アル・スチュワートの“Time Passages”からのセカンド・シングル"Song On The Radio"もなんだか不思議な曲です。

この曲の主人公は車に乗って荒野を走っています。町へ行く道はすでに通り越しています。いったいどこに行くのでしょう?
 "Year Of The Cat"も"Time Passages"もなんだか"旅"に出たり、主人公は不思議な感覚に包まれるんですよね。"Time Passages"のアルバムもアラン・パーソンズがプロデュースなのでちょっとSFチックなのかな…?

AlTime


◆アルの全米ヒットシングルとなると5曲しかないんだな(Top40内は4曲)。シングル向きのアーチストじゃないとは思っておりますが…(^_^;)。

(1976)
"Year of the Cat" #8
(1977)
"On the Border"#42
(1978) 
"Time Passages"#7
(1979)
"Song on the Radio"#29
(1980) 
"Midnight Rocks"#24

SongRadio

(Al Stewart)

Released in 1979
US Billboard Hot100#29
From The Album"Time Passages"

*原詞の引用は太字


I was making my way through the wasteland
The road into town passes through
I was changing the radio stations
With my mind on you

僕は車で荒地を走ってたのさ
町へ続く道はすでに通り越してたんだ
僕はラジオ局を変えたりしてたのさ
きみのことを思い浮かべながら…

Oh your friends call you "Lily Paloma"
But that's not the way that you are
It's too much of a gentle misnomer
For a shooting star

ああ 友だちはきみのこと
"リリィ・パロマ"って呼ぶんだったね
でもそいつはきみらしくないな
流れ星のようなきみには
優しすぎて きみにふさわしくない名前だよ

But you and me baby
I saw you there
Straight away I knew
There's really no hiding
I'll tell you right now
What we're gonna do

だけど きみと僕のことだけど
きみの姿を見かけたよ
まっすぐ先の方にね
隠すものなんか何もないから
僕らがこれからすることを
今からすぐ教えてあげるよ

We'll go collecting the days
Putting the moments away
You're on my mind like a
Song on the Radio

二人で日々を費やしていこう
この瞬間を大切にしていくのさ
きみが心のなかにいるんだ
ラジオから流れてくる歌のように

I remember the first time I saw you
Alone in the dark with a drink
With a candle flame burning before you
And your thoughts closed in

初めてきみに会ったときを覚えてるよ
何か飲みながら暗い中に一人でいたんだ
ロウソクの炎を前にして
何か考えをまとめてるようだったね

You were staring out into the distance
Not seeming to hear what I said
Why did you put up such resistance
Like all the lights are red

きみは何か遠くを見つめていたね
僕が話したことは聞いてないようだった
なぜ抵抗していたのかな
まるですべてが赤信号みたいだったよ

'Cause you and me baby
I saw you there
Straight away I knew
There's really no hiding
I'll tell you right now
What we're gonna do

だってきみと僕のことだけど
きみの姿を見かけたんだよ
まっすぐ先の方でね
そこには隠すものも何もないから
僕らがこれからすることを
今からすぐ教えてあげるよ

We'll go collecting the days
Putting the moments away
You're on my mind like a
Song on the Radio

二人で日々を費やしていくんだ
この瞬間を大切にとっておこうよ
きみが僕の心のなかにいるのさ
ラジオから流れてくる歌のように

I don't know what it was that was painful
But sometimes it's there in your face
There are times when you just look disdainful
Of the human race

なにが痛みの原因だったのかわからない
でも時々 きみの表情を見てとれたんだ
きみは人間そのものを軽蔑するような
表情を見せてたことがあったよね

Ah, but then on the wings of emotion
We circle each other in flight 
till together we roll like the ocean
In its bed at night

ああ でもそんなときでも
僕らは感情の翼を広げて
お互いに飛び回るのさ
二人 大きな海が波打つようになるまで
夜のベッドのなかでね

'Cause you and me baby
I saw you there
Straight away I knew
There's really no hiding
I'll tell you right now
What we're gonna do
We'll go collecting the days
Putting the moments away

だってきみと僕のことだけど
きみの姿を見かけたんだよ
まっすぐ先の方でね
そこには隠すものも何もないから
僕らがこれからすることを
今からすぐ教えてあげるよ
僕らこれから日々を重ねていこう
その瞬間を忘れずにいよう

You're on my mind like a
Song on the Radio
You're on my mind like a
Song on the Radio 

きみが僕の心の中にいるんだ
ラジオから流れる歌のように
きみが僕の心の中にいるんだ
ラジオから流れる歌のように…

(Words and Idioms)

wasteland=荒れ地; 不毛の地
misnomer=誤った名称,不適切な名前
put up resistance to=抵抗する
disdainful=軽蔑的な

日本語訳 by 音時


0-100918-03


 ラジオを流しながらの運転、思い出すのは彼女のこと。ニックネームは"Lily Paloma"。

この"Lily Paloma"ですが、"Lily"="百合"、"Paloma"="鳩"で純白な可愛いイメージのニックネームですね。何か隠された意味がないか調べたのですがわかりませんでした。彼女のイメージはなぜか"流れ星"。うーん、どういう意味でしょう。でも"Lily Paloma"が優しすぎてふさわしくないのだから、彼女は力強いイメージの女性!?

 また、歌詞に彼女は"人間嫌い"のような一面もあるように出てきますし、彼と大海が荒れ狂うなか飛び回るように激しく愛し合うような女性…(^▽^;)。そして、彼女は、まるでラジオから流れる歌のようなひとなのです…。

 "ラジオから流れる歌のような"ひとって…?


Song_on_the_Radio_-_Al_Stewart


◆"Song On The Radio"が最高位29位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending March 3, 1979

ロッドの"アイム・セクシー"の壁にポインター・シスターズ"ファイア"が涙を呑みましたね(^▽^;)。グロリア・ゲイナー、ビー・ジーズも上位を狙ってます!6位はドナ・サマーの"ヘヴン・ノウズ"、リズムがよくてなかなか好きでした。ドゥービー"ある愚か者の場合"が23位から10位に大ジャンプです。

1 1 DA YA THINK I’M SEXY? –•– Rod Stewart (Warner Brothers)-11 (4 weeks at #1) (1)
2 2 FIRE –•– The Pointer Sisters (Planet)-17 (2)
3 4 I WILL SURVIVE –•– Gloria Gaynor (Polydor)-12 (3)
4 6 TRAGEDY –•– Bee Gees (RSO)-4 (4)
5 3 A LITTLE MORE LOVE –•– Olivia Newton-John (MCA)-15 (3)

6 11 HEAVEN KNOWS –•– Donna Summer with Brooklyn Dreams (Casablanca)-8 (6)
7 7 LE FREAK –•– Chic (Atlantic)-19 (1)
8 5 Y.M.C.A. –•– The Village People (Casablanca)-20 (2)
9 8 LOTTA LOVE –•– Nicolette Larson (Warner Brothers)-15 (8)
10 23 WHAT A FOOL BELIEVES –•– The Doobie Brothers (Warner Brothers)-7 (10)

29 33 SONG ON THE RADIO –•– Al Stewart (Arista)-6 (29)