Writer(s)
Jonathan Cain, Steve Perry, Neal Schon 

Released in 1986
US Billboard Hot100#17
From The Album"Raised On Radio"
*原詞の引用は太字


If he could hold her, 
So close in his arms...again
If she could show him
The letter her heart forgot to send
..Why they're livin' dreams on their own
Ooh they'll never stop running

もしも 彼女を抱いて 腕のなかに
近く引き寄せることができたなら...もう一度
もしも 彼女に出し忘れた手紙を
彼が見せることができたなら
…なぜだろう 2人はそれぞれの夢に生き
ああ 走ることを止めようとはしないんだ

The girl can't help it, 
She needs more
He hasn't found what he's lookin' for
They're still standing in the rain
He can't help it, 
and she's just that way

あの娘は何もできない
もっと恋を欲しがるんだから
彼は探してるものをまだ見つけてない
二人は雨の中まだたたずんでる
彼にもどうすることもできない
彼女はそういう女性だから...

And when he calls her
She tells him that she still cares

Under the moonlight,
He wonders why she can't be there
...Why 
Why do they go on alone
When they're missin' each other

そして彼から電話があると
彼女はまだ好きだと彼に言う

月の光に照らされて
彼はなぜ彼女がそこにいないのかと思う
なぜなんだい? 
どうして
二人はそれぞれの道を行こうとするんだい? 
こんなに互いに愛し合っているのに

The girl can't help it, 
She needs more
He hasn't found what he's lookin' for
They're still standing in the rain
He can't help it, 
and she's just that way

あの娘は何もできない
もっと恋を欲しがるんだから
彼は探してるものをまだ見つけてない
二人は雨の中まだたたずんでる
彼にもどうすることもできない
彼女はそういう女性だから...

The girl can't help it, 
She needs more
He hasn't found what he's lookin' for
They're still standing in the rain
He can't help it, 
and she's just that way

あの娘にはどうすることもできない…

There's a fire
Ooh there's a fire in his eyes for you
Don't you know she still cries
Ooh do you know she still cries for you

炎が燃えている
彼の瞳のなかできみを想って炎が燃える
わからないのかい? 彼女はまだ泣いてるんだ
ああ きみを想っていまだに泣いてるのに

Fire
Ooh there's a fire in his eyes for you
For you she cries
Ooh do you know she still cries for you
Fire
Ooh there's a fire in his eyes for you

Ooh nothing stands between love and you

炎が燃えている
彼の瞳のなかできみを想って炎が燃える
きみを想って彼女は泣いてるんだ
ああ きみを想っていまだに泣いてるのに
炎が燃えている
ああ 彼の瞳にはきみを想う炎が...

愛ときみの間に立ちはだかるものは
何もないはずさ…

(Words and Idioms)
stand between=間に立ちはだかる、介在する

日本語訳 by 音時


R-3117858-1582305636-1126

 全盛期のジャーニーは、"Wheels In The Sky"や"Don't Stop Believein’""Who's Crying Now""Separate Ways"あたり、スケールの大きな曲が何曲かあって、それ以外に疾走感ある曲、ハードな曲、バラードがあるといった感じで受け止めてました。

 それでいうと、アルバム"Raised On Radio"は「スケールの大きな曲がない」、なんかジャーニーらしくないなあ、と当時は受け止めてました。確か、国内盤発売前に輸入盤を買って数回聴いた僕は、友だちに"うーん、ジャーニーの新作は個々に聴くといい曲はそれなりにあるけど、アルバムとして聴くとイマイチ"というような感想を話したような記憶があります。(余計なこと言うヤツですね)

71I1R01mXPS._SS500_


◆この"Girl Can't Help It"はイントロから歌の始まる部分あたりを初めて聴いたときは「歌謡曲かよ」って思いました 苦笑。
 でもコーラスが入ってくると、「ああジャーニーだなあ」と...終わり方もコーラスでフッと消えるところはちょっとカッコいい歌です。(アルバムだと、この次の曲"Positive Touch"がうって変わる"ハネるリズム"なのがなかなかよいです)

若者の人生や恋を応援する歌を歌ってたジャーニー(僕のイメージです)が、年相応に大人の恋愛を歌った曲を歌ったという印象でした。

実は"Girl Can't Help It"の歌詞を味わったのは今回の和訳作業で初めてでした。このフレーズは単独だと意味を把握しづらいと思いますが、全体の物語のなかでは、心のすれ違う2人。それを彼女も、彼も"どうすることもできない"って意味なのだろうと思いました。
 彼女は電話で彼のことを思ってる"She tells him that she still cares"と言っていますが、お互いにもう少し踏み込んだ愛の確認が必要だったのかななんて思います。彼も"彼女はそういう人だから…"と自分を納得させてしまう。彼女はもっと直接的な愛情表現をする相手が良かったのかな…。

この曲は"僕"が主人公の一人称ではなく、前半は"彼女"と"彼"の三人称を第三者的立場から歌っていますが、最後には"きみ"と"彼女"になってますね。目の前にいる"きみ"(彼)と"彼女"の関係を歌ってる。
 きみが気づくのを待っているのかな。最後に"愛ときみの間には何もないんだよ"=きみの愛を邪魔するものは何もない⇒"どーんと行け!"ですかね(笑)


◆これ、米国でのシングルジャケットなんですね。なんか池上遼一さんのタッチに似てるな。

R-2573807-1581543621-8155


◆"Girl Can't Help It"が最高位17位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending 1st November, 1986
TW LW TITLE Artist (Label)- Weeks on Chart (Peak To Date)

シンディが1位。ティナが2位。ロバート・パーマー、ボストン、ヒューマン・リーグが続きます。翌週はボストンが1位になります。マドンナのアルバム表題曲"True Blue"は勢いありましたが3位止まりでした。
9位エディ・マネーはロニー・スペクターの"Be My Little Baby~♪"の出演が話題になりました。10位はリサ・リサ&カルト・ジャム。このときはまだ"with Full Force"が付いていました。(次作から独り立ちで全米No1を出します)

1 1 TRUE COLORS –•– Cyndi Lauper (Portrait)-10 (2 Weeks at #1) (1)
2 2 TYPICAL MALE –•– Tina Turner (Capitol)-10 (2)
3 4 I DIDN’T MEAN TO TURN YOU ON –•– Robert Palmer (Island)-12 (3)
4 6 AMANDA –•– Boston (MCA)-6 (4)
5 9 HUMAN –•– The Human League (A&M)-8 (5)


6 13 TRUE BLUE –•– Madonna (Sire)-5 (6)
7 3 WHEN I THINK OF YOU –•– Janet Jackson (A&M)-13 (1)
8 10 SWEET LOVE –•– Anita Baker (Elektra)-12 (8)
9 15 TAKE ME HOME TONIGHT –•– Eddie Money (Columbia)-12 (9)
10 8 ALL CRIED OUT –•– Lisa Lisa & Cult Jam With Full Force (Columbia)-15 (8)

17 19 GIRL CAN’T HELP IT –•– Journey (Columbia)-10 (17)



◆ライヴでの"Girl Can't Help It".やっぱりスティーヴ・ペリーの高音がいいな。



◆アルバムA面2曲目はこの"Positive Touch".オープニングの"Girl Can't Help It"がコーラスで終わった次にハネるようなリズムが始まります。好きだったなあ。



◆こちらもアルバムから。"Suzanne"...最初におとなしくつぶやくように始まりますが、"スーザン!行かないでよ"と呼びかける声が明るい。きっとスーザンは行かないはず...。