ムック“AOR AGE”(シンコー・ミュージック)の最新号(Vol.25)
2022年5月1日発売の特集は
…ピーター・セテラ!
シカゴの元ヴォーカリスト「ピーター・セテラ」。彼の声も独特ですよね。
ピーター本人のインタビューはありませんが、アルバム「Solitude/ Solttaire」をプロデュースしたマイケル・オマーティアンや、バンドのギタリストへのインタビュー、また、実弟のミュージシャンのインタビューも面白かったし、彼のSide Worksの紹介を読み、あらためて功績を認識したり…。
この曲のバック・ボーカルをピーターがしていたという情報にもびっくり(゚д゚)!
ご興味のある方は、無くなってしまう前にお買い求めください。
(こちらから)
彼のソロは僕のブログでもそれなりに取り上げてきたつもりだったのですが、調べてみたらこの名曲の和訳記事がまた掲載していませんでした!(和訳はずいぶん昔にやっていましたが)
Songwriters
CETERA, PETER P. / NINI, DIANE / FOSTER, DAVID WALTER
Lyrics © Universal Music Publishing Group, Peermusic Publishing, EMI Music PublishingReleased in 1986
US Billboard Hot100#1
From The Album"Solitude/Solitaire."*原詞の引用は太字
Tonight it's very clear
as we're both lying here
There's so many things I wanna say
I will always love you
I will never leave you alone
今夜はっきりわかったよ
こうして二人 横になって寄り添ってると
たくさん言いたいことがでてくるんだ
僕はいつだってきみを愛してる
きみを決してひとりにしない
Sometimes I just forget
Say things I might regret
It breaks my heart to see you crying
I don't wanna lose you
I could never make it alone
ときどき忘れてしまうんだ
後悔するかもしれないことを言ってしまう
きみが泣くのを見るのは心が痛いんだ
きみを失いたくない
ひとりじゃやっていけなかった
'Cos I am a man who will fight for your honor
I'll be the hero that you're dreaming of
Gonna live forever
knowing together That we did it all
for the glory of love
だって僕はきみの名誉のために立ち上がる男
きみが夢見るヒーローになろう
僕らは永遠に生き続ける
きみと一緒に理解してる
すべては愛の栄光のためにあるんだ
You keep me standing tall,
you'll help me through it all
I'm always strong when you're beside me
I have always needed you
I could never make it alone
きみは僕を支え続けてくれる
最後まで見届けてくれる
きみがそばにいれば僕はいつも強くいられる
いつだってきみが必要だった
ひとりじゃやっていけなかった
'Cos I am a man who will fight for your honor
I'll be the hero that you're dreaming of
Gonna live forever knowing together
That we did it all for the glory of love
僕はきみにふさわしい男になるよ
きみが夢見るヒーローになれるように
そして永遠に生き続けよう
きみと一緒に
すべては愛の栄光のためにあるってことを
理解しあって
Just like a knight in shining armor
From a long time ago
Just in time I'll save the day
Take you to my castle far away, yeah yeah
とても昔の時代に活躍した
銀の鎧に包まれた騎士のように
すんでのところできみを救うんだ
彼方にある僕の城に連れていくんだ yeah yeah
I am the man who will fight for your honor
I'll be the hero that you're dreaming of
Gonna live forever knowing together
That we did it all for the glory of love
I am the man who will fight for your honor
I'll be the hero that you're dreaming of
Gonna live forever knowing together
That we did it all for the glory of love
きみの名誉のために僕はたたかう
きみが夢見るヒーローになってやる
ともに生きていこう
ふたりとも心に刻もう
僕らは愛を大切にして
その栄光のために生きるんだ
(Words and Idioms)
save the day =危機を救う。勝利をもたらす。成功をもたらす
just in time=ぎりぎり間に合う、ちょうど良い時に
日本語訳 by 音時
愛の栄光や名誉のために戦う…って感覚はちょっと僕には大げさな感がするのですが、愛や物事に取り組む際の誠実な姿勢が大切なんだってことかなと思っています。
ちなみにこの曲のシングルジャケットにおじいさんとハチマキ男子の写真が写っていますが、はい、そうなんです。この曲は映画「The Karate Kid PartⅡ」=The Moment of Truth Part II(邦題「ベスト・キッド2」)の主題歌にもなりました。
映画「Karate Kid」シリーズはテレビ(地上波)でも深夜枠などでたまに放映されますね。僕も録画して見たことがあります。「PartⅡ」は舞台を師匠ミヤギの故郷「オキナワ」に移します。(撮影は沖縄ではなく、アメリカやフィリピンで行われたようです)
ちなみにこの曲のシングルジャケットにおじいさんとハチマキ男子の写真が写っていますが、はい、そうなんです。この曲は映画「The Karate Kid PartⅡ」=The Moment of Truth Part II(邦題「ベスト・キッド2」)の主題歌にもなりました。
映画「Karate Kid」シリーズはテレビ(地上波)でも深夜枠などでたまに放映されますね。僕も録画して見たことがあります。「PartⅡ」は舞台を師匠ミヤギの故郷「オキナワ」に移します。(撮影は沖縄ではなく、アメリカやフィリピンで行われたようです)
◆ピーターは映画音楽の依頼があって、そのイメージを元に、デヴィッド・フォスターと、ピーターの当時の奥様であるダイアン・二二と一緒にこの曲を書きました。でも「AOR AGE」のマイケル・オマーティアンのインタビューによると、ピーターらが提出してきた“Glory Of Love”はまだ完成度が低かったので、マイケルが書き足した…といいます(驚)。でも作者クレジットに名前が載らなかったのをちょっと腹を立てているような…(^_^;)
◆最近のライヴ。ストリングス入ります。
◆「The Karate Kid 2」のシーンより。
コメント
コメント一覧 (18)
そうなんですよ。セーラの訃報を聞いた時はショックでした…
ラジオに始まり、セーラとマイケル富岡が司会をしてたMTVとベストヒットUSAは毎回かかさず観てました。まさに黄金の80年代洋楽です。私は今でも抜け出せずにいます。
https://nandemokou.exblog.jp/16353849/
私はまだ子どもだったんで、あんまり覚えてないですが、雑誌はFMステーションとかFMファンとかあったような…
私が洋楽を聞くきっかけは、土曜日の午後に放送してたFM大阪の「ダイヤトーン ポップス ベスト10」で「セーラ•ロウエル」がパーソナリティだった時です。懐かしいです!
私もカセット録音してた時代を経験してますが、「エアチェック」という言葉は初めて知りました。
関係ないですが、ピーターが私の母と同い年と知り驚きました!
いい曲だ。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
ピーター・セテラのグローリーオブ・ラブを聴きいて、このページに来ました。違うサイトの和訳より、こちらが、しっくりしました。
ピーターセテラはシカゴの頃からのファンで、この曲は好きですが空手キットの主題歌だと知ったのは数年後でした。25年前程前(^^)当時、国際結婚で外国に住んでいて再放送で観た時でした。旦那と観たのですがストーリーが自分と重なり恥ずかしい変に嫌な気分になったところに、あの名曲が流れてきました!以来、映画のイメージが強くなり聴きませんでしたが、ふと(懐メロの域ですが) 聴いてみたくなりました。作曲に纏わる、お話しも良かったです。
これからも新旧の洋楽和訳、楽しみにしています♪
「最近のライブ」の歌声を聞いて、高い音域がキツくなったなと感じました。誕生日を調べたら、1944年9月13日生まれの77歳。(まあ、よく頑張っていると思います)
テリー・キャスが不慮の事故で亡くなってから、「シカゴ」の顔としてよく支えてくれました。ソロになってこの曲がヒット、ファンとして素直にうれしく思います。
80歳になっても、「愛の栄光のために」歌い続けてほしいものです。
そのため、当時の留学生のなかには、この映画のおかげでかなり迷惑をこうむったって人もいたそうです。
「日本の家の前には鳥居が立っているのか」とか、台風で家が崩壊するシーンでは、「日本の家はあんなに壊れやすいのか」とバカにされたりとか、挙句は「お前も着物を着て踊れ」なんて言われたとか。
当時は今とは違って情報網が発達していませんから、なかなか正確な情報が伝わらなかったんでしょうね。
そういえば、70年代・80年代・90年代の日本人に対するイメージというのは、"背が小さい""出っ歯""眼鏡をかけている""少し頭が剥げあたっている"など、散々だった様子。
「その日本人のイメージ、間違っていますよ」なんて正そうとしたら、日本の顔ともいえる「時の総理大臣」宇野宗佑がそのまんまの人だった、という笑うに笑えないジョークがありました。
ロマンスも散りばめながら、壮大な景色の中で繰り広げられる師弟愛がとても素敵でした。
ピーターの澄んだ美しい歌声がぴったり合っていて
さらに物語を盛り上げています。
撮影場所が沖縄ではなかったのですね!!
沖縄返還50周年を記念して掲載してくださったのですか?(^^)