（Russ Ballard）

Released in 1970
US Billboard Hot100＃7
From The Album“Naturally”

＊原詞の引用は太字


I won't ever leave
If you want me to stay
Nothing you can do
That will turn me away

"あたし離れない
 あなたがいてくれと望むなら
 私に後ろを振り向かせるなんて
 誰にだってできないのよ"

Hanging on anyway
Believing the things you say
Being the fool

すがってたんだ とにかく
きみが言ったことを信じてた
僕は愚かだったんだ…

You've taken my life
So take my soul
That's what you said
And I don't believe it all

"あなたに人生を捧げたの
 だから魂まで奪ってよ
それはきみが言った言葉
僕はもう信じないよ…

I want to be with you
Long as you want me to
But don't fool away

"あなたと一緒にいたいの
 あなたがそう望むなら"
だからもう僕を騙したりしないでくれ

Ain't that what you said?
Ain't that what you said?
Ain't that what you said?

そう言ってたじゃないか？
きみが言ってたはずさ
そう言ってたのはきみだよね？

Liar

Liar, liar

嘘つき

嘘つき　嘘つき…

We have seen no night
We have seen no day
Here I am with you
Don't you want me to stay?

"私たちには夜はいらないわ
 私たちには昼間も関係ない
 こうして私がここにいるでしょ
 私にいて欲しくないの？"

You cannot believe in me
I won't be leaving
I won't let you go

"あなたが私を信じられなくても
 私は去ったりしない
 あなたを離したりもしないわ"

Ain't that what you said?
Ain't that what you said?
Ain't that what you said?

そう言ってたよね？
きみそう言ってたよね？
きみがそう言ってたんだよね？

Liar

Liar, liar

Liar

嘘つき

嘘つき、嘘つき

嘘つき

You've taken my life
So take my soul
That's what you said
But who are we to know?

"あなたに人生を捧げたわ
 魂も奪ってちょうだい"
きみそう言ってたよね
でもそれじゃ僕たちって何？

I want to be with you
Long as you want me to
But don't move away

"あなたと一緒にいたいのよ
 あなたがそう思ってくれるなら
 だから 行かないでちょうだい…

Ain't that what you said?
Ain't that what you said?
Ain't that what you said?

そう言ってたじゃないか？
きみが言ってたはずさ
そう言ってたのはきみだよね？

Liar
Liar, liar

嘘つき 嘘つき
嘘つき
．．．


日本語訳 by 音時




うーん、いい曲かと言われると…でも"しぶい曲"でしょ？(^-^;）
"ライアー！"でビックリした人いませんか？
こういう曲があるのも３人のリード・ヴォーカリストを擁してるスリー・ドッグ・ナイトの魅力です。

うーん、でもこの２人に第三者的に関わるのであれば、彼女の言い分も聞いてみたいところだなあ。「嘘つき！」と言われて「はい、そうでございます」と開き直るのでしょうか。それとも、男の方が被害妄想ということはないのだろうか…。（そんなのどうでもいいじゃん！）

◆スリー・ドック・ナイトには３人の男性ボーカルがいて、ダイナミックに歌うのがヒゲのチャック・ネグロン、甘いルックスなのがコリー・ウェルズ、そして眉毛が濃くて、もみあげ長いのがダニー・ハットン。この曲"ライアー"はダニーがリードを取ります。

 チャックは現在、グループを脱退（解雇？）していて個人で活動。スリー・ドッグ・ナイトとしては、ボーカルはコリーとダニーの２枚看板で活動を続けてきましたが、2015年10月にコリーが死去（R.I.P…）。

　現在は、ダニーを中心にコンサートを続けているようですね。オフィシャルHPをみたら、11月まで全米公演スケジュールが決まってました。（頑張るなあ）





◆この曲"Liar"はラス・バラード（Russ Ballard）の作品。ラス・バラードがグループ"Argent"でリリースした曲のカバーなんですね。ラス・バラードの作品と言えば僕がこれまで訳した曲だと…

"New York Groove"
"You Can Do Magic"
"Winning"
"God Gave Rock and Roll to You"
などがありますよ。

◆“Liar”が最高位7位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending 28th August, 1971

ビージーズの「傷心の日々」が1位でジョン・デンヴァーの「故郷に帰りたい」が3位からワンランクアップで2位。
いよいよ次週はジョンが…と思わせておいて、なんとこの週12位のポール＆リンダ・マッカートニーの「アンクル・アルバート/ハルセイ提督」が大ジャンプアップの1位になります。スリー・ドッグ・ナイトも10→7位と悪くないチャートアクションでしたが翌週すでに後退。10位はこれも大ジャンプアップしたダニー・オズモンド「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」。ポールの次のNo1曲です。

-1 1 HOW CAN YOU MEND A BROKEN HEART –•– The Bee Gees
-2 3 TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS –•– John Denver
-3 8 SIGNS –•– Five Man Electrical Band 
-4 4 MERCY MERCY ME (The Ecology) –•– Marvin Gaye
-5 2 MR. BIG STUFF –•– Jean Knight

-6 6 SWEET HITCH-HIKER –•– Creedence Clearwater Revival 
-7 10 LIAR –•– Three Dog Night 
-8 12 SMILING FACES SOMETIMES –•– The Undisputed Truth
-9 14 SPANISH HARLEM –•– Aretha Franklin
10 24 GO AWAY LITTLE GIRL –•– Donny Osmond 







◆こちらのライヴは80年代になってからのもののようですね。



◆こちらがオリジナル。アージェント（Argent）の"Liar"。




◆こちらはクイーンの"Liar"（同名異曲）。デビューアルバム「戦慄の王女（Queen）」から。