ビー・ジーズの“アライヴ”です。
いや、“ステイン・アライヴ”ではなく“アライヴ”。
1972年に全米34位となった隠れた名曲です。
1972年に全米34位となった隠れた名曲です。
彼らのディスコグラフィによると、この曲で全米トップ40ヒットはいったんストップ。スランプ状態に陥ったなかから、プロデューサーにArif Mardinを起用、サウンドを重視した楽曲を制作し、“Jive Talkin'”で復活を遂げることになります。
◆モーリスがひとりピアノを弾きはじめ、マイクを持ったバリーとロビンが登場。メインをバリーが歌いながら、所々に絡んでくるロビンのコーラス。
これぞビー・ジーズ!という一曲だと思います。
(冒頭の動画はオランダの“TopPop”という番組で作られた“Alive”のプロモーションビデオのようですね)

Songwriter(s) Barry Gibb, Maurice Gibb
Released in 1972
US Billboard Hot100#34
From the Album “To Whom It May Concern”
*原詞の引用は太字
Maybe you talk too high, man
Maybe I talk too slow
But you've got to live a little bit faster
Cause you've got a little less time to go
きみが声高に話しすぎるのか
僕がゆっくり話しすぎるのか
だけどきみはもう少し
生きるのを急がなきゃいけないね
だってきみに残された時間は
少しだけ少ないしね
I ain't lost and I ain't searching
But then you know me very well
And I can't change the wind
and make it blow the other way
I'm a fool and I can tell
迷ったり探したりしてるんじゃない
でもきみは僕をよく知ってるよね
僕は 風を変えて 別な方向に
向かせることもできないよ
僕は馬鹿者だし 僕にできるのは…
That I'm alive and that's all
That I can get up just as fast as I fall
And I can walk and run but I'll never crawl
And in the end it doesn't matter at all
生きてるっていうこと それだけさ
倒れてもすぐに立ち上がるってこと
歩いて そして 走ること
決して 這いつくばったりはしないさ
そして結局は
そんなことどうでもいいんだ
I don't know about the people
that I read about in books
And the Kings and Queens around my room
with their quiet dirty looks
I know I should be going somewhere,
I just can't arrive
There's a reason for believing
that I've never been alive, alive
僕は知らないよ
本にでてくるような人たちや
怒った顔つきをして部屋の四方に飾られた
王や女王たちのこともね
わかってるのは どこかに行くべきだけど
そこにはたどり着けないということ
だから僕はこう感じてるんだ
僕は本当は生きていないじゃないかって
I ain't lost and I ain't searching
But then you know me very well
And I can't change the world
and make it blow the other way
I'm a fool and I can tell
迷ったり探したりしてるわけじゃない
きみは僕のことをよく知ってるよね
世界を変えて 別な方向に
向かせることも僕にはできないよ
僕は愚か者だし 僕にできるのは…
That I'm alive and that's all
That I can get up just as fast as I fall
And I can walk and run but I'll never crawl
And in the end it doesn't matter at all
生きてるっていうこと それだけさ
倒れてもすぐに立ち上がるってこと
歩いて そして 走ること
決して 這いつくばったりはしないさ
そして結局は
そんなことどうでもいい
I don't know about the people
that I read about in books
And the Kings and Queens around my room
with their quiet dirty looks
I know I should be going somewhere,
I just can't arrive
There's a reason for believing
that I've never been alive, alive
そのなの知らないよ
本にでてくるような人たちや
怒った顔つきをして部屋の四方に飾られた
王や女王たちのこともね
僕はどこかに行くべきだけど
そこにはたどり着けないということ
だから僕はこう感じてる
僕は本当は
…生きていないじゃないかって
…生きていないじゃないかって
Alive…
Alive…
生きてるって実感…
(Words and Idioms)
dirty look 《a ~》卑劣な[怒った]顔[表情・面持ち]
日本語訳 by 音時

「生きている」という実感だけはあるって思っていたのだけど
よく考えてみると、本当に生きてるっていえるんだろうか…。
そんな葛藤を感じる歌です。
ひょっとして当時のビー・ジーズの心境を素直に表現した一曲なのかも。
ただこの曲のWikipediaを見てみたら、バリー・ギブは、
こんな曲書いたっけ?覚えてないよ
(which Barry has noted that he doesn't even remember writing. )
などと言っております…な〜に〜!(^_^;)。

「生きている」という実感だけはあるって思っていたのだけど
よく考えてみると、本当に生きてるっていえるんだろうか…。
そんな葛藤を感じる歌です。
ひょっとして当時のビー・ジーズの心境を素直に表現した一曲なのかも。
ただこの曲のWikipediaを見てみたら、バリー・ギブは、
こんな曲書いたっけ?覚えてないよ
(which Barry has noted that he doesn't even remember writing. )
などと言っております…な〜に〜!(^_^;)。
コメント
コメント一覧 (2)
こういう内容だったのですね。フムフム。
「きみに残された時間は 少しだけ少ないしね」? この「きみ」には何があったのやら。
この頃、ビー・ジーズが発売した曲と全米の最高位を抜き出します。
・「ラン・トゥー・ミー Run To Me」 (1972年) 16位
・「アライヴ Alive」 (1972年) 34位
・「希望の夜明け Saw A New Morning」 (1973年) 94位
・「ひとりぼっちの夏Wouldn't Be Someone」 (1973年)115位
・「ミスター・ナチュラル Mr Natural」 (1974年) 93位
・「愛のシャレード Charade」 (1974年)103位
・「ジャイブ・トーキン Jive Talkin」 (1975年) 1位
・「ブロードウェイの夜Nights On Broadway」(1975年) 7位
この曲から「ジャイブ・トーキン」までの間は、暗黒の時代だったのですね。