この曲も流行りましたねえ。テレビの洋楽カウントダウン番組などでもこのビデオをちょくちょく見かけました。

 イントロはソウルフルで、途中の女性ボーカルとグレゴリーの絡みも男女の妙というか(←おまえにわかるのかよ)、ちょっとセクシーな感じです。なんかそれで"shake you down"って意味が伝わってくるような気がしました。


 "shake you down"…恋愛関係のなかで、当時、新しい言い方だったようですね。グレゴリーはこの曲について次のように言っています。

  新しい言い回しを作ったみたいだね。この頃女の人がこう言っているのを耳にするんだ。『そうよ。彼は昨夜私をshake down(震えさせて)くれたの』とか、『彼をshake downさせたいわ』ってね。あの歌は、好きな女性に会うと男がどういう感じになるか表現したんだ。僕にとって"shake you down"という言い方は感情的にも意味がある。ガールフレンドにこの言葉を何度も繰り返して、僕の気持ちをわかってもらったことがあるんだ。それが歌を作ったきっかけさ。

「ビルボード・ナンバー1・ヒット1985-1988Ⅲ(音楽之友社)」より

◆"shake"…揺れて、震えて…"down"…倒れる、屈服してしまう感じ。最初は"心を震わせる"としたのですが、心だけじゃないよな、身体も…と思って意訳しました。ハイ、確かにセクシーな歌ですよね!


GregoShake

Songwriters GREGORY ABBOTT

Released in 1987(1)
US Billboard Hot100#1
From The Album"Gregory Abbott"

*原詞の引用は太字


Girl, I've been watching you
From so far across the floor, now, baby
That's nothing new, I've watched you
So many times before, now, baby

ねえ… きみのことずっと見てたんだ
フロアのずっと向こうからね ベイビー
何も今始まったわけじゃない 僕は見てたのさ
以前から何度も何度もね ベイビー

I see that look in your eyes
And what it's telling me
And you know, ooh girl, that I'm not shy
I'm glad you picked up on my telepathy, 
now, baby

きみの瞳を見ればわかる
僕に何を語りかけてるのかがね
わかるだろ ああガール 僕は恥ずかしくないさ
僕のテレパシーを受け取ってくれたら嬉しいな
ああ ベイビー

You read my mind
Girl I wanna shake you down
I can give you all the lovin' you need
Come on let me take you down 
We'll go all the way to heaven

きみは僕の心を読めるんだ
ガール きみの心と身体を震わせたいよ
僕はきみが望む愛のすべてをあげられる
さあ きみの髪をほどかせてくれ
僕らはこのまま天国までまっすぐさ 

Oooh, I been missing you
And the way you make me feel inside
What can I do? 
I can tell you've got your pride now, baby

ああ きみが恋しいよ
心の内側できみが感じさせてくれるやり方も
どうしたらいいんだ?
きみにはきみのプライドがあるのはわかるよ

Come to me 
Let me ease your mind (oh babe)
I've got the remedy, yes I do
Now give me just a little time

こっちにおいで
きみの心を癒させてよ
僕はきみに救済されたからね ああそうさ
少しだけ 時間がほしいんだ

(Here in my mind, girl, I wanna shake you down)
I wanna rock you down
(I can give you all the lovin' you need)
I'm gonna love you
(Come on let me take you down)
Oh well, oh well
(We'll go all the way to heaven)

(きみが心のなかにいる)
(きみの心と身体を震わせたいんだ)
きみの心と身体を揺さぶりたいのさ
(きみの欲しい愛をたっぷりとね)
愛させてほしいんだ
(きみの髪をほどかせてくれ)
ああ そうなんだ
(二人まっすぐと天国に向かおうよ)

Girl, I've been missing you
And you know, it's funny
Every time I get to feelin' this way
I wish I had you near me
I wanna reach out and touch you

ガール ずっと恋しかったんだ
そうさ なんかおかしいね
いつだってこんな風に思うときは
きみがそばにいて欲しいって願うんだ
手を伸ばしてきみにふれたいんだ

I can't stop thinking of the things we do
The way you call me baby when I'm holding you
I shake and I shiver when I know you're near
Then you whisper in my ear 
(oh baby, well, well)

きみと一緒にすることを考えてしまうんだ
僕が抱きしめるとき 
きみは僕のことを何て呼んでくれるんだろう
きみが僕のそばにいてくれたら
きみを揺さぶって 僕も震えるんだ
そして きみが僕の耳元で囁くんだ…
(ああ ベイビー…)

(Here in my mind) 
You know you did
(girl, I wanna shake you down)
Oh baby
(I can give you all the lovin' you need)
I'm gonna love you
(Come on let me take you down)
Oh well, oh well
(We'll go all the way to heaven)

(きみが心のなかに)ああきみがしてくれた
(ガール きみの心と身体を震わせたいよ)
ああ ベイビー
(僕ならきみの欲しがる愛をあげられる)
きみを愛したいんだ
(おいで きみの髪をほどかせてよ)
ああ そうさ
(僕ら二人 天国までまっしぐらさ)

Eeny-meeny-miny-mo
 (you read my mind)
Come on, girl, let's shock the show 
(girl, I wanna shake you down)
(I can give you all the lovin' you need)
Roses are red and violets are blue
I'm gonna rock this world for you
Hey baby
(We'll go all the way to heaven)

さあおいで 
(ガール きみの心と身体を震わせたいよ)
(僕ならきみの欲しがる愛をあげられる)
バラの花は赤 スミレの花は青
きみのために この世界を揺るがせるよ
ヘイ ベイビ―
(二人で天国までまっしぐらさ)

You read my mind
Girl, I wanna shake you down
I can give you all the lovin' you need
Come on, let me take you down
We'll go all the way to heaven

(きみが心のなかに)ああきみがしてくれた

きみは僕の心が読めるね
ガール 僕はきみの心と身体を震わせたいよ
僕ならきみの欲しがる愛をあげられる
おいで きみの髪をほどかせてよ
僕ら二人 天国までまっしぐらだよ…


(Words and Idioms)
take down=〔上にある物を〕下げる、降ろす、〔結った髪を〕ほどく
all the way to=はるばる~まで、~までずっと

日本語訳 by 音時

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◆グレゴリーはボストン大学で心理学を学び、カリフォルニア州立大学で修士号を取りました。さらにスタンフォード大学院で文学を研究しながら、カリフォルニア大学バークレー校で教育心理学、英語、黒人文化研究などの講義を教えるなど、教養の高い人物のようです。でもグレゴリーにとっては博士号を取るよりも音楽が大切なものになっていきました。
  当初は他のアーチストをプロデュースしていましたが、そのあとすぐに自分をどう売り出すかに興味を覚えたようです。そして自分の曲作りに3年をかけたようです。

 僕は昔の曲を持ち出すのはやめようと決めた。本当に聞いてもらいたい曲が3曲できるまで我慢することにしたんだ。

  40曲録音したなかで3曲選んでCBSに渡しました。そのなかの1曲が"Shake You Down"であり、セカンドシングルになった"I got The Feeling"だったそうです。(もう1曲は…?)

◆グレゴリーのオフィシャルサイトを見ると、ライヴは行っていないようですが定期的に新曲を発表しているようですね。https://gregoryabbott.com/


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◆"Shake You Down"が1位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending January 17, 1987

バングルスの首位から蹴落してグレゴリーが1位に。デュラン・デュランの"ノトーリアス"は首位を目前にして2位からダウン。マドンナ"Open Your Heart"が15位から7位とトップ10に飛び込んできました。
グレゴリーが連覇するかと思えば、翌週はこの週5位の“At This Moment”がいきなり首位に立ちます!

1 3 SHAKE YOU DOWN –•– Gregory Abbott (Columbia)-14 (1) (1 Week at #1)
2 5 C’EST LA VIE –•– Robbie Nevil (EMI-America)-15 (2)
3 2 NOTORIOUS –•– Duran Duran (Capitol)-12 (2)
4 1 WALK LIKE AN EGYPTIAN –•– Bangles (Columbia)-17 (1)
5 9 AT THIS MOMENT –•– Billy Vera & The Beaters (Rhino)-14 (5)

6 6 CONTROL –•– Janet Jackson (A&M)-12 (6)
7 15 OPEN YOUR HEART –•– Madonna (Sire)-7 (7)
8 11 LAND OF CONFUSION –•– Genesis (Atlantic)-12 (8)
9 10 IS THIS LOVE –•– Survivor (Scotti Brothers)-13 (9)
10 4 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT –•– Wang Chung (Geffen)-16 (2)


◆グレゴリー、Top Of The Popsのステージです。



◆セカンド・シングル"I Got The Feeling(It'S Over) "はUSR&Bチャートで全米5位になりました。



◆グレゴリーのオフィシャルサイトにあった新曲?“Summer in the city”。ソウルフルかつ軽快でなかなかよろし。





(この記事で参考にしたページ)
・ビルボード・ナンバー1・ヒット1985-1988Ⅲ(音楽之友社)