もう今年もあと2ヶ月になりました。毎年楽しみにしています、来年1月1日のラジオ日本「全米トップ40」のスペシャルプログラムの放送が発表になりました!

 2022年1月1日土曜日、午後1時〜3時の2時間、神奈川県住宅供給公社プレゼンツ
『全米トップ40スペシャル~愛は永遠「タイトルにLOVE」』こちらから)

 とのこと。日本で「全米トップ40」が放送されていた、1972年10月第2週から、1986年9月最終週までにエントリーした曲の中から、“原タイトルに「LOVE」が付いた曲“を選んで頂き、その曲への「想い」と共に紹介して頂くスペシャル・プログラムとのことです。

 この番組の収録が2021年12月12日(日曜日)午後1時~5時に行われ、思い出とともに出演もできる…!とのことですので、そういう方はぜにご応募ください!
 (僕は12月の土曜はずっと予定があるなあ…)

◆う〜ん、どんな曲がかかるかな?取り急ぎ、頭に浮かぶ“Love”曲を出してみよう。

 ポール・マッカートニー“My Love”、“Silly Love Songs”、ビージーズ“Love So Right”、“Love You Inside Out”も好きだったな。イヴォンヌにプレゼントした“Love Me”。キャプテン&テニール“love will keep us together“は「愛ある限り」とぴったりの邦題でした。


 あとジョン・ポール・ヤング“Love Is in the Air”、スウィート“Love is like oxygen”、イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー“Love is the answer”の3曲はスルスルっと一緒に出てきました。
 あっアンディ・ギブ“Love is thicker than water”、“Everlasting Love”もあったし、同名異曲だとカール・カールトンもしくはレックス・スミスとレイチェル・スウィートの“Everlasting Love”もあった。(うむ、この曲、なんとなく取り上げる方いらっしゃるのでは)

 “Love theme from a star is born”ってアリかな?いや、「映画タイトル 愛のテーマ」っていうのはダメでしょう。この曲だったら“Evergreen”が現タイトルだし、反則かも?

 エア・サプライもいいね。“Lost in Love”と“All Out of Love”。ニコレット“Lotta Love”。ポコ“Crazy love”あたりも当日かかりそうな予感。ジュース・ニュートン“Love's Been a little bit hard On Me“も楽しい曲でした。シカゴ“Love me tomorrow”、パブロ・クルーズ“Love will Find Away”と“cool love“、ナザレス“Love hurts“、あっオーリアンズ“Love takes time”…でもこれは昨年矢口さんが「邦題」でかけたから出ないな。“tainted love“は原題は“汚れた愛“なのに邦題は“汚れなき愛“⁉︎←そういうトピックスは今回の主旨ではありません!
 ジョン・オバニオン“Love you like I never loved before”もよかったな。全米では一発屋さんになっちゃったけど。

そんなあれこれあるなかで、
僕だったら…この1曲を選んでみました!

愛は愛でも、ちょっと変わった愛!「ジャングル・ラヴ」!

ヒネリ過ぎ?ですかね(笑)。
あと番組的には“愛の素晴らしさ“を歌った曲をみんなで思い出したい、んじゃないのかな(^^;;。

 〜さて、どんな“Love”ソングがかかるのか、今から楽しみです…!
JungleSteve


◆スティーヴ・ミラー・バンドのアルバム「ペガサスの祈り」(Book of Dream)から、“Jet Airiner”に続く2ndシングルがこの“ジャングル・ラヴ”です!
 この曲、シンセサイザーや口笛など、色んな効果音を使って、ジャングルの感じを出していて面白かった!
 
written by Gregory Douglass Lonnie Turner

Released in 1977
US Billboard Hot100#23
From the Album “Book Of Dreams”

*原詞の引用は太字

I met you on somebody's island
You thought you had known me before
I brought you a crate of papaya
Then waited all night by your door
You probably wouldn't remember
I probably couldn't forget
Jungle love, in the surf, in the pouring rain
Everything's better when wet

“どこかの島であなたに出会った“
きみは僕を“以前から知ってる“と言っていた
木箱いっぱいのパパイヤをきみに持ってきて
ドアのところで一晩中待ってたんだ
きみはきっと覚えてないだろうけど
僕は忘れられない思い出さ
波と降り注ぐ雨のなかでのジャングル・ラヴ
すべてがずぶ濡れでそれでOKだった

Jungle love, it's drivin' me mad
It's makin' me crazy
Jungle love, it's drivin' me mad
It's makin' me crazy

ジャングル・ラヴ 僕を狂わせる
僕を興奮させるんだ
ジャングル・ラヴ 僕を狂わせる
僕を興奮させるんだ

But lately you live in the jungle
I never see you alone
But we need some definite answers
So I thought I would write you a poem
The question to everyone's answer
Is usually asked from within
But the patterns of the rain and the truth they contain
Have written my life on your skin

でも最近 きみはジャングルに住みついて
いつも誰かといるんだね
僕らには はっきりとした答えが必要さ
だからきみに詩を書いて贈ろうと思ったんだ
誰にでも答えられる質問は
たいていは自分の中から問われるものだけど
雨のパターンとそれに含まれる真実は
きみの肌に僕の人生を書き終えてる

Jungle love, it's drivin' me mad
It's makin' me crazy, crazy
Jungle love, it's drivin' me mad
It's makin' me crazy

ジャングル・ラヴ 僕を狂わせる
僕を興奮させるんだ
ジャングル・ラヴ 僕を狂わせる
僕を興奮させるんだ

You treat me like I was your ocean
You swim in my blood when it's warm
My cycles of circular motion
Protect you and keep you from harm
You live in a world of illusion
Where everything's peaches and cream
We all face a scarlet conclusion
But we spend our time in a dream

きみは僕を広い海だと思ってるのかい
きみは僕の温かい血のなかで泳いじゃうんだね
円を描いて血液を循環させて
きみを守って 保護しよう
きみは幻想の世界に住んでるんだ
そこでは すべてがピーチ&クリーム
僕ら二人とも真っ赤な結論に直面するけれど
もう少し夢のなかで時間を過ごそうよ

Jungle love, it's drivin' me mad
It's makin' me crazy, crazy
Jungle love, it's drivin' me mad
It's makin' me crazy, crazy

Jungle love, it's drivin' me mad
It's makin' me crazy, crazy
Jungle love, it's drivin' me mad
It's makin' me crazy

ジャングル・ラヴ 僕を狂わせる
僕を興奮させるんだ
ジャングル・ラヴ 僕を狂わせる
僕を興奮させるんだ

(Words and Idioms)
crate=鉄わく、木わく、プラスチックなどでできた梱包用の箱
circular motion=円周運動,円運動

日本語訳 by 音時


JungleLove


 えっそうなんだ。この曲のWikipediaによると、作者はロニー・ターナー(バンドのべーシスト)と、グレッグ・ダグラス(ジェファーソン・エアプレーンやホット・ツナ参加などのギタリスト)によると、この曲はもともとは、デイブ・メイソンのために書かれたもの、とのこと。 デモをスティーヴ・ミラーに渡したところ、スティーヴはこの曲を大変気に入って、「Book of Dreams」のレコーディング最終日に30分で録音したとのことです!(^_^;)。
R-2763742-1564937598-6356.jpeg


◆でもこの曲、はい、ちょっと歌詞が人種差別的ではないか?という意見もあって、放送禁止になったこともある様子です。(こちらご参照:英文です

作者のダグラスによると、この曲は人種にはまったく関係ない、とのこと。
ダグラスはこう言っています。


この曲は、人種、信条、政治的信条に関係なく、誰とでも恋に落ちることの愉快さを歌った、愚かで抽象的な賛歌なんだ。 僕は42年間この曲を演奏してきたけど、誰かに怒られたのはこれが初めてだよ…。



◆でもうーん、実はこの曲の日本語訳ですが一部意味がよくわからなく、だいぶ意訳した箇所がありますが、和訳作業をしながらちょっと人種問題や植民地支配のようなことを考えました(^_^;)。

But the patterns of the rain and the truth they contain
Have written my life on your skin

など歌詞の箇所でもちょっと引っかかったりしつつ、逆に意訳を避けた部分も…。
はい、やっぱりちょっとラジオで流すのにも何かあってはいけないので、かからないかな(^_^;)。

◆“ジャングル・ラヴ”を聴くとやっぱりこの曲も聴きたくなっちゃいますよね!
“ジェット・エアライナー”!〜僕をそんなに遠くに連れていかないでよ。(和訳記事


◆“ジャングル”と言えば…E.L.Oのアルバム「Out Of The Blue」収録の“ジャングル”って曲もありました。こちらもなかなか楽しかった曲です。
 パペットを使ったビデオを作った人がいらっしゃいましたので紹介します。