2022年の「十五夜」は 9月10日だそうです。今週の夜の部は「月」にちなんだ曲をお届けします!

*********************

スターバック(Starbuck)といえばコーヒー…それはスターバックスでしょ!こちらは“恋のムーンライト”です!
 怪しく、そしてちょっとエッチな?雰囲気のこの曲。お月様が照らしてる下で、さて、何をしてるのかな?(^_^;)
 間奏ではマリンバ(木琴)が大活躍。一度聞いたら忘れられない、「全米トップ40」でも思い出の曲です。

ここでちょっと…(全米トップ40を聴いていた皆さんにQuiz問題です)

(問題)あれ?邦題“恋のムーンライト“って、Pure  Prairie Leagueの“Let Me Love You Tonight”もそういう邦題タイトルじゃなかったっけ?と立ち止まってしまった音時。

 “違うよ、きみの言ってる邦題は「     」じゃないか!”
はい、“Let Me Love You Tonight”の正しい邦題は何だったでしょう?

しばし考えていただいて、正解がわかった方、ギブアップする方もこちらクリック


◆スターバック(Starbuck)は、1974年にジョージア州アトランタで結成されたロックバンド。キーボード、ボーカル、レコードプロデューサーのブルース・ブラックマンとマリンバ奏者のボー・ワグナーが中心となって活動していました。
 「一発屋(One Hit Wonder)」かと思ったら…この曲のあと、1977年に“Everybody Be Dancin'”が全米38位になっている“二発屋”さんでした。

◆この曲がチャートで最高位を記録した週の全米ビルボードチャートを見てみましょう。

 マンハッタンズ“涙の口づけ”の1位が続きますが、次週はこの週5位のエルトン&キキ・ディーの“恋のデュエット”が1位にジャンプ・アップ!7位ビートルズ、8位ビーチ・ボーイズというチャートも面白いですね。

US Top 40 Singles Week Ending 31st July, 1976
TW LW TITLE –•– Artist (Label)-Weeks on Chart (Peak To Date)

1 1 KISS AND SAY GOODBYE –•– The Manhattans (Columbia)-16 (2 weeks at #1) (1)
2 5 LOVE IS ALIVE –•– Gary Wright (Warner Brothers)-16 (2)
3 4 MOONLIGHT FEELS RIGHT –•– Starbuck (Private Stock)-16 (3)
4 2 AFTERNOON DELIGHT –•– The Starland Vocal Band (Windsong)-13 (1)
5 8 DON’T GO BREAKING MY HEART –•– Elton John and Kiki Dee (Rocket)-5 (5)

6 6 GET CLOSER –•– Seals and Crofts (Featuring Carolyn Willis) (Warner Brothers)-16 (6)
7 7 GOT TO GET YOU INTO MY LIFE –•– The Beatles (Capitol)-8 (7)
8 9 ROCK AND ROLL MUSIC –•– The Beach Boys (Brother)-9 (8)
9 3 I’LL BE GOOD TO YOU –•– The Brothers Johnson (A&M)-14 (3)
10 19 LET ‘EM IN –•– Wings (Capitol)-5 (10)

解説は後半。まずは歌詞と日本語訳を。
(韻を踏む、ってこういうことか!という歌詞です)

Moonlight Feels Right


Songwriter(s) Bruce Blackman

Released in 1975
US Billboard Hot100#3 
From the Album “Moonlight Feels Right”

*原詞の引用は太字

The wind blew some luck in my direction
I caught it in my hands today
I finally made a tricky French connection
You winked and gave me your o.k

吹いてくる風が幸運を運んで来たよ
俺は今日そいつを手にしたんだ
やっとたどり着いた微妙なフレンチ・キス
おまえがウインクしてOKのサイン

I'll take you on a trip beside the ocean
And drop the top at Chesapeake Bay
Ain't nothing like the sky to dose a potion
The moon'll send you on your way

おまえを連れて 海沿いまで行くよ
チェサピーク湾でオープンカーの屋根を開ける
一服するのに 最適な空じゃないか
お月様がおまえを遠くまで運んでくれる

Moonlight
Feels right
Moonlight
Feels right

月の光
なんて気持ちいいんだ
月の光
とても気持ちいい

We'll lay back and observe the constellations
And watch the moon smilin' bright
I'll play the radio on southern stations
Cause southern belles are hell at night

車で寝転がって 星座の観察さ
月が光って微笑みかけるのを見よう
南部のラジオ局から音楽を流そう
だって南部のいい女は夜が最高だから
 
You say you came to Baltimore from Ole Miss
Class of seven four gold ring
The eastern moon looks ready for a wet kiss
To make the tide rise again

おまえはボルティモアから来たって言う
ミシシッピ大学 74年卒の卒業指輪
東の空はウェット・キスの準備 OKさ
また潮を満たそうとしてる

Moonlight
Feels right
Moonlight
Feels right

月の光が照らす
いい気持ちさ
月の光が明るい
いい気持ちだよ

[Instrumental]

We'll see the sun come up on Sunday morning
And watch it fade the moon away
I guess you know I'm giving you a warning
Cause me and moon are itching to play

日曜の朝に太陽が昇るのを見るとしよう
霞みゆく月を合わせてみるのはどうかな
おまえには警告していたと思うけどな
だって俺と月は一緒に遊んでいたいから

I'll take you on a trip beside the ocean
And drop the top at Chesapeake Bay
Ain't nothin' like the sky to dose a potion
The moon'll send you on your way

おまえを連れて 海沿いまで
チェサピーク湾でオープンカーの屋根を開ける
最高な空じゃないか その下で一服
お月様がおまえを遠くまで運んでくれる

Moonlight
Feels right
Moonlight
Feels right

月が照らす
気持ちいいよな
月の光
とてもいい気分…

(Words and Idioms)
tricky =ずるい、油断ならない · やりにくい、微妙な、
Chesapeake Bay(チェサピーク湾)=アメリカ合衆国東海岸首都ワシントンD.C.の東にある湾。
drop the top=オープンカーの屋根を開けること(屋根が落として開閉できる)
dose =〔~に〕投薬する 【自動】薬を飲む
constellation=星座,星宿
belles=(belleの複数形)美人、 小町娘
Ole Miss=ミシシッピ大学の愛称: オールミス(Ole Miss)
itch=urge to do something, have a strong desire to do something
(意味: 何かをしたいと強く思う、熱望する)

日本語訳 by 音時


Starback


◆ところどころに意味不明ですが、下記のように解釈しました。

 “フレンチ・コネクション”は“フレンチ・キス”のことを言おうとして、“direction”と韻を合わせるために“connection”としたと解釈しました。映画“フレンチ・コネクション”は1971年に大流行してますので、韻を踏んで ダジャレのようで、そして、オシャレな表現!?

 “southern belles are hell at night“の“hell”。“夜は地獄”ということはその反対で“昼は天国”!? 昼は優しくて大人しい淑女も、夜はうって変わって…(^_^;)と解釈しました。

“from Ole Miss class of seven four gold ring“。ミシシッピ大学の74年卒のリング、ですが、本当に彼女がその指輪をしていたのかはわかりません。ただ、主人公(二人?)は、きれいなお月様のもとで“dose a potion“していて“trip”してるので、あくまでも自由な想像?なのかなとも思いました。

◆おっと、ここで、作者であるBruce Blackmanのこの曲のコメントを見つけてしまいました(こちらのページ)。ここで書かれている話は…

 僕がこの曲を作るきっかけとなったのは、ミシシッピ州グリーンビル出身の美しい女性だった。デルタ州立大学の寮の部屋でポーカーをしていたとき、壁にかかっていた新聞の写真に、美人コンテストに参加している若い女性が写っているのが目に留まったんだ。その中の一人の女性は、とても美しく、信じられないほどだったのさ。僕は彼女がどの大学に通っているのかを知り、彼女に会いたい一心でそこに登録し、実際に彼女に会って、3回ほどデートに誘ったんだ。3回目に彼女が承諾してくれたとき、「風が私に幸運をもたらしてくれた」(“the wind blew some luck in my direction”)んだよ。


486x486bb


◆また、この曲についてWikipediaで「全米トップ40」(原盤)のことが書かれてましたよ。

 1976年8月14日に放送されたアメリカのラジオ番組「トップ40」では、ケイシー・ケイサムカがこのシングルのプロモーションに苦労している様子を伝えている。冬の間、彼らは400のラジオ局にレコードを手渡していたが、95%のラジオ局がこの曲をかけると言っていたにもかかわらず、かけなかったのである。
 そのうちの1局、アラバマ州バーミンガムのWERCは、「春の曲のように聞こえるから、かけるけど春まで待つ」と言ってくれたという。意気消沈したグループは、再びレコーディングスタジオに入った。しかし、WERCはその約束を守り、初の快挙を成し遂げた。
 なぜなら、「Moonlight Feels Right」は初放送直後にヒットしたからだ。この曲は、1976年4月17日を締めくくる週の全米チャートでデビューし、5ヶ月以上のチャートランを記録した。

 はい、確かに「冬の曲」ではないですよね。さむ~い冬にたとえお月さまがきれいでも、その下でお外で愛を交わし合うなんて…凍えちゃいますよね (^o^)  でもラジオ局、嘘ついてアーティストを潰さなくてよかったよ。

◆この動画は冒頭のスタジオライブ(American Bandstand)の歌い終わった後のアーティストインタビューの動画のようですね。




◆もう1曲の全米トップ40ヒッツ“Everybody Be Dancin'”。