"Hold On My Heart"はジェネシスのアルバム"We Can't Dance"から、"No Son Of Mine"、"I Can't Dance"に続くサードシングルでした。
もう全米チャートもブラック、Hip-Hop系がかなり強くなっていて毎週のチャートを楽しみに待つこともなくなってきてたところでした。そのなかでポツポツ自分好みの曲が上位に来るとちょっとテンションは上がったり…。
もう全米チャートもブラック、Hip-Hop系がかなり強くなっていて毎週のチャートを楽しみに待つこともなくなってきてたところでした。そのなかでポツポツ自分好みの曲が上位に来るとちょっとテンションは上がったり…。
◆ジェネシスの曲ではあるものの、"Hold On My Heart"はフィルの"One More Night"とかなり似ていて(リズムボックスを使ってバックは静かなところなども)、心に響くバラード曲です。
まずタイトル"My Heart"って「恋人」って意味もあるよなと思い、最初は恋人を励ます?歌なのかとも思いましたが、歌詞全体を見て、自分の心にたいして"我慢しろ""堪えるんだ"と呼びかけている曲なんだと解釈しました。
◆でも"自分の気持ちを押さえなきゃいけない"と自分自身にたいして強く戒めてるこの主人公と相手の方は、いったいどんな関係なのでしょう?
遠く離れてしまっている、あるいは遠くに行ってしまう彼女なのでしょうか?
そんなの嫌だ、淋しい、苦しいと言ってしまったら、相手の決意が鈍るかもしれないので、敢えて自分の感情の封をしてる?...僕はそんな風に読み取りました。でもこの曲のSongfactsに書いてあった解説には"もしかすると彼女はすでに亡くなっているのかもしれません"などと書かれていました。(これはその解説記事を書いてるライターさんの単なる一つの意見だと思いますが…)うーん、そうだとしたら深いなあ。
Hold on my heart
don't let her see you crying
no matter where I go
she'll always be with me
この方は上記の歌詞からそのように連想したみたいです。
"いつまでもメソメソしてちゃダメだ。立ち上がって進むんだ。彼女はいつだって僕の心のなかにいる…"
Writer(s): Michael Rutherford, Phil Collins, Anthony Banks
Released in 1992
US Billboard Hot100#12
From The Album“We Can't Dance”
*原詞の引用は太字です
Hold on my heart
just hold on to that feeling
we both know we've been here before
we both know what can happen
堪えるんだ 僕の心
この想いを失っちゃいけない
僕たちこれまでどうだったかを知ってるし
これから何が起こりうるかもわかってる
Hold on my heart
cos I'm looking over your shoulder
ooh please don't rush in this time
don't show her how you feel
我慢しろ 僕の心
だってきみを肩越しから見てるんだ
ああ 今回 焦るんじゃない
彼女に 自分の気持ちを伝えちゃだめだ
Hold on my heart
throw me a lifeline
I'll keep a place for you
somewhere deep inside
頑張るんだ 僕の心
救命ロープを投げてくれ
きみの場所を用意してるから
僕の心のどこか奥底に
So hold on my heart
please tell her to be patient
cos there has never been a time
that I wanted something more
だから 堪えるんだ 僕の心
彼女にも我慢するよう 伝えてくれ
だってこんなこと絶対になかったんだ
僕がこれ以上 欲しがるなんて
If I can recall this feeling
and I know there's a chance
oh I will be there
yes I will be there
もしこの気持ちを想い出せるなら
また機会はやってくるさ
ああ その場に行くよ
そうさ 僕は必ず駆けつける
Be there for you
whenever you want me to
whenever you call oh I will be there
Yes I will be there
きみのために絶対に行く
きみが望むならいつだって
電話してくればいつだって行くさ
そうさ 僕は必ずそこに行く
Hold on my heart
don't let her see you crying
no matter where I go
she'll always be with me
堪えるんだ 僕の心
彼女に泣き顔をみせるんじゃない
僕がどこに行こうと
きっといつだって彼女が隣りにいるさ
So hold on my heart
just hold on to that feeling
we both know we've been here before
we both know what can happen
So hold on my heart...
だから頑張れ 僕の心
この気持ちを押さえるんだ
僕らこれまでどうだったか
これから何が起こるか
僕らはわかってる
だから今は 堪えるんだ…
日本語訳 by 音時(On Time)
◆“Hold On To My Heart”が最高位12位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles For The Week Ending June 27, 1992
マライアのジャクソン5カバー"I'll Be There"が首位。翌週にはこの週2位のサーミックスアロットが首位の座をいただきます。3位レッチリ、よくHot100にシングルが入ったよ。僕はこの1曲のためにアルバムを買いました(^▽^;)。8位エイキィ・ブレイキィ・ハート。うまく発音できません。
-1 1 I’LL BE THERE - Mariah Carey
-2 2 BABY GOT BACK - Sir Mix-A-Lot
-3 4 UNDER THE BRIDGE - Red Hot Chili Peppers
-4 3 JUMP - Kris Kross
-5 6 DAMN I WISH I WAS YOUR LOVER - Sophie B. Hawkins
-6 5 MY LOVIN’ (YOU’RE NEVER GONNA GET IT) - En Vogue
-7 7 IF YOU ASKED ME TO - Celine Dion
-8 8 ACHY BREAKY HEART - Billy Ray Cyrus
-9 9 TENNESSEE - Arrested Development
10 10 THE BEST THINGS IN LIFE ARE FREE - Luther Vandross & Janet Jackson
11 14 WISHING ON A STAR - Cover Girls
12 13 HOLD ON MY HEART - Genesis
◆テレビ"Top Of The Pops"に出演。
◆Liveでの"Hold On My Heart".
◆アルバム名"We Can't Dance"で1st Singleが"No Son Of Mine"、そして2nd Singleがこの"I Can't Dance"。白い壁をバックに3人で横に歩いていく・・・このビデオは当時よく流れていましたね。
コメント