ポール・マッカートニーが作った曲には「Yesturday」だけでなく「Tomorrow」という曲もあるのです。



Songwriter(s) Paul McCartney, Linda McCartney

Released in 1971
No Single
From The Album"Wild Life"

*原詞の引用は太字

Oh, baby, 
don't you let me down tomorrow,
Holding hands 
we both abandon sorrow,
Oh, for a chance 
to get away tomorrow.
Hey, baby's got a lazy day 
on sunday,
Here's a pound, 
we hang around 'til monday,
Oh, baby 
don't you let me down on sunday.

ああベイビー
明日はがっかりさせないで
僕たち手を取って悲しみを捨て去ろう
明日は旅立つチャンスがあるよ
ヘイ 日曜はゆっくり過ごしたね
この1ポンドで月曜までぶらつこう
ああ 日曜にはがっかりさせないで

Bring a bag of bread and cheese 
and find a shady spot 
beneath the trees.
Catch a breath of country air 
and run your pretty fingers 
thro' my hair.

バッグにパンとチーズを詰めて
木陰の涼しい場所を探そう
都会を離れ澄んだ空気を吸おう
君の可愛い指先で
僕の髪をといてくれよ

Tomorrow, 
when we both abandon sorrow.
Oh, baby, 
don't you let me down tomorrow,
Thro' the week 
we beg and steal and borrow.
Oh, for a chance to get away 
tomorrow.

明日は一緒に悲しみを捨て去ろう
ああベイビー
明日はがっかりさせないでおくれ
1週間なにがなんでもさ
明日は一緒に
旅立つチャンスなんだから

Honey, pray for sunny skies 
so I can speak to rainbows 
in your eyes.
Let's just hope 
the weather man is feeling fine 
and doesn't spoil our plan.

さあ晴れた空に祈ろう
君の瞳に映る虹にお願いするよ 
天気予報の担当がいい気持ちで
いられるようにお願いするよ
雨を降らして計画を
だいなしにしないようにね

Tomorrow, 
when we both abandon sorrow.
Oh, baby, 
don't you let me down tomorrow,
Holding hands 
we both abandon sorrow.
Oh, baby, 
don't let me down tomorrow.

明日は一緒に悲しみを捨て去ろう
ああベイビー
明日はがっかりさせないでよ
手を取り合って
悲しみを捨て去ろう
ああベイビー
明日はがっかりさせないで

Oh, for a chance to get away 
tomorrow.
Baby, don't let me down 
tomorrow,
baby, don't let me down 
tomorrow.

明日旅立つチャンスだからね
ベイビー
明日はがっかりさせないで

Oh, don't let me down,
Baby, don't let me down 
tomorrow.
Baby's, don't let, let me down 
tomorrow,

ああ明日は
がっかりしないですむはずさ


(Words and Idioms)
abandon=捨てさる
beg and steal and borrow
=なんとしても

日本語訳 by 音時

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1971年12月リリースのアルバム「Wild Life」は初めて“Wings”名でのアルバム。
クレジットも本当は「Paul McCartney」の名前はなく「Wings」名。

そんななかで発表されたわけですが、やはり「ポールマッカートニーのアルバム」と言えば最初からハードル高く、アルバムの全米・全英チャートでも10位前後の記録で、散々と酷評されたようですね。

◆確かに僕が聴いても、サウンドが粗削り…なんですよね。メロディ・歌詞はそのままとしても、リズムやアレンジなど、まだ仕事できたんじゃないの…?という感想を持つような楽曲が確かに多い気がします。前作「ラム」から半年ほどでの発表、というのが「早すぎでしょ!」と世間的にも思われたのもあったようです。
 今聞くと、セッションの一発録りみたいな粗削りさも新鮮でこれはこれでいい!なんて思ってしまうけど、ただ確かにポールの他のアルバムと比べると…小粒感ありますね。


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 特にヒットシングルもないこのアルバムのなかで、キラっと光るものを持っている1曲といえば...B面に収められたこの曲「Tomorrow」ですね。

 ポールのメロディもよいのですが、やはり2番くらいで、リンダを中心としたコーラスが優しく入ってくるあたりがこの曲全体の魅力に感じます。ただし歌詞は「昨日は昨日、今日は今日、明日がチャンスだよ」でいいと思うのですが、ジョン・レノンを意識したと思われる「Don't let me down」の歌詞の登場回数が多くて、曲全体の歌詞的にも「しつこい感じ」が否めないかな(^_^;)。

 あと、Paulらしいといえばそうなのですが、2分30秒くらいまではいいのですが、そのあと大げさなエンディング(Hey Judeみたいな)になるのが僕は残念に感じます。僕としてはあっさりさらっと終わる方が魅力的で愛される曲になったように思うのですがどうでしょうか。
 最後の1分間はなしで、Tomorrowが2分30秒で終わる曲だったら、もっと名曲扱いされていいと思いました…!

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◆でもって実は僕は「Tomorrow」は本家のポールバージョンではなく、カバー曲を最初に耳にしており、こっちも気にいったりしています。
 そのカバーはデビッド・キャシディの「トゥモロー」。この曲は日本のラジオ番組「ポップスベスト10」などでよくかかってたんだろうな。ポールにはない、「フッフフ~フ♪」のところが印象的で記憶あります。デビッド・キャシディ「Tomorrow」も紹介しなくてはね!


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◆デビッド・キャシディの“Tomorrow“。ワイルドなヴォーカルで自分で“フッフフ~…♪”というところ…クラップが入るところ、途中テンポを落としコーラスワークになるところがオリジナルと違うな~。