ABBA 「Voyage」買いました!毎日出勤時に聴いてます。

僕が買ったのは国内盤の「アバ・イン・ジャパン2DVD付き」、やっぱこれでしょう!
ちょっと悩みましたが、少し値が張ってもこれはアタリでした。

懐かしい映像をDVD再生しながら、この記事を買いてます。
唯一悔やんでいるのは、メンバーのフォトカードが一枚封入されているのですが、amazonでネット購入したので選べませんでした。送られてきたのは「ベニー」ヴァージョン。
選べるんならアグネッタにしたのに…!ヽ(`Д´)ノ

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…調べてみたらこのDVD付きはフォトカードは「ベニー」なんですね。
「アグネッタ」は「Voyage」1枚もの。
「フリーダ」は「Voyage」+エッセンシャルコレクションCD。
「ビョルン」は「Voyage」+「ABBA ゴールド」CD付。
4人集めようとしたら全部買わないといけない商法なのか!
(もうすでにフリーダのフォトカードをメルカリに出してる人もいました…)(^_^;)

◆ここでABBAのDVDで“Take a chance on me”を歌ったあとのメンバー紹介で、ビョルンに続いて自己紹介をするアグネッタ。
 “私の名前は発音しにくいので、アニィエータ、もしくはアンナと呼んでください”と言っています。
そうなのか、アンナって呼んでもいいのか。スウェーデンは1日5時間しか昼がなく、日本は日が長いと言ってました。

◆アルバム“Voyager”を聴いて、みなさんいかがですか。

だんだんと馴染んできましたが、やはり先行シングル2曲の出来が群を抜いてるかな。でも僕はクリスマスソングの“Little things”と、やはりアンナ(初めて言いました)がしっとり歌うバラードのこの曲“I Can Be That Woman”が印象に残りました。(更に聴いていくとまた変わってくるかもしれませんが)

◆サイトで見つけた、ビョルンがApple Musicに語っているこの曲についてのコメントです。

Björn Ulvaeus:
 要するにカントリーソングなんだ。そして、カントリーの女王へのちょっとしたジェスチャーでもあるんだよ。タミーはタミー・ワイネット。歌詞に登場する犬の名前はタミーなんだ。
 この曲にはいろいろな要素が含まれてるけど、基本的には、中毒(addiction)から抜け出して、ようやく現実の生活に降りてきた人が、無駄な年月を過ごしたことを後悔しているという内容なんだ。でも、トンネルの先には希望がある。“I can be that woman now“…I私たちの人生経験について、何が事実で、何がフィクションなのかは、自分たちだけが知ってるんだ。それは、ある種の自由だ。70歳になると、その自由が手に入るんだ。

 そうか、この曲、ABBAの「Super Truper」や「The Visitors」に収録されていたら、別離の曲として淋しく受け止めてしまっていたけど、“いさかい”を通り越して、自由へと進んでいく歌と受け取っていいのかな。


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Written By
Björn Ulvaeus & Benny Andersson

Released in 2021
From the Album “Voyage”

*原詞の引用は太字

You're asleep on the couch with Tammy
And she looks straight up at me
The reproach in her eyes is imagined
But the pain that I feel is real

She jumps down and her tail is swishing
Like a feather right under your nose
And then you wake up and you're bleary-eyed
I say I'm sorry, I can see you cried

あなたはタミー(愛犬)とソファで眠ってる
彼女は真っすぐに私を見上げるの
その目が非難してるような気がするわ
だけど感じてる痛みは本物よ

タミーは飛び降りてしっぽを振ってる
羽毛のようにあなたの鼻をくすぐった
するとあなたは目が覚めて寝ぼけまなこ
私は言うの “ごめんなさい”って
あなたが泣いていたのがわかるから

You look frail as you stand before me
Then you curse and kick a chair
And the dog, bless her heart, licks my fingers
But she jerks every time you swear

I feel sick and my hands arе shakin'
This is how all our fights have begun
You say you've had it and you say, "Scrеw you"
I say I love you and I know it's true

疲れ切ったあなたは私の前に立って
悪態をついて椅子を蹴る
タミーは私に気遣いして指を舐めてくれるけど
あなたがののしるたびにビクっとしてる

私も気分が悪くなり両手がふるえてしまう
こうやって私たちの喧嘩が始まったのね
あなたは「もうたくさんだ」
「ふざけるな」って怒鳴るけど
私は「愛してる」って言うの 本当なのよ

You're not the man you should have been
I let you down somehow 
(Not the one I could've been)
I'm not the woman I could have been
 (I can be that woman)
But I can be that woman now

あなたはこんな男じゃなかったはずよ
何にせよ 私があなたをがっかりさせたのね
(こんなはずじゃなかったのに)
私もこんな女になるはずじゃなかった
(私がなれるのはこんな女)
だけどいま 私がなれるのはこんな女よ

You're confused when you turn to face me
Is it true or is she drunk?
But it's clear that I've hit my rock bottom
I'm aware of how far I've sunk

And the dog is the first to feel it
There's a shimmer of hope in your eyes
You can't believe it, but you're close to tears
Oh God, I'm sorry for the wasted years

あなたは私の方に顔を向ける 混乱してるのね
本気で言ってるのかい?
それとも 彼女は酔ってるんだろうか?って
私が最悪の状態ってことだけははっきりしてる
どれだけ落ち込んでるかも気づいてるのよ

最初に気づいてくれたのはタミーだったけど
あなたの瞳には希望がかすかにきらめいてるけど
信じられないのよ 泣きそうになってるわ
ああ 何年もこうやって年月を過ごしてしまったわ


(Not the one I could've been)
You're not the man you should have been
 (I let you down)
I let you down somehow
 (Not the one I could've been)
I'm not the woman I could have been
 (I can be that woman)
But I can be that woman now

(こんな人になるはずじゃなかった)
あなたもこんな人になるはずじゃなかった
(私がそうさせてしまった)
いずれにしても 私が期待を裏切ったのね
(こんな女になる予定じゃなかったから)
こんなはずじゃなかったのね
(私がなれたのはこんな女)
だけど 私がいまなれたのはこんな女なの

(Words and Idioms)
reproach =非難;叱責,小言
swish」=〈つえ・むち・尾などを〉ヒュッと振り回す
bleary-eyed=目がかすんだ[充血した]、かすみ目の
frail=〈状態などが〉危うい;〈幸福などが〉はかない,一時の
bless her heart=誰かに同情や共感を示す場合(有難う、可哀想に、神のお恵みを)
jerk=〔手や足などが〕けいれんする、引き付ける
swear=悪態をつく、罵る、毒づく
screw you! =fuck you と似た意味で、ふざけんな、ばかやろう、くたばれ
hit rock bottom =どん底に落ち込む、最悪の事態を経験する
cf‥last shimmer of hope 《the ~》最後の希望の輝き

日本語訳 by 音時

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◆和訳はとにかく“Should Have Been…”“Could Have Been”の「仮定法過去完了」ってヤツに気をつける必要がありますね(^_^;)。
 (こちらを参考にしました)DMM英会話blog

You're not the man you should have been

  意味「~すべきだった/~すればよかったのに(実際はしなかった)」
過去を振り返って「~すればよかったけれど(実際はしなかった)」と自戒・反省したり、自分の経験をもとに誰かに助言をするときなどに使われます。

I'm not the woman I could have been

意味「一定の条件が整えば~できたのに(実際はしなかった)」
「一定の条件が整えば~でありえたのに(実際はそうではなかった)」
過去の時点でその可能性や能力はあったからやろうと思えばできたけど、そうしなかったことを語るときに使われます。

この曲では、相手(You)には“Should”を使って、自分(I)には“Could”を使って分けてるんですね。

◆付録の「アバ・スペシャル」(1978年12月16日 TBSにて放映)の映像。“Tigar”、“Waterloo”など、ヒット曲を歌うABBA、みんな口パクの映像ではありますが、一緒に口ずさんでしまいます。メンバーのコメントも貴重。「悲しきフェルナンド」は何度聴いてもいい歌だなあ…。

初来日のBihind the Sceneの映像では、余興で日本の餅つきをするアグネッタにアナウンサーが「お尻に注目してください」(アグネッタのヒップが世界一セクシーなどと言われていた)などと、セクハラ発言をしております…!それから…「ぎんざナウ!」に出演して、「ナウ、コマーシャル」をやってる!大貫憲章さんと伊藤政則さん若い…!

 みなさん、サブスクじゃもったいないですよ。「Voyager」CD買いましょう!そして買うならこのDVD付きが絶対おすすめです!(フォトカードはベニーですが…←ベニーごめんなさい)