「シェリーに口づけ」でミッシェル・ポルナレフを知りましたが、フランス語の意味がわからないので、“きっとシェリーにキスしたいって歌ってるのかな“と解釈して聴いていました。

 同じようにこの曲も“愛にも休日が必要だ”(愛も休み休みする必要がある?)というように、邦題から意味を類推するしかありませんでした(^_^;)。

◆でも2018年の“TAP the POP”さんのこちらの記事を見て…おおっそういう意味の曲なんだ、と改めてこの曲の凄さを思いました。
 
 ミッシェル・ポルナレフの「愛の休日」で衝撃を受けたユーミンが身につけた視点と浮遊感

はい、こちらの記事を読んで皆さんも感動してください!

ユーミンの“ベルベット・イースター“
空がとってもひくい…天使が降りてきそうなほど…も「愛の休日」の影響なのかな…。


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◆取り急ぎ…邦題に「愛の」が付くのは、日本のレコード会社さんのポルナレフのイメージ戦略として、この曲のタイトルは「Holidays」=休日、なんですね。

 休日に、空から俯瞰して見た地球(地上)=鳥の目を持って見た人間社会、というところなのでしょうか。

和訳が「仏→日」で僕にはできないので、Google翻訳さんの力をお借りしました。


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Written-By – J.L. Dabadie, M. Polnareff

Released in 1972
France Single Chart#4

*原詞の引用は太字

Holidays, oh holidays
C'est l'avion qui descend du ciel
Et sous l'ombre de son aile
Une ville passe

Que la terre est basse
Holidays

休日 ああホリディ
空から降りてくる飛行機です
そして彼の翼の影の下
都市が通り過ぎます

地球が低いこと
ホリディ

Holidays, oh holidays
Des églises et des HLM
Que fait-il le Dieu qu'ils aiment?
Qui vit dans l'espace

Que la terre est basse
Holidays

休日 ああホリディ
教会と公団住宅
彼らが好きな神は何ですか?
宇宙に住んでいる人

地球が低いこと
ホリディ

Holidays, oh holidays
De l'avion, l'ombre prend la mer
La mer comme une préface
Avant le désert

Que la mer est basse
Holidays

休日 ああホリディ
飛行機の影は海を取ります
序文のような海
砂漠の前

海が低いこと
ホリディ

Holidays, oh holidays
Tant de ciel et tant de nuages
Tu ne sais pas à ton âge
Toi que la vie lasse

Que la mort est basse
Holidays

休日 ああホリディ
空とたくさんの雲
あなたはあなたの年齢で知りません
あなたはその人生を疲れさせます

その死は低い
ホリディ

Holidays, oh holidays
C'est l'avion qui habite au ciel
Mais n'oublie pas, toi si belle
Les avions se cassent

Et la terre est basse
Holidays

休日 ああホリディ
天国に住んでいるのは飛行機です
しかし 忘れないでください
あなたはとても美しいです
飛行機が壊れます

そして 地球は低いです
ホリディ

(Words and Idioms)
HLM=「低家賃住宅」は、フランス、スイス、アルジェリア、セネガル、カナダのケベック地方において「HLM」としてく知られており、低家賃住宅機構により運営されている。

日本語訳 by Google翻訳

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◆おおまかに 歌詞は5番まである、として、

(1番)出だし 
主人公が飛行機から町を見下ろす風景
意外と地上を近く感じてる?
ところでこの飛行機は?
旅客機? 
それとも戦闘機?
(ベトナム戦争の時代ですよね)
そのなかの「休日」って? 

(2番)
教会と安い家賃の住宅が見えたことから
神について考える
神は地上にいるの?
それとも宇宙人?

(3番)
海が見えた
海や自然について考える
海は「砂漠の前」?
海も砂漠も同じ自然ってこと?

(4番)
若者と会話?
長く生きなきゃわからないこともある
人生は楽しいことばかりじゃない?
死も身近にあるのだ

(5番)
そして飛行機に
飛行機は文明?
飛行機だって壊れる
きみは美しい
大切なのは◎◎◎…

ということを考えたりする、
つかの間のホリディ、というところなのかな。





◆天地真理さんの日本語カバー。これはこれで素敵です。