(1976年日本武道館)

オリビアの曲を聴くと、その頃の“僕“も思い出したりします。
やはり“そよ風の誘惑”で僕はオリビアを好きになりました!

でも…まだ1975年にはラジオ番組「全米トップ40」を聴いてなかったから、どうしてこの曲を好きになったのか???

思い出を辿っていったら、たぶんだけど、小学校のとき身体が僕なんかより一回り大きく、育ちも早かった“アベちゃん”から、この曲良いから聴いてみなよ!と聴かされたような気が…(^_^;)。
 で、LPレコードも借りて聴いたところ、「いいね!」となって、なんだか小学生の身内でオリビアファンクラブが結成されたような感覚が…。

◆で、そこからなのですが、とにかくオリビアはLPをレコードの発売が半年に1枚!と早かった。今調べてみたら、米国での発売時期は、ここからほぼ半年に1枚ペース。

“Have You Never Been Mellow” 1975年2月リリース
”Clearly Love“  1975年9月リリース
“Come On Over”  1976年2月リリース
“Don't Stop Believin'”  1976年10月リリース
“Making a Good Thing Better” 1977年6月リリース
“Greatest Hits ONJ ” 1977年
…このあとは、1978年 4月に“Grease”のサントラになります。

小学生のお小遣いでは追いつくはずありません!(^_^;)
どれも誰かが買って、それを借りた覚えはありますが、僕がようやく購入できたのは、ジャケットに大きく「O.N.J」のアルファベットの入ったオリビアのベスト盤。国内では「詩小説」というタイトルだったのを覚えています。

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◆この曲“Let It Shine”はアルバム「クリアリー・ラヴ」からの2ndシングル。カントリー調の明るいオリビアの歌声が聞けました。
 この「クリアリー・ラヴ」が1stシングルが「秋風のバラード」でアルバムジャケットが「秋冬服のオリビア」であって、その次のアルバムが「水の中の妖精」で水のなかに入って顔を出している夏オリビア。そして次はまた爽やかな秋服で「たそがれの恋」。

 半年ごとにリリースされるアルバムをとても買うことのできない少年でしたが、オリビアは、半年に一回、コスチュームを着替えて僕らの前に登場して、いつも素敵な歌声を聴かせてくれた憧れのお姉さま、だったなあ…。

LetIt Shine


Songwriter(s) Linda Hargrove

Released in 1975
US Billboard Hot100#30
From the Album “Clearly Love”

*原詞の引用は太字

A woman needs attention like the flowers need the sun
Without that attention, a woman feels undone
Now I'm like a flower that's been standin' in the rain
Hopin' and a-prayin' that the sun would shine again

花に太陽が必要なように  女性は注目してほしいのよ
気にかけてくれないと  やるせなくなっちゃうの
いまの私 雨の中で濡れてたたずんで 咲いてる花みたい
太陽がまた輝いてくれるように願って祈ってる

Is there anybody out there who can shine?
Anytime would be fine
Is there anybody out there who can glow
And would like to see a little flower grow?
Shine on me, let it shine

誰かキラキラ輝いてる人はいない?
私はいつでもいいんだから
誰か心から輝いてる人はいない?
小っちゃな花が育つのを見たくないかしら?
私に輝いてほしい  そして私を輝かせて

A woman needs a lovelight to keep her body warm
You know without that lovelight, well a mind can do her harm
Now that light's gone out for me and I'm standin' in the dark
Hopin' and a-prayin' just to see a little spark

女性は身体を温めるために 愛の明かりが必要なの
愛の明かりがなければ  心に傷を負ってしまうのよ
今 その光は消えて 私は暗闇の中に立ちつくしてる
ちょっとの火花でもかまわない そう願って祈ってる

Is there anybody out there who can shine?
Anytime would be fine
Is there anybody out there who can glow
And would like to see this woman's lovelight show?
Shine on me, let it shine

キラキラ輝いてる人 誰かいない?
いつでも私は大歓迎なの
心から輝いてる人  誰かいない?
ここにいる女性の愛の光をみたくはないかしら?
私に輝いて   そして私を輝かせてほしいのよ

Is there anybody out there who can shine?
Anytime would be fine
Is there anybody out there who can glow
And would like to see a little flower grow?
Shine on me, let it shine

誰かキラキラ輝いてる人はいない?
私はいつでもいいんだから
誰か心から輝いてる人はいない?
小っちゃな花が育つのを見たくないかしら?
私に輝いてほしい  そして私を輝かせて


日本語訳 by 音時

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◆繰り返されるコーラス歌詞で出てくる“shine”という言葉と“glow”という言葉。
両方とも日本語に直すと「輝く」ですが、意味合いは下記のような違いがあるようです。

'shine' は表面がきらきらと光るような輝き
“glow'は内面から明るさが光るような輝き

うーむ、なるほど。そうすると、
1回目“shine”=見た目がキラキラしている人
2回目“glow”=ひとの内面が輝いてる人
ってことなんだな。見た目だけでなく心まで輝いている人をほしいと、そういうことじゃな。

って、そんな素敵な人そんじゅうそこらにいない!
贅沢だ、どこかで妥協してくれ!(怒)

…と今さらオリビアになんてことを言うんだ…(^_^;)。



◆これは貴重映像。オリビアがアンディ・ギブとアバのメンバーと一緒にビーチ・ボーイズのナンバーを歌ったりしています。