アルバム「ペット・サウンズ」はこの切ないバラードで幕を閉じます。

そして曲の終わったあと…列車が通過していく音と犬の遠吠えが…。切ない曲がさらに…うまくいかない恋が暗示されているように思います。ブライアンはこの終わり方を気に入っていたようですが、僕には悲しすぎて、後味はちょっとよくない(-_-;)。

◆この曲のウィキペディアより:

 この曲は、ブライアン・ウィルソン名義でソロシングルとして発表され、全米32位の売上を記録した。「あまり売れなくて良かった。そのおかげでビーチ・ボーイズが存続したしね」とはブライアンの弁。また、ブライアンが『ペット・サウンズ』中で最も気に入っている曲だと述べている。

 作詞者のトニー・アッシャーによれば、当初「キャロル・アイ・ノウ(Carol I Know)」とするつもりだったが、ブライアンには「キャロライン・ノー」と誤って伝わり、そのまま現在の曲名になったという。また、元々は現在聴けるバージョンよりもさらにスローな曲だったが、ブライアンの父マレー・ウィルソンの提言により大幅にスピードが上げられたとのことである。
 曲の内容は、久々に再会した憧れの女性の変貌ぶりを嘆くもの。冒頭の特徴あるパーカッションは飲料水の空き缶をセッションドラマーのハル・ブレインが叩いて演奏したものである。

 吠えている犬はブライアンの愛犬「バナナとルイ」という名前らしいです。

◆アルバムの出だしは「素敵じゃないか」で陽気に始まった「ペット・サウンズ」は「少年の心のとまどい」が歌われていた曲が多く含まれていました。でも、ラスト曲で…"私は変わらない"と言っていたキャロラインは長い髪をばっさりと切って、無邪気な微笑を浮かべることはなくなり、変わってしまった…。"変わらないものでも変わっていく"というせつない想い、主人公の少年が悲しいものや嫌なものを知って大人になっていくことが歌われたのかな…と感じます。


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Songwriters: WILSON, BRIAN DOUGLAS / ASHER, TONY
lyrics c Universal Music Publishing Group

Released in 1966
From The Album"Pet Sounds"

*原詞の引用は太字

Where did your long hair go
Where is the girl I used to know
How could you lose that happy glow
Oh, Caroline no

長い髪はどこにいっちゃったの?
僕の知ってたあの少女はどこに消えたの?
きみは幸せな輝きをどうして失くしたの?
ああ キャロライン 嘘だよね…

Who took that look away
I remember how you used to say
You'd never change, but that's not true
Oh, Caroline you

輝いてたきみの姿を奪ったのは誰?
きみが言ってたことを覚えてるよ
"私は変わらない"って でも嘘だったんだ
ああ キャロライン きみは…

Break my heart
I want to go and cry
It's so sad to watch a sweet thing die
Oh, Caroline why

心が引き裂かれる
どこかに行って 泣きたい
あんなにも素敵だったものが
死んでしまうのを見るのは
とても悲しいよ
ああ キャロライン どうして…?


Could I ever find in you again
The things that made me love you so much then
Could we ever bring 'em back once they have gone
Oh, Caroline no

もう一度 見つけられるかい?
あのとき僕が
きみにあんなに夢中になったものを…
消え失せてしまったものをもう一度
僕ら 取り戻すことができるだろうか…?
ああ キャロライン 信じられないよ…
 

日本語訳 by 音時

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◆名曲"キャロライン、ノー"は沢山のアーチストにカバーされています。

1967  The Hollyridge Strings  Beach Boys Song Book, Volume 2
1968  Nick DeCaro
1993  Ian McNabb - B-side to Great Dreams of Heaven 12-inch single
1999  Elliot Easton, Sounds Of Wood And Steel 2
2000  The Aluminum Group, Caroline Now!: The Songs of Brian Wilson and the Beach Boys
2000  Eric Carmen, I Was Born to Love You
2004  They Might Be Giants, Indestructible Object
2009  Charles Lloyd, Mirror
2011  America,Back Pages
2012  Glenn Frey, After Hours
2013  Ken Peplowski, Maybe September

◆The Beach Boys - Caroline No (original speed)



◆Brian Wilson Live - Beach Boys' Caroline, No




◆「名前のない馬」「金色の髪の少女」の"America"もカバーしています。ボーカルはデューイ。収録は他のアーチストの名曲のカバーアルバム「Back Pages」(2011)です。http://www.amazon.co.jp/Back-Pages-America/dp/B004XIQEJQ