LP「つづれおり」の好きなのはA面、だけど個々の曲だけでいったらB面の方が名曲が多いと思います。この曲も珠玉の一曲。聴けば聴くほど味がわかる曲です。

 “Will you still love me tomorrorw?”って愛し合っていても、心のなかでどうしてもそう考えてしまう、つぶやきなんだろうな…。この幸せを100%信じちゃいけないという…。

 バック・ボーカルの男性の声は聞けばわかりますね…ジェイムス・テイラーです。


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(Gerry Goffin、Carole King)

Released in 1971
From the Album “Tapestry”

*原詞の引用は太字


Tonight you're mine completely
You give your love so sweetly
Tonight the light of love is in your eyes
But will you love me tomorrow?

今夜 あなたはすっかり私のもの
とっても優しい愛をくれるあなた
今夜 あなたの瞳に愛が光ってる
だけど明日も私を愛してくれますか?

Is this a lasting treasure
Or just a moment's pleasure?
Can I believe the magic of your sighs?
Will you still love me tomorrow?

この宝物のような瞬間は永遠なの
それともただの つかぬまの喜び?
あなたの ため息の魔法を信じられる?
あなたは明日も私を愛してくれますか?

Tonight with words unspoken
You say that I'm the only one
But will my heart be broken
When the night (When the night)
Meets the morning sun? (Meets the morning sun?)

今夜は何をしゃべらなくても
あなたは私だけって教えてくれる
だけど私の心はくだけそうよ
夜が明けたら…(夜が明けて)
朝陽を見るころには…

I'd like to know that your love
Is love I can be sure of
So tell me now and I won't ask again
Will you still love me tomorrow?
Will you still love me tomorrow?

できたら知りたいの
あなたの愛を信じてもいいのか
だからいま教えてほしい 一度だけ聞くから
明日も私を愛してくれますか?
明日になってもまだ私を愛してくれますか?

日本語訳 by 音時


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◆キャロルのこの曲はセルフカバーであって、ソングライターチームの(ゴーフィン/キング)としては、1960年に女性コーラスグループ「シレルズ(Shirelles)」にこの曲を提供していて、この曲実は1961年1月に2週間に渡って全米1位を獲得しているんですね。

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  ジェリー・ゴーフィンの回想が僕の持っている本「文藝別冊 キャロル・キング」(河出書房新社)に掲載されていました。
 それによると、キャロルが「シレルズに歌ってもらうのにピッタリなメロディを作ったので歌詞をつけて」とジェリーに置き手紙とテープレコーダーが置いてあったそうです。

 こうした女性のコーラスグループのスタイルがヒットするようになったのはシレルズのこの曲から…のようですね。このあと、マーヴェレッツやシュープリームスなどが続いていきます。また、ゴ−フィン=キングのコンビにとっても初めての全米No1曲となった曲がこの曲です。
(ジェリーはこれまで、作詞家と化学者の二足のわらじ状態で曲を書いていたようですが、この曲の大ヒットにより化学者を辞めて、自分の仕事を作詞の方に絞ったようですよ)

しっとりと歌いあげるキャロルのバージョンと違って、明るいコーラスなのが逆に哀しみを深くする感じがしないでもないですね…。




◆ところでこの曲、歌詞では“Still”が入っているんだけど、どうしてタイトルでは“Still”を省いて“Will You Love Me Tomorrow”なんだろう…。