め、世論を彼らの側に振り向けました。

(シーブルック原子力発電所が建設されてしまいますが、これは30年間建設された最後の原子力発電所となりました。)

ジョン・ホールは、1979年9月にマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたミューズのための一週間の慈善コンサートでこの曲を演奏します。ドゥービー・ブラザーズとジェームス・テイラーとのこれらのショーの演奏は、アルバム『ノー・ニュークス:非核の未来のためのミューズ・コンサート』に収録されました。


John Hall Power