バレンタイン・デー向きな1曲を…。
1970年代前半はジャクソン・ファイブ、オズモンズ、フロントにボーイソプラノで歌う可愛い少年を置いたファミリーグループが沢山活躍しました。日本ではフィンガー5も人気ありましたね。
デフランコ・ファミリーもその一つ。男3人、女2人のカナダ出身の5人組兄妹。当時13歳、フロントボーカルの一番下のトニーの人気はすごいものがありました!

この曲「Heartbeat、It's A Lovebeat」は僕はリアルタイムでのヒットは知らないけれど、「全米トップ40」のスペシャルなどで耳にして、出だしの淋しそうなフリのメロディから、コーラス部分に軽快になるのが聴いてて気持ちよく、いっぺんに好きになりました。動画がたくさんインターネットでも見られますが、トニー君かわいいもんね!
ただしデビューが13歳ですので、すぐに変声期に。その後のヒットは「アブラカダブラ」(74年32位)、「デフランコのラストダンスは私に」(74年18位)はあったもののそれ以降はヒットが出ませんでした。よく見るとハートとビートの間に❤️が入ってます!

(Michael Kennedy, Greg Williams)
Released in 1973
US Billboard Hot100#3
From The Album
“Heartbeat, It's A Lovebeat”
*原詞の引用は太字
Girl,when I'm alone with you,
I get a feelin' through and through,
Tellin' me that love is comin' on,
My head starts spinnin' round and round,
And I don't care what's up or down,
'Cause deep in my soul, I'm out of control,
When I start to hear the sound of,
ねえ きみと二人でいると
すっかりいい気持ちになれるのさ
恋が舞い降りてきた気分なんだ
僕の頭はぐるぐる回り始めたのさ
もう何が起こってても関係ない
だって心のなかで
僕はもう夢中になっちゃってるんだ
この音を初めて耳にしたときからさ...
A heartbeat, it's a lovebeat,
And a lovebeat is a good vibration,
Oh, a heartbeat it's a lovebeat,
And when we meet , it's a good sensation,
Listen to my heart pound,
Listen to my love sound,
ドキドキハートビート
これは「恋の鼓動」さ
ドキドキしてとてもいい感じなんだ
心臓のドキドキは「恋の鼓動」
僕らが出会って それは素敵な感覚なのさ
僕の心がドキドキずっと鳴ってるんだ!
その愛の奏でる音を聞いてよ!
Feel it gettin' stronger,
Can't hold back any longer,
'Cause a heartbeat, it's a lovebeat,
And a lovebeat is a good vibration,
Oh a heartbeat it's a lovebeat,
And when we meet, it's a good sensation,
Listen!
気持ちがだんだん強くなっていく
もうこれ以上は我慢できないよ
ハートビートは「恋の鼓動」さ
ドキドキしてとてもいい感じなんだ
心臓の鼓動は「恋の鼓動」
二人が出会い それは素敵な感覚なのさ
ねえ 聞いてよ!
Pictures pass before my eyes,
Like a vision in disguise,
Tryin' to explain the way I feel,
And there's a movement in my mind,
Like a rhythm counting time,
Breakin' down all my defenses,
Overcoming all of my senses,
oh
きみは僕の目の前を通り過ぎていく肖像画
幻想が形を変えて隠れてるんだ
僕の感じてることを説明しようとすると
僕の心に変化が起きるんだ
それは時を刻むリズムのようにね
僕を守っていたものがくずれ落ちて
あらゆる感覚よりも感じるものが出てくるのさ
A heartbeat, it's a lovebeat,
And a lovebeat is a good vibration,
Oh, a heartbeat it's a lovebeat,
And when we meet , it's a good sensation,
Listen to my heart pound,
Listen to my love sound,
Temperature is risin',
Girl, there's no disguisin',
that a...
もう体温は急上昇!
ねえ もう隠しておけないよ!
これはね…
A heartbeat, it's a lovebeat,
And a lovebeat is a good vibration,
Oh, a heartbeat it's a lovebeat,
And when we meet , it's a good sensation,
Listen to my heart pound,
Listen to my love sound,
ドキドキハートビート
これは「恋の鼓動」さ
ドキドキしてとてもいい感じなんだ
心臓のドキドキは「恋の鼓動」
僕らが出会って それは素敵な感覚なのさ
僕の心がドキドキずっと鳴ってるんだ!
その愛の奏でる音を聞いてよ!
(Words and Idioms)
through and through=まったく すっかり
sensation=感覚、知覚
pound=どんどん叩く 連打する
日本語訳 by 音時

★オールジャパンポップ20 1974年7月28日のチャートです。
おおっポルナレフ強い。ロコモーション、バンド・オン・ザ・ラン、名曲多い。デフランコのヒットは全米より約半年遅れで日本でもヒットしたんですね。
1 悲しみのロマンス ミッシェル・ポルナレフ
2 ロコモーション グランド・ファンク・レイルロード
3 愛は夢の中に カーペンターズ
4 バンド・オン・ザ・ラン ポール・マッカートニーとウイングス
5 ショウ・マスト・ゴー・オン スリー・ドッグ・ナイト
6 恋のハート・ビート トニー・デフランコとデフランコ・ファミリー
7 青春の旅路 アート・ガーファンクル
8 オー・マイ・マイ リンゴ・スター
9 朝日のあたる家 ジョーディー
10 天使のささやき スリー・ディグリーズ
◆デフランコ・ファミリーへインタビュー。「初めて自分たちの歌がテレビやラジオで流れてきたときどう思った?」と聞かれて、にーちゃんは「僕じゃなくてトニーに聞いてよ」と対応。たしかにファンはトニーに興味あるんだよな。この、にーちゃん偉いな。
◆トニー・デフランコへインタビュー。時代を振り返ります。
◆この曲も邦題は「恋のハートビート(Got A Hold On Me)」。フリートウッド・マックのクリスティンのソロアルバムからのシングルカット曲です。(1984年最高位10位) よく見るとハートとビートの間に❤️が入ってる。

◆この曲も邦題は「恋のハートビート」。Blondieの“Eat To The Beat”。“Dreaming”や“Atomic”の入ったアルバムのタイトル曲です。

(この記事で参考にしたページ)
・全米TOP40研究読本(学陽書房)
・Wikipedia デフランコ・ファミリー
・Wikipedia Heartbeat It's a Lovebeat
コメント
コメント一覧 (6)
先程、アマゾンから届きました。僕は、早速スマホに取り込んで、弟宛に送る手はず整えました。
そうだったんですか、音時さんの好意に甘えちゃいました。
感謝しても感謝しきれません。
しかも、良いタイミングでこの曲UPしていただき、重ね重ねありがとうございました。
音時さん、ご指摘のアマゾンページに行きクリックさせてもらいました。
あのページ行った事が有ったのですが、うっかり見落としてました。
これで、弟も喜ぶでしょう。
音時さんには、いつも感謝しております。
ありがとうございました。
https://www.amazon.co.jp/Heartbeat-Lovebeat-Save-Last-Dance/dp/B09C38Y1JS/ref=pd_lpo_1?pd_rd_i=B09C38Y1JS&psc=1
デフランコ・ファミリーのこの曲、音時さん話されておられる様にイントロからじょじょに盛り上がってくる感じが僕も好きでした。
当時、母親が記憶が定かでは無いですが、シングル盤のジャケットの写真を何かの拍子で見て、可愛らしい顔の子やねと言ってた記憶が有りますわ。洋楽は、全然分からなかった母親でしたが(笑)。
音時さん、上げられていたオール〜の10位までのシングル盤今でも所持してますよ。
音時さんに、またまた質問させていただき申し訳ないのですが、弟が以前から探しているのですが、デフランコ・ファミリーの(アブラカタブラ)のCDは、現在市場に存在するのでしょうか?
いつも、質問ばかししましてごめんなさい。