この曲"Cloud 9"(Cloud number nine)は、1998年発売のアルバム"On A Day Like Today"の3rd シングルとして、1999年5月にリリースされました。シングル発売にあたっては、アレンジを変えていますね。冒頭のYoutubeはアルバムヴァージョンです。


*ちなみに"On A Day Like Today"からのシングルは以下の3曲。


"On A Day Like Today"#13
"When You're Gone"#3
"Cloud 9"#6

#数字は全英チャートの最高位。いずれの曲も米国ではチャートインしていません。
 アルバムも全英では11位と健闘するものの、全米では103位とこれまでになく低迷してしまい、以後ブライアン本人もイギリスをマーケットの中心に据えるようになりました...(-_-;)

◆BOOK OFFさんの洋楽CDの廉価コーナーとかに行くと…“おっブライアン!”と手に取ると…このアルバムだったりします。“Cuts Like a Knife”や“Reckless”のような粗削りのセイシュンブライアンは確かにこのなかにはいない…と手放す方も多かったのでしょう。実は僕も…なのですが、ブライアンのライヴだとこの曲なかなかいいんですよ。それで僕のなかでは「いい曲度ランキング」が盛り返しました!

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Writer(s): Bryan Adams, Max Martin, Gretchen Peters 

Released in1998
UK Single Chart#6(1999)
From The Album“On a Day Like Today”

*原詞の引用は太字

clue number one 
 was when you knocked on my door
clue number two 
 was the look that you wore
n' that's when i knew, 
it was a pretty good sign
that something was wrong 
up on cloud number nine

(手掛かりその1)
 きみがドアをノックしたときのこと
(手掛かりその2)
 きみの浮かべたその表情
そのときわかったんだ 
きみが僕に嬉しいサインを出してくれた
何かよくないことが起きてるんだ
"9番めの雲"のうえで

well it's a long way up 
and we won't come down tonight
well it may be wrong 
but baby it sure feels right

ああ やっとここまで昇ったんだ
今夜僕ら二人降りるつもりはない
ああ 間違ってるかもしれないけど
ベイビー この想いに嘘はない

and the moon is out 
and the stars are bright
and whatever comes s'gonna be alright
cause tonight you will be mine 
- up on cloud number nine

そしてお月さまが顔を出して
星たちが またたいてる
そう何があったって大丈夫
だって今夜きみは僕のものだから
"至福の雲"のうえでね

and there ain't no place 
that i'd rather be
and we can't go back 
but you're here with me
yeah, the weather is really fine 
- up on cloud number nine

いまこの場所以外で
僕がいたい場所なんてない
二人もう戻れなくても
きみが僕のそばにいてくれる
ああ 天気もとってもいいじゃないか
"至福の雲"のうえはね

now he hurt you 
and you hurt me
and that wasn't the way it was supposed to be
so baby tonight let's leave the world behind
and spend some time up on cloud number nine

そう 彼はきみを傷つける
そのことが僕を傷つけるんだ
そんなはずじゃなかったのにね
だからベイビー 今夜は
世界なんて後にして行こうよ
"至福の雲"のうえで時を過ごさないか

well it's a long way up 
and we won't come down tonight
well it may be wrong 
but baby it sure feels right

ああ やっとここまで昇ったんだ
今夜僕たち降りるつもりはない
ああ 間違ってるかもしれないけど
ベイビー この想いに嘘はない

and the moon is out 
and the stars are bright
and whatever comes s'gonna be alright
cause tonight you will be mine 
- up on cloud number nine

and there ain't no place 
that i'd rather be
and we can't go back 
but you're here with me
yeah, the weather is really fine 
- up on cloud number nine

well we won't come down tonight
ya we won't come down tonight
no we won't come down tonight

ああ 今夜は降りていかないよ
そう 僕たちはずっと雲のうえさ
今夜はずっと降りていかないんだ

and the moon is out 
and the stars are bright
and whatever comes s'gonna be alright
cause tonight you will be mine 
- up on cloud number nine

やがてお月さまも顔を出し
星たちが またたき始める
そう何があっても大丈夫さ
だって今夜きみは僕のものだから
"幸せの雲"のうえで

and there ain't no place 
that i'd rather be
and we can't go back 
but you're here with me
yeah, the weather is really fine 
- up on cloud number nine

いまこの場所以外で
僕がいたい場所なんてない
二人もう戻れなくたって
きみが僕のそばにいてくれる
ああ とてもいい天気じゃないか
"幸せの雲"のうえで

we can watch the world go by 
- up on cloud number nine…

世界が通り過ぎるのを眺めていこう
…"幸せの雲"のうえで…
 
日本語訳 by 音時
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◆"Cloud 9"はシングルになる際にリミックスがされました。全身白い衣装を着て、髪の毛も伸びたブライアンを中心に映像は一面"白い世界"です。"天国にいる"ってことを示してるんでしょうね…(-_-;)こちらそのPVです。



当時の流行のサウンドを取り入れたこの曲は、幾つかの国でもヒットしましたね。でも、ちょっとこれまでの荒削り、セイシュンの象徴だったブライアンを好きなファンには戸惑いがありました。(僕もその一人…(^_^;)
 リミックスを行ったエレクトロニック・アーティストは"Chicane(シケイン)"でした。

シケインとブライアンのコラボレーションはシケインの曲"Don't Give Up"でも行われていて、この曲は全英No1になっています。シケインについて"DJ Mag Japan"さんがインタビューしています。(2016年)
(インタビュー)

ブライアンはライヴで"Cloud 9"を演るときがありますが、リミックスの方で演る場合も、アルバムヴァージョンで演る場合もあるようです。リミックスの"Cloud 9"がヒットした国ではそっちを演るのかな。


◆さて、この曲のタイトルになっている「cloud number nine」とは何でしょう?英辞郎(On The Web)で引くと、次のように出ていました。
 
〈話〉至福(の状態)

また【語源】は次のように紹介されていました。

《1》ダンテの『神聖喜劇』(The Divine Comedy)の中ではthe ninth heavenが神に一番近く、いちばん幸福であるとされた。
《2》米国の気象庁で用いられた雲の種類の9区分から。
《3》cloud nineとは積乱雲のことで、非常に高くまで上昇することから。

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 はい「"9番めの雲"の上」とは「至福のとき」って意味なんですね。"もうサイコー、この上ない幸せ"ってことなんでしょう。ただこの曲の歌詞、 2人の関係はどうなのでしょうね。彼女を傷つける"彼"っていうのが歌詞に出てきますが、その彼は単なる彼なんでしょうか、それとも"夫""旦那さん"?今夜は"雲のうえ"から降りずになんとかなったとしても、いずれは降りなくてはいけません。きっと"修羅場"になるだろうな。
 そのときでも彼女を守れる決意がこの主人公にあるのかどうかはこの曲の歌詞からはわかりません←別にいいじゃん、歌詞なんだから(^▽^;)。

◆Bryan Adams - Cloud #9 (The Prince's Trust Party In The Park 2002)