え〜星船さん、この曲取り上げるの〜?と思った方、多かったですよね(^_^;)。
僕もこの曲については記憶がほとんどありませんでした。
ビルボードチャート日記」by 星船

和訳の下調べをしようとしたところ…

なんと
フリートウッド・マックのクリスティンの死去(泣)
そして
サムライブルー=サッカー日本代表の決勝トーナメント出場の快挙!
(早起きした甲斐がありました…でも…眠い)

というようなことがあり、完成が遅くなりました(^_^;)…。

◆この曲にある【Boomtown】=a town that experiences sudden economic growth
 日本語に訳すと…「急激な経済成長を経験する町」。

 Welcome to The Boomtown…「急成長の町にようこそ」って…どういうこと?

Welcome_to_the_Boomtown_David_and_David


◆ほとんどこの曲についての情報がなかったこともあり、この曲のSongmeanigsのページにカキコまれていたコメントを見てみました。
 この方のコメント…妙に納得しまいました…。

デヴィッド&デヴィッドはたった1枚のアルバムを作っただけだが、なんというアルバムなのだろう。

最近、1980年代の音楽といえば、デュラン・デュラン、カルチャー・クラブなど、ハッピーなものを思い浮かべる。レーガノミクスを懐かしく思うかもしれない。映画では「ブレックファスト・クラブ」、「サム・カインド・オブ・ワンダフル」などが思い出される。80年代はなんとパーティーな10年だったこと。復活させたいと思わないか。

いや、違う。

そのパーティーの代償は大きい。ドラッグ、絶望、自殺(救急車の到着が遅すぎた/彼女は待ちたくなかったのだろう)。この曲の冒頭の小節は、実に不吉な曲調に仕上がっています。どちらのDavid(BaerwaldかRicketts)がリードを歌ったか忘れましたが、この曲の出来事にかぶさるボーカルのほとんどクールすぎる表現は、とても不穏な雰囲気を醸し出しています…。

BOOMTOWNは、1980年代をうわべだけでなく、ありのままに見ようとするエンターテインメントのムーブメントの始まりだった(1987年ごろ)。このムーブメントには、『BRIGHT LIGHTS BIG CITY』『CLEAN AND SOBER』『LESS THAN ZERO』、そして特に『THEY LIVE』といった作品が含まれている。(THEY LIVE』の解説は、「1980年代によく見られた貪欲で目立つ消費の文化の中で、経済が衰退していくという概念を風刺的に扱ったもの」だ(wikipedia.orgより)。

◆“Welcome to The Boomtown”は、この成熟したように見える80年代の経済社会のなかで、生き方を問いかけるような歌なのでは…?と捉えました…。

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Writer/s: DAVID FRANCIS BAERWALD, DAVID RICKETTS
Publisher: Universal Music Publishing Group

Released in 1986
US Billboard Hot100#37 
From the Album “Boomtown”

*原詞の引用は太字

Ms. Cristina drives a nine four four
Satisfaction oozes from her pores
She keeps rings on her fingers
Marble on her floor
Cocaine on her dresser
Bars on her doors
She keeps her back against the wall
She keeps her back against the wall

クリスティーナはポルシェ944を運転する
満足感が彼女の毛穴からにじみ出る
彼女は指に指輪をつけ
彼女の床には大理石が散りばめられる
ドレッサーにはコカインが隠されて
彼女は人生を締めくくろうとしてる
壁にずっと背を向けて
彼女はずっと壁に背を向けている

So I say
I say welcome, welcome to the boomtown
Pick a habit
We got plenty to go around
Welcome, welcome to the boomtown
All that money makes such a succulent sound
Welcome to the boomtown

だから言うのさ
ようこそ  ブームタウンへようこそってね
早く慣れることさ
行くべきところがいっぱいある
ようこそ ブームタウンへようこそ
お金は 湧き水のような音をたてる
そんな ブームタウンへようこそ

Handsome Kevin got a little off track
Took a year off of college
And he never went back
Now he smokes too much
He's got a permanent hack
Deals dope out of Denny's
Keeps a table in the back
He always listens to the ground
Always listens to the ground

ハンサムなケヴィンは少し軌道から外れた
大学を1年間休学したんだ
そしてヤツは二度と戻ってこなかった
いまヤツはケムリの常習犯で
金のためなら永遠になんでもするのさ
後ろの席をキープして
デニーズでヤクの取引かい
ヤツはいつも地面に耳を傾けてる
ヤツはいつも地球の音を聴いている

So I say
I say welcome, welcome to the boomtown
Pick a habit
We got plenty to go around
Welcome, welcome to the boomtown
All that money makes such a succulent sound
Welcome to the boomtown

だから俺はこう言うんだ
ようこそ  ブームタウンへようこそ
この町に慣れるんだ
行くべきところがいっぱいある
ようこそ ブームタウンへようこそ
お金は 音を立てて湧いてくる
そんな ブームタウンへようこそ

Well the ambulance arrived too late
I guess she didn't want to wait

ああ 救急車の到着は遅すぎたよ
おそらく彼女は 待ちたくなかったんだ

So I sayI say welcome, welcome to the boomtown…


(Words and Idioms)
944=ポルシェ944?
(Porsche 944)は、ポルシェが924と928の中間グレードを担うモデルとして1983年から1991年の間に製造していたスポーツカーである。
ooze 【自動】 〔水分などが〕流れ[にじみ]出る
pore=(皮膚・葉などの)細穴、 毛穴、 気孔
bar the door=ドアにかんぬきを差す、戸締まりをする
cf.pick up the habit=癖がつく、習慣がつく
succulent 【形】 〔果物などが〕水気[汁気]の多い、多汁の 〔肉が〕
hack=金のために何でもやる人
dope out=~を算出する、~を考え出す、~を明らかにする
keep a good table=美食をする[ごちそうを出す)

日本語訳 by 音時


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◆だいぶ意訳に走ってしまいましたが…。

クリスティーナは自殺願望のある女の人…
ケヴィンは大学を休学してクスリの常習に…

アンタはそんな町に生きてるのさ…。

◆デヴィッド&デヴィッドの魅力は、“Welcome To The Boomtown”1曲だけでなく、1枚だけですが彼らが出したこのアルバムを聴くべきなのでしょうね。

 “Welcome…”はこのアルバムのオープニング曲で、彼らの作る楽曲の世界へ誘う曲。さて、このアルバムのなかでは“Boomtown”(a town that experiences sudden economic growth)はどんな風景を見せてくれるのでしょうか。
そしてそのなかで楽曲の登場人物はどんな風に暮らし何を感じているのでしょうか。

機会があればあればアルバムで鑑賞してみたいと思いました。

◆この曲ものMVです。救急車の到着が遅かった…のつぶやきはなし…。




◆ソロになったDavid Baerwald — Live — Welcome to the Boomtown