11月24日はクイーンのフレディだけでなく、KISSの二代目ドラマーエリック・カーの命日でもあります…!



◆上の“ベス”の音源はピーターではなく、エリック・カーのボーカルバージョン。

エリック・カー(本名:ポール・チャールズ・キャラヴェロ(Paul Charles Caravello)は、1981年から天国に巣立つ1991年までの10年間、エリック・カー(Eric Carr)の芸名でキッスのメンバーとして活躍しました。(1991年11月24日に心臓癌のために死去(41歳没)。

◆ウィキペディアによると、キャラヴェロは、KISSのオーディションに「シャンディ(Shandi)」のポール・スタンレーのヴォーカル部分を自分の歌に差し替えたカセットテープを資料として用意したようです。
 オーディションに合格し、晴れてキッスのメンバーとなったキャラヴェロは、本名の姓を短縮したカーと、当時のガールフレンドが彼につけたニックネームを組み合わせてエリック・カーというステージネームを名乗ることとなりました。しかし名前は決まったものの、限られた時間の中で彼のキャラクター設定は難航します。最終的には、ステージ・デビューのわずか2週間前、エリック自身が吊り上がった目をデザインしたキツネのメイクを発案しました。ジーンもこれを気に入り、グループ加入後最初のフォトセッションで何度か改良を加え、"The Fox"のキャラクターが誕生しました!

◆アルバム「ホット・イン・ザ・シェイド」発表に伴うツアー中にエリック・カーは喀血しました。検査の結果、非常に稀な心臓の癌と診断され、手術により心臓の右房の腫瘍と肺の一部を切除します。一時は演奏ができるほどに回復し、シングル『ゴッド・ゲイヴ・ロックンロール・トゥ・ユーII』のレコーディングにも参加しました。エリックはツアーへの同行も希望し、バンドと共に移動したりもしたが、心配したメンバーは彼に家に帰って休むよう強く求め、彼もそれに応じてメンバーとの連絡を絶ち治療に専念します…しかし、病魔に勝てることはできませんでした…。

 ちょっと小柄ながらもダイナミックな演奏と、少し低めのボーカルを聴かせてくれたエリック・カー。メーキャップから化粧を落とした素顔をさらけ出したキッス。彼がドラマーを務めた10年間はキッスにとってとても大変な時代出会ったと思います。
 彼の20回目の命日である今日は、エリック・カーが参加した時代の動画をこの記事にて紹介します。


◆ポール、ジーン、エースがエリック・カーを紹介します。




◆エリック・カー在籍中のアルバム「Creaturs Of The Night(暗黒の神話)」から“l Love It Loud(勇士の叫び)”。



◆素顔になったキッス。アルバム「Lick It Up(地獄の回想)」からタイトル曲“Lick It Up”。




◆この曲はストレートなロックで好きだったな。“Crazy Crazy Nights”です。




◆“Black Diamond”〜エリック・カーのボーカルバージョン。1988年の武道館公演。素顔のキッスです。




◆今でもキッスのライブでは、最後の曲が終了したあとこの曲が流れます。“God Gave Rock And Roll To You Ⅱ“。エリック・カーの遺作になりました(-_-;)。
 エリックの病気が非常に重かったため、曲中のドラムを演奏することはできませんでしたが、「...to everyone, he gave his song to be sung」と繰り返しをア・カペラで歌う部分にコーラスとして参加し、この曲のためのビデオでは、ドラムを叩くパフォーマンスを務めています。エリック・カー、安らかにお眠りください…。