“フー・イズ・ジョーニー?”のコーラスの楽しいこの曲。
兄妹グループの“Debarge”からリード・シンガーのエル・デバージのソロで、全米3位のヒットになりました!
 エルはデバージ10人兄妹(13人説あり)の5番目。マイケルの後継者としても注目されていましたね。

◆上のビデオからもわかりますが、この曲は1986年のSFコメディ映画「ショート・サーキット(Short Circuit)」の挿入歌になっていて、PVにも映画の面々が登場します。ステファニー役のアリー・シーディ(Ally Sheedy)もとってもチャーミング。 

(映画ショート・サーキット)Wikipediaより:
『ショート・サーキット』(Short Circuit)は、1986年製作のアメリカ映画である。ジョン・バダム監督。偶然人工知能の中に感情が芽生えたロボットの逃走と、彼をかくまう人々の友情および、彼らとロボットを回収・破壊しようとする企業との対決が描かれる。

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◆この曲は映画のために、ピーター&イナ・ウルフ夫妻が書き下ろしたもののようですね。エル・デバージは、この曲がグループで歌っている普段の仕事と違いすぎることを懸念していましたが、映画とのタイアップが彼のデビュー・アルバムにポジティブな宣伝をもたらす可能性があると考え、挑戦することになりました。映画のキャストと絡んだ、楽しいビデオになりましたね!


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Writer/s: INA WOLF, PETER F. WOLF
Publisher: Universal Music Publishing Group

Released in 1986
US Billboard Hot100# 
From the Album “El DeBarge”

*原詞の引用は太字


There she goes and knows I'm dying
When she says, "Who is Johnny?"
Games with names that girl is playing
All she says is, "Who is Johnny?"

ほら 彼女が行くよ 
僕が死にそうなのをわかってるのに
こう言うのさ “ジョニーって誰?”
その娘がやってるゲームの名前
決まってこう言うんだ
“ジョニーって誰?”って

I try to understand because I'm people too
And playing games is part of human nature
My heart's in overdrive
It's great to be alive

僕もそんな人間だからわかろうとするんだ
ゲームが好きなのは人間の習性の一部だしね
ハートのドキドキが止まらない
生きてるって最高だよね

"Who's Johnny?" she said
And smiled in her special way
"Johnny," she said
"You know I love you"
"Who's Johnny?" she said
And tried to look the other way
Her eyes gave her away, all right

彼女は“ジョニーって誰?”ってつぶやいて
特別な笑顔を見せてくれるんだ
“ジョニー…?”って
“ジョニーって誰?”だってさ
そうしてあっちの方を見ようとするけど
その瞳が気持ちを語ってるんだ そうさ!

She makes sure, I see her teasing
Hear her say, "Who is Johnny?"
There's no way to take this easy
Hear her say, "Who is Johnny?"

確認しようとして からかってるんだよ
だって彼女が言うんだ “ジョニーって誰?”
気楽に聞き逃したりなんてできないよ
だって聞こえるんだ“ジョニーって誰”って

I really couldn't help but fall in love with her
Her being there has made my life worth living
I knew it from the start
That I would lose my heart

そりゃあ 絶対に  “惚れてまうやろ〜!”
彼女がいるだけで 僕の人生素敵になるんだ
最初からわかってたことさ
きっと心を奪われちゃうって

"Who's Johnny?" she said
And smiled in her special way
"Johnny," she said
"You know I love you"
"Who's Johnny?" she said
And tried to look the other way
Still pretending

“ジョニーって誰?” 彼女が言うんだ
スペシャルな笑顔を見せてくれるんだ
“ジョニー…?”って
“ジョニーって誰?”だってさ
そして あっちの方を見ようとするんだ
わざとやってるのさ

"Who's Johnny? Who's Johnny?" oh
"Who's Johnny? Who's Johnny?" oh, no, no, no
I don't believe it
"Who's Johnny?" she said
And tried to look the other way
Eyes gave her away

“ジョニーって誰?”って言うんだ
もう信じられないよ
気にしないふりをしてるけど
彼女の目が語ってるんだ

(Girls like her) are very special
Girls (like her) don't rest
'Til you too are a believer
'Til you too have caught their fever

(彼女みたいな女の子)特別に可愛いんだ
(彼女みたいな子は)休ませてくれないよ
きみが信じられるようになるまでは
きみが男の子にモテモテになるまで続くんだ

"Who is Johnny?"

“ジョニーって誰?”って

There she goes and knows I'm dying
When she says, "Who is"
"Who's Johnny?" she said
And smiled with some other guy
"Johnny," she said
"I don't remember"
"Who's Johnny?" she said
And turned the other way
Eyes gave her away

もうわかってるくせに
“ジョニーって誰?”ってさ
他のヤツに笑いかけて
“ジョニーって…”
“…忘れちゃった、誰だったっけ?”
あっちを見る彼女
その瞳を見りゃわかるよ

"Who's Johnny? Who's Johnny?"
"Who's Johnny? Who's Johnny?" 
she said, "I don't remember"
"Who's Johnny?" she said and turned the other way
Left me standing there

"Who's Johnny? Who's Johnny? Who's Johnny?"
"Who's Johnny? Who's Johnny? Who's Johnny?"
"Who's Johnny? Who's Johnny? Who's Johnny?"
Left me standing there

“ジョニーって誰”?
僕を困らせる彼女

"Who's Johnny? Who's Johnny? Who's Johnny?"
"Who's Johnny? Who's Johnny? Who's Johnny?"
"Who's Johnny? Who's Johnny? Who's Johnny?"

“ジョニーって誰”?
いつまで続くんだいこのゲームは

"Who's Johnny? Who's Johnny? Who's Johnny?"
"Who's Johnny? Who's Johnny? Who's Johnny?"
"Who's Johnny? Who's Johnny? Who's Johnny?"
"Who is Johnny?"

“ジョニーって誰?”

(Words and Idioms)
give away=明らかにする、公開する
tease · 〔しつこい〕いじめ、からかい · ふざけてからかう

日本語訳 by 音時

自分のことを知ってるはずなのに、意中の彼女が「○○なんて人いた?」なんて呟いてるのを聞いたら、「それ僕です!」って言いそうになりますよね。
この彼女、わかっててそんなフリ(^_^;)。
男心をもてあそぶ悪い娘です!

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◆運搬車を奪ったロボット“ナンバー5”がラジオから流れる“Who's Johnny?”にノリノリになります(^_^;)。映画の最後には自分で名前を“ジョニー5”と名乗るようになるようですね!



◆この曲がチャートで最高位を記録した週の全米ビルボードチャートを見てみましょう。
US Top 40 Singles For The Week Ending 5th July, 1986
TW LW TITLE Artist (Label)- Weeks on Chart (Peak To Date)

ビリー・オーシャンの泣かせるバラードが首位。2位がシンプリー・レッド。エル・デバージは6→3位のアップですから、翌週はひょっとして首位?も考えられましたが、翌週はシンプリー・レッドが1位、2位はジェネシスが6→2位にアップ。「Who's Johnny?」は残念ながら5位に後退…となりました。

1 2 THERE’LL BE SAD SONGS –•– Billy Ocean (Jive)-12 (1 Week at #1) (1)
2 4 HOLDING BACK THE YEARS –•– Simply Red (Elektra)-14 (2)
3 6 WHO’S JOHNNY –•– El DeBarge (Gordy)-11 (3)
4 5 NO ONE IS TO BLAME –•– Howard Jones (Elektra)-13 (4)
5 9 NASTY –•– Janet Jackson (A&M)-8 (5)

6 8 INVISIBLE TOUCH –•– Genesis (Atlantic)-6 (6)
7 3 CRUSH ON YOU –•– The Jets (MCA)-13 (3)
8 1 ON MY OWN –•– Patti LaBelle & Michael McDonald (MCA)-16 (1)
9 10 SLEDGEHAMMER –•– Peter Gabriel (Geffen)-9 (9)
10 14 DANGER ZONE –•– Kenny Loggins (Columbia)-9 (10)