邦題「風のララバイ」って…爽やかな曲調、そして波と緑と木陰、木のブランコまであったりする風景のジャケットから想像できるのはどんな内容ですか?(5秒ほどイメージして)


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…実はこの曲、歌詞は淋しい、厳しい、そして未練たっぷりの曲じゃないですか!

◆調べてみたら、海外盤のアルバムジャケットは、アルバートの顔の後ろに太陽の光射す女性の世界と、雲に覆われた寒そうな僕の世界が別々になってる…!日本のレコード会社が差し替えたのもうなずけますね!?

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 (エア・サプライやポール・ディヴィス等のアルバムジャケット差し替えでみられる日本の商法ですな)(^_^;)

◆アルバート・ハモンドは「カリフォルニアの青い空」が日本でも有名ですね。そのほかにも「落ち葉のコンチェルト」などのスマッシュヒットもある。でもいずれの曲も邦題と歌詞の内容がだいぶかけ離れてる…。

このブログでこれまで取り上げてきたアルバート・ハモンドの楽曲の和訳記事はこちら


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Writers: Albert Hammond, Scott D English
Publisher(s): Albert Hammond Music

Released in 1981
From The Album“Your World My World”

*原詞の引用は太字

It isn't easy to say goodbye
I try to understand the reason why
My body is shaking
My heart is aching within me

サヨナラはたやすく言えないよ
なぜだか理由を探してるんだ
僕の身体は震えてる
僕の心が内側から痛がってるんだ

From my window I watch you go
He's waiting for you in the street below
His arms wide open 
while mine are cold and so empty

きみが出て行くのが見える
彼が通りの向こうで待ってるんだね
両手を広げきみを迎えてる
僕の両手は冷たくむなしいままなのに

'Cause your world and my world 
they're drifted apart
in yours the sun is shining
in mine it's raining
knocking on the lonely one

きみの世界と僕の世界は
遠く離れてしまったんだ
きみの世界は太陽が注いでいるけど
僕の世界はずっと雨が降っていて
淋しい僕の心を痛め続けるのさ

And your life and my life 
they've gone separated ways
in yours a new tomorrow
in mine the sorrow
knocking on the lonely one

きみの人生と僕の人生は
別れて進むことになったんだ
きみの世界は新しい明日が来るけど
僕の世界は悲しみに包まれてる
淋しさがいっそう込み上げてくるよ…

Through the teardrops 
that cloud my eyes
I see the image of the love gone by
a silhouette that I won't forget 
for a long time

涙が流れて目がくもってしまった
愛は去ってしまったんだよ
ぼやっとしたきみの姿を
しばらくずっと忘れられそうにない

The days are longer 
now that you're gone
Without your loving arms 
to keep me whole
My future lies on a cloudy skies 
with no sunshine

いまきみが去ってしまい
一日が長く感じるんだ
僕を丸ごと包み込んでくれる
きみの優しい腕もない
僕の未来は 雲におおわれた
太陽の光も射さない寂しい世界

'Cause your world and my world
they're drifted apart
in yours the sun is shining
in mine it's raining
knocking on the lonely one

'Cause your world and my world 
they're drifted apart
in yours the sun is shining
in mine it's raining
knocking on the lonely one

And your life and my life 
they've gone separated ways
in yours a new tomorrow
in mine the sorrow
knocking on the lonely one

きみの世界と僕の世界
きみの人生と僕の人生
ああ なんで
2つに分かれてしまったんだろう
なにがいけなかったのだろう?

日本語訳 by 音時

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あれ?こっちのジャケットでの国内盤も出てたのかな?
画像を見つけました。


◆しかし、この曲の主人公…くよくようじうじ…まあ、気持ちがわからんではないけど、彼女の世界は光が射しているのに僕の世界は…など対比するのはよくないよね…。
 一番悪いのはそんな曲を素敵な海辺に差し替えた日本のレコード会社さんだ!というオチにしようかと思ったのですが、いや、ひょっとすると、こういう失恋して落ち込んだひとには、人が誰もいない素敵な海辺の風景でも見せるのが一番のヒーリングになるのでは…?と気づきました。もしかして、このジャケットを選んだ方は一流のメンタリスト、カウンセラーさんなのでは?(そんな訳ないか)

◆アルバート・ハモンドが提供した曲ということでは、いろんなヒット曲・名曲があります!
(共作も含む)

Leo Sayer “When I Need You”(遥かなる思い)
Carpenters “I Need To Be In Love”(青春の輝き)
Starship “Nothing's Gonna Stop Us Now”(愛はとまらない)
Whitney Houston“One Moment In Time”
Chicago“I Don't Wanna Live Without Your Love”etc..

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これも懐かしい!ミュージック・カセットもあったなあ。


◆ちなみに、アルバート・ハモンドのお子さんも、アルバート・ハモンド・Jr.(Albert Hammond, Jr)として活動しています。アメリカのロックバンド、ザ・ストロークスのギタリスト。ソロ活動も行っている。ウィキペディアによると、ギターを胸の位置に高く構えているのが特徴とのこと。

Albert Hammond Jr. “Everyone Gets A Star”(2007)うん、悪いはない。でもお父さんは曲の良さで人気が出たと思うけど、サウンド重視な感じだ。時代かもしれないけど。