中学校で初めてディープ・パープルの“ハイウェイ・スター”を聴き、そのスピード感!のロックに驚きました。“かっけ〜っ!”(注:当時はかっこいいものに“かっけ〜!“などという言い方はしておりませんが)。
◆はい、“ハイウェイ・スター”と言えば「ライブ・イン・ジャパン」のライブバージョンが最高なわけですが、当時の僕は「シングル」志向だったこともあり、“ハイウェイ・スター“の入っているアルバム
「マシン・ヘッド」のシングルはなんだろう?と調べたら、この“ネヴァー・ビフォア“!だったんです。
人気があってよく知られている歌は“ハイウェイ・スター”“スモーク・オン・ザ・ウォータ−”、ライブで言えば“Lazy”や“スペース・トラッキン”なわけですが、シングル!といえばこっちが先だったんですね。
確かにハイウェイ・スターのシングルジャケット(国内盤)にも“ネヴァー・ビフォア”に続く強力ヒット!とありますね。
たしかに曲の長さからしてもシングル3分30秒、アルバムでも4分とコンパクトにまとまっており、コーラスもありポップにまとまって、シングル向き。すぐに覚えて歌えるところなんか、僕はわりと好きだったな。
だけど、当時の仲間うちではやはりリッチーのギターやジョン・ロードのキーボードの見せ場がある“かっけ〜曲”が人気で、とても”“Never Before”が好きとは言いづらい雰囲気もありました(^_^;)。僕の周りだけかな。
Songwriter(s) Ian Gillan, Ritchie Blackmore, Roger Glover, Jon Lord, Ian Paice
Released in 1972
UK Single Chart #35
From the Album “Machine Head”
*原詞の引用は太字
Somebody, somebody
Come to my side
I'm tired, I'm crying
I'm sick inside
My woman, that woman
Just wasn't right
誰か 誰でもいい
オレのそばに来てくれよ
疲れちまった 泣いてるんだ
心から病んじまったよ
オレの女 あの女は
オレに合わなかったんだ
Help me now
Please, my friend
助けてくれよ なあ
お願いだから さあ
I never felt so bad before
Never, never before
サイアクな気持ちだぜ
こんなことって初めてさ
So funny, so funny
Just like a show
One name, two people
All in a row
Somebody, somebody
Someone must go
可笑しいぜ 笑うっきゃない
まるで見世物みたいだよ
ひとつの名前 ふたりの人間
あまりにも突然だったのさ
誰かしら 誰でもいい
誰かが身を引かなくちゃいけないんだよ
Help me now
Please, my friend
助けてくれよ なあ
お願いだから さあ
I never felt so bad before
Never, never before
こんなサイアクなの初めてさ
これまで絶対になかったのに
I was hurt when I was younger
By a woman who was cold
She took my name, she took my body
And she threw away my soul
若い時に傷つけられたんだ
冷たい女だったよ
アイツはオレの名前と身体を奪って
魂は投げ捨てちまったのさ…
[Guitar Solo]
I can't hide, I can't hide
My misery
I know my sorrow
Won't set me free
She did it, just see
She did it to me
隠せない 隠そうったってできない
ミジメなオレの姿
悲しみが襲ってきて
オレはがんじがらめさ
アイツだよ わかるだろ
あの女がオレをこんなにしたんだよ
Help me now
Please, my friend
たすけてくれ
おねがいだ
I never felt so bad before
Never, never before
こんなサイアクな気持ち
生まれて初めてなんだ
(Words and Idioms)
in a row=
1列に(並んで)、列を成して
連続して、連続的に、続けて、立て続けに、続けざまに
日本語訳 by 音時
◆まあ、女にフラレて恨みつらつら〜って歌ですね。
1箇所よくわからなかったのが、
One name, two people
All in a row
Somebody, somebody
Someone must go
のところです。
「たかし!」とか「まさき!」とか呼ばれて「何だよ?」と振り向いたら同じ名前の男に彼女が二股かけていた?だから誰か(オレかあいつか)身を引いて去らなきゃ(go)いけない…ってことかなと解釈しましたが…。
◆1972年6月第4週 文化放送All Japan Pop20のチャートです!
1位はアメリカ。父さん、母さんを歌った?歌が複数入っているのも時代なのかな。
“Never Before”は文化放送でも最高位33位か。シングルカット順が“Highway Star”の後だったらもう少し上位まで行ったかな?
1 名前のない馬/アメリカ
2 アイルランドに平和を/ ポール・マッカートニー&ウイングス
3 愛のコレクション / ミッシェル・ポルナレフ
4 サムディ・ネバー・カムズ / CCR
5 母と子の絆 / ポール・サイモン
6 ママに捧げる詩/ニール・リード
7 サン・オブ・マイ・ファーザー / ジョルジオ・チッコリー
8 哀しみのシンフォニー / シルヴィ・ヴァルタン
9 ファミリー・オブ・マン / スリー・ドッグ・ナイト
10 バック・オブ・ブーガルー/ リンゴ・スター
33 ネヴァー・ビフォア / ディープ・パープル
コメント
コメント一覧 (2)
「ギターソロ 練習 洋楽」で検索してみたところ、ニルヴァーナ、グリーン・ディ、オアシスあたりが目立ちました。もっと若い世代だと、日本のアーティストの方が多いんじゃないかな。(たぶんですが)
関心は、その後のスモーク・オン・ザ・ウォーターにあり失恋の曲とは思いませんでした。ギランの声がメタル過ぎるので、一層そう思うのでしょう。所で、昭和30年台生まれの人にとって、エレキでコピーするのはスモーク・オン・ザ・ウォーターの
イントロですが、今の若い人は、何をコピーするのでしょう?