Songwriter(s) Burton Cummings
Lyrics c Universal Music Publishing Group, BMG RIGHTS MANAGEMENT US, LLC
Released in 1977
US Billboard Hot100#10
From the Album“Burton Cummings”
*原詞の引用は太字
Never been this blue
Never knew the meaning of a heartache
But then again,
I never lost at love before
こんなにブルーになったことはなかった
“心が痛い”って意味を知らなかった
でも再びやってきたのさ
僕はこれまで
失恋なんてしたことがなかったんだ
Somewhere down the road
Maybe all those years will find some meaning
I just can't think about them now
or live 'em out anymore
いつかどこかで
たぶん何年か経てば
何かしら意味がわかるんだろう
でも今はそんなこと考えられないし
さもなくば
もうこれ以上 頭から忘れたいんだ
Stand tall,
Don't you fall
For God's sake
Don't go and do something foolish
All you're feeling right now
is silly human pride
自分の足でしっかり立つんだ
気持ちを落ち込ませないでよ
辛くたって
自暴自棄になっちゃいけないよ
いまの自分が感じてる想いは
人間だったら誰でもが持つ
愚かなプライドなんだから
Oh,Stand tall,
Don't you fall
Don't do something you might regret later
You're feelin' it like everyone,
It's silly human pride
ああ 堂々とするんだ
自分を貶めちゃいけないよ
後になって後悔するようなことは
してはいけないんだ
他のみんなと同じように
きみは感じているんだ
人間の愚かなプライドをね
Never lasted so long, no
Through so much or through so many
I just can't believe I could throw it all away
“永遠”になんて続かなかった
沢山のことを何回も
僕たちは経験してきたけど
そんな出来事を捨て去ることができるなんて
僕は信じられないんだよ
Sometimes late at night
When there's nothing here
except my old piano
I'd almost give my hands
to make you see my way
ときどき 夜遅くに
僕のピアノしか置いてないこの場所で
きみに僕のことをわかってほしくて
語り合ったものだったね…
Stand tall,
Don't you fall
For God's sake
Don't go and do something foolish
All you're feeling right now
is silly human pride
自分の足でしっかり立つんだ
気持ちを落ち込ませないで
辛くたって
自暴自棄になっちゃいけないよ
いまの自分が感じてる想いは
人間だったら誰でもが持つ
愚かなプライドなんだから
You've got me down on my knees for ya,
mama
ひざまづいてきみに祈るんだ…
Oh,Stand tall,
Don't you fall
Don't do something you might regret later
You're feelin' it like everyone,
It's silly human pride
ああ 堂々とするんだ
自分を貶めちゃいけない
後になって後悔するようなことは
してはいけないんだ
他のみんなと同じように
きみは感じているんだ
人間の愚かなプライドをね…
(Words and Idioms)
somewhere down the road=将来いつか
stand tall
=〔人が〕堂々と立つ、断固たる態度を取る
For God's sake=後生だから
日本語訳 by 音時

この曲がビルボードのシングルチャートに入っていた頃、僕は「全米トップ40」を聞き始めた頃でした。といっても土曜の夜遅くには部活で疲れていて寝てしまったり、日曜は試合で夜更かしできず、聞いたり聞かなかったり…。そんななかで「Stand Tall」は優しいメロディ、そして力強いサビのコーラス部分と「いい曲だなあ」と思いました。
また、聞き始める前の「70年代初期のヒット作品を聴いて、音源を所持する」こともこだわりはじめ、FMをエアチェックしてカセットに録音したり、アーチストのベストアルバムやヒットのオムニバス盤を買って「一気に保持」したりしていました。そんななかに"ゲス・フー(Guess Who)"の"American Woman"もありました。
◆1970年の3週連続の全米No1シングル、FMでエアチェックできたときは嬉しかったな。攻撃的?なギター、なかなかハードなサウンド。"アメリカン・ウーマン♪…"しか歌詞はわかりませんでしたけど。(カナダのロックバンドが"アメリカの女が…"って歌ってヒットしたんだなあという程度…笑 "American woman gonna mess your mind"アメリカの女がおまえの頭をかき乱す…って歌ってたんですね)
*このハードな"American Woman"と、優しい"Stand Tall"が結びつかなかったですよねえ…!

◆バートンはソロ活動を始める前は、カナダの地元バンド、チャド・アラン&ザ・エクスプレッションズのリード・ボーカルとして活躍。このバンドはそののちゲス・フーと改名します。ゲス・フーにはハードなサウンドのヒット曲が数多く発表されています。
ゲス・フーは1975年に長い歴史にピリオドを打ちました。バートンはアメリカCBSのウエスト・コースト進出のレーベル"ポートレイト"に迎えられ、初ソロ・アルバムの作成に入りました。そしてかつてのハードなロッカーのアーチストイメージを大きく変えるようなドラマチックなバラードをソロアルバムからシングルに選んだのが「Stand Tall」でした。
名プロデューサーのリチャード・ペリーがレコーディングを担当。演奏もウエスト・コーストを代表するセッション・ミュージシャンが務めています。
◆最初は別れた相手に、"Stand Tall Don't You Fall"って言ってるのかなと思ったんです。この主人公"何様"?と思ってしまった。でもほんとにそうか…?と。
このサビコーラス、ひょっとして自分自身に言ってるんじゃないか?"You"と言っているが、もう一人の自分(?)が自分を客観視して、"ああ、足元をしっかり、気を強く持っていくんだ。誰だって恋を失えば悲しいもの。愚かなプライドがあるから胸が苦しいんだ"と鼓舞してるんじゃないか?
…そんな解釈をしています。
◆そうそう、あと、バートン・カミングスはエリック・カルメンの"She Did It(愛をくれたあの娘)"のバックコーラスにも参加しているんですね!
◆"Stand Tall"が最高位10位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending 8th January, 1977
ああ、この週のチャートはなんか覚えてるな。ロッドの長期政権が終わり、"星空のふたり"は1位に。"恋の魔法使い"が2位に迫ります。"アイ・ウィッシュ"に"カー・ウォッシュ"!9位のエンゲルベルト・フンパーディンクも懐かしいなあ。
-1 2 YOU DON’T HAVE TO BE A STAR (To Be In My Show) –•– Marilyn McCoo and Billy Davis Jr.
-2 4 YOU MAKE ME FEEL LIKE DANCING –•– Leo Sayer
-3 1 "TONIGHT’S THE NIGHT (Gonna Be Alright) –•– Rod Stewart
-4 7 I WISH –•– Stevie Wonder
-5 9 CAR WASH –•– Rose Royce
-6 6SORRY SEEMS TO BE THE HARDEST WORD –•– Elton John
-7 8 DAZZ –•– Brick
-8 3 THE RUBBERBAND MAN –•– The Spinners
-9 10 AFTER THE LOVIN’ –•– Engelbert Humperdinck
10 11 STAND TALL –•– Burton Cummings
◆ピアノを弾きながら歌うバートン。
◆この歌も好きなんだよな~。1981年に全米37位を記録した“You Saved My Soul” (アルバム“Sweet Sweet”から)
◆Guess Who"American Woman"
(この記事は以下を参考にしました)
・Wikipedia Burton Cummings
・「死ぬまでに聴け!バラード200」かまち潤著(青弓社)
コメント
コメント一覧 (8)
「ゲス・フー」と「ザ・フー」を間違えるなんて…。「ふざけるのも大概にしろ」ですかねえ。
こんな話を見つけました。
カナダのロック・バンド「ゲス・フー」は、「ザ・フー」の存在を知った時、まぎらわしいからバンド名を変更するよう要請した。でも、ピート・タウンゼントから「消え失せろ」と冷たくあしらわれた。
2つのバンドはその後親しくなり、「“消え失せろ”っていうのは、内輪の冗談だよ。」とピートが語ったとか…。
転んでも、ただでは起きないジョニ黒でした。
バートン・カミングスが所属してたのはカナダのロックバンドである“ゲス・フー“!ですよ^_^。
ザ・フーにいたら、、どうなってたかな?
この曲、懐かしいなあ。バートン・カミングスって、ザ・フーのメンバーだったのですか!! 初めて知りました。(ちょっと意外です)
バートンの歌声といい、歌詞の内容といい、自然と力が湧いてくる曲です。
この曲の最高位の週は、ロッドの「TONIGHT’S THE NIGHT」が3位になった時ですか。感慨深いものがあります。
4位はスティービーの「回想 I WISH」 自分でもよく分からないのですが、最近カーオーディオで「キー・オブ・ライフ」のCDを聞いています。特に、「楽園の彼方へ」と「永遠の誓い」がお気に入りです。