この曲「ボーイズ」はデビューアルバム"Please Please Me"収録の、リンゴが初めてリードボーカルをとった曲ですね。
リンゴ自身もはりきって歌っていて、ポールやジョンもバックコーラスをやりたいように(?)思い切りやっていますね(笑)
◆オリジナルは女性ボーカルグループのシュレルズ。1960年の曲です。(ビートルズはアルバム"Please Please Me"でシュレルズの曲をもう1曲カバーしていますね。"Baby It's You"です。)
ビートルズはキャヴァーン・クラブで演奏していたころから「Boys」をドラマーが歌う曲としていたようですね。そのころのドラマーはピート・ベスト。ライヴのセットリストのなかでドラムが歌う曲ってやっぱりいいアクセントになりますね。まあ一番の聴かせどころかといえばそうでなく「お茶受け」?丼ぶりメニューの香の物って感じが否めませんが…(^▽^;)。

(Luther Dixon and Wes Farrell)
Released in1963
From The Album“Please Please Me”
(Single Release 1965)
US Billboard Hot100#102
*原詞の引用は太字
I been told when a boy kiss a girl
Take a trip around the world
Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
Hey, hey, (Bop shuop) yeah,
They say ya do (Bop shuop)
聞いたんだよ 男の子が女のコにキスすると
世界中を飛び回ってるような気持ちになるってさ
ヘイ ヘイ
ヘイ へイ
ヘイ ヘイ
ヘイ ヘイ
そうなんだってさ
My girl says when I kiss her lips
Gets a thrill through her fingertips
Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
Hey, hey, (Bop shuop) yeah,
She say ya do (Bop shuop)
あの娘は言うのさ 僕がくちびるにキスすると
指の先までシビれちゃうんだって
ヘイ ヘイ
ヘイ へイ
ヘイ ヘイ
ヘイ ヘイ
あの娘が言ってたんだ
Well, I talk about boys
Don't ya know I mean boys
Well, I talk about boys, now
Aaahhh, boys
Well, I talk about boys, now
What a bundle of joy!
(Alright, George!)
そうさ これは男の子の話
男の子について歌ってるんだ
ああ 男の子の話をしてるんだ
ああ 男の子さ
そう 男の子の話なんだよ
なんて楽しいんだろう!
(さあいいぜ ジョージ!)
My girl says when I kiss her lips
Gets a thrill through her fingertips
Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
Hey, hey (Bop shuop, m'bop bop shuop)
Hey, hey, (Bop shuop) yeah,
she say ya do (Bop shuop)
あの娘は言うのさ 僕がくちびるにキスすると
指の先までシビれちゃうんだって
ヘイ ヘイ
ヘイ へイ
ヘイ ヘイ
ヘイ ヘイ
あの娘が言ってたんだ
Well, I talk about boys
Don't ya know I mean boys
Well, I talk about boys, now
Aaahhh, boys
Well, I talk about boys, now
What a bundle of joy!
そうさ これは男の子の話
男の子について歌ってるんだ
ああ 男の子の話をしてるんだ
ああ 男の子さ
そう 男の子の話なんだよ
なんて楽しいんだろう!
Oh, oh, ah yeah boys
Don't ya know I mean boys?
Ooh, boys
Ah ha
Well I talk about boys now
そうさ 男の子だよ
男の子の話をしてるのさ
男の子だよ
ああ
男の子の話をしてるんだ
(Words and Idioms)
a bundle of joy=「歓びの束」→「とても嬉しいこと」=「赤ちゃん」
日本語訳 by 音時
◆この曲、和訳していてちょっと違和感が...その理由がわかりました。僕は知らなかったのですが、この曲「ビートルズは同性愛者か?」という疑惑がかけられた曲だっていう話があったんです。
確かに「男の子の話」を男性グループが歌うって…そんなムードが漂いますよね。元々女性グループのシュレルズが歌っていた曲の歌詞を、女性→男性、男性→女性に入れ替えたりすることなく歌ったからそんな感じになったのでしょう。
"Please Mr.Postman"の歌詞はオリジナルは「ボーイフレンドから手紙がきてなかった?」というところを、ビートルズが「ガールフレンド」に歌詞を変更、さらにカーペンターズが歌ったときはやっぱり「ボーイフレンド」と、歌い手の性に合わせ、変更されていますよね。
◆リンゴのオール・スター・ヒズ・バンド。この曲もリンゴが張り切って歌ってくれる!バックも豪華。スティーヴ・ルカサー、リチャード・ペイジ、ギター・ソロはトッド・ラングレン!
◆こちらオリジナル。シュレルズの「Boys」です。うん、やっぱり女性が歌うとしっくりきますね(^▽^;)
◆“Boys”のドラム・ソロ!
コメント
コメント一覧 (4)
1stアルバム、良く聴き込まれておられるのですね。こちらは母親の友人? が貸して下さり、キズをつけないうちにササっと返したような。あれは2ndか?
1stは沢山良い曲がありますが、この「Boys」とジョンが歌う「Baby It's You」が好きです。
オリジナルの方は初めて聴きましたがこちらも良いですね。やはりこういった紹介等がないと聴き比べしないので中々興味深いものです。
・・そういえばリンゴが歌う「Love me do」(アンソロジーとは違うフルヴォーカル)があるのをご存知でしょうか?youtubeで聴けます(笑)
少し前に取り上げられていた「Misery」は元々ヘレンシャピロの為に書いた曲だそうですが、ヘレンのヴァージョンも聴いてみたかったですね。