ホール&オーツをしっかり聴き込んでいらっしゃらない方は、“オーツの方は何をしているの?”と疑問をお持ちの方もいるでしょう(ほんと?)。

ホール&オーツのJohn Oates(以下、ジョンとします)がリードボーカルを取る曲もアルバムのなかにはだいたいありますが、シングルになった曲はというと…

●Back Together Again
(Top100#28;From“Bigger Than Both Of Us”;この曲はかっこいい!)

●How Does It Feel To Be Back
(Top100#30;From“Voices”)

●Possesion Obsession
(Top100#30;From“Big Bam Boom”)あたりではないでしょうか。

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 とくに、この曲はシングル向きな曲でもある、あのKiss On My ListやYou Make My Dreamsを押さえて、アルバム“Voices”の第一弾シングルですよ! アルバムトップを飾るジョンの曲。ジョン の気合いも十分(!)伝わってまいりました。
 
 彼らのヒット曲がダリルが全面でジョンは脇役に徹し、存在感はコーラスくらいな感じはありますが、いざジョンがメインになる曲は、ダリルとは違う、低い彼の声がソウルのフィーリングをプラスしてカッコいい。ダリルがそのバックでおかずのようなコーラスを入れるのもいいんですよね。そしてアルバム全体での二人のバランスも「ダリル:ジョン=7:3」いや「6:4」の感じがとてもに魅力的に感じます!やはり、この2人で“Hall & Oates”なんですね。

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lyrics & music: john oates

Released in 1980
US Billboard Hot100#30
From The Album“Voices”

*原詞の引用は太字です


Please return, come back, 
Ive been saving your place
Too much time has 
elapsed-unreality-memory erases

お願いだ 戻ってきて
きみのいた場所は
そのままにしてあるからさ
通り過ぎた空想の思い出は
時が経つにつれ消えていくけど

The rules and the rights 
and the wrongs don't apply
Far apart - so together 
is destiny wedded to fate

愛のルールも
正しいか間違いかなんて関係ない
僕達こんなに離れてしまった
きっと結ばれる運命の二人なのに

I write the script, 
you direct my dreams
We're alone on the beach 
for the passionate scene
And it's a drag 
to wake up without you 

愛の台本は僕が書く
きみが僕の夢を演出してよ
海辺に二人きり
情熱的なシーンを撮るのさ
うんざりなんだ
もう きみがいない朝を迎えるのは

... saying to me

How does it feel to be back 
How does it feel to be back 
How does it feel to be back 
in my arms again

…僕に向かってこう言って

“どんな想いがしてる?
感想はどう?
幸せかしら?
私の腕に戻って来られてどんな気分?”

ってね

Im bored and alone 
and it's weakening me
One night out and 
Im looking for trouble 
and finding it's easy

退屈で独りぼっち
僕を弱気にさせるんだ
夜に出かけると
トラブルを起こすんだ
そんなことばかりなのさ

You know we all make mistakes 
and we all need 
the touch of a hand
In the right kind of place, 
in a time of need

人はみな過ちを犯すもの
誰でも助けが必要なんだ
それもふさわしい場所で
本当に助けが必要な時にはね

I could pick up the phone, 
but the talk ain't cheap
I pick up on the thoughts 
that you're sending to me
And I wait for the day 
I hear you saying to me

きみに電話をかけようかな
でも約束は守るよ
きみが僕に伝えてきた想いを
大切にしたいんだ
だから僕は待つことにする
きみが僕にこう言ってくれるのを


Say,baby
How does it feel 
to be back in my arms again

それはね
こう言ってほしいんだ

“気分いいでしょ?
私の腕に戻ってきて”

ってね

 (Words and Idioms)
elapsed=時が経つ
wedded=結婚した

日本語訳 by 音時(On Time)

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◆“How Does It Feel To Be Back.”と誰が誰に言ってるのか、最初聞いたときはわかりませんでした。

歌詞をじーっと見つめてたらその前に「Saying to me」「Say」とか入っているのに気が付きました。結構複雑な感じですけど、「なんらかの理由で別れた二人。それでも彼は彼女のことをずっと思ってる。彼女に戻ってきてほしいのです。それで彼女がもし戻ってきてくれたら…彼の願いは彼女にこう言ってもらうこと、“私の腕に戻ってこられて嬉しい?”」。

 彼はきっとその答えを言いたいのです。

「ウン、気分は最高だよ!」と。

◆アルバム「Voices」ですが、日本では「モダン・ヴォイス」と「モダン」が付いて単数形に。このアルバムは受験前の夏季講習のときお茶ノ水の「Disk Union」で購入したのを覚えています!

リアルに覚えているのはなんでかっていうと、それまでHall & OatesのNew Albumが出るというニュースは耳にしてなくて、Disk Union に寄ったらこのアルバムが売っていたのです。なんか特に山積みになっていたわけでもなく、あっさりと。
 僕は「えっこれNew Albumだよな…」と半信半疑で買って、帰って聞いたところ、なかなかヨカッタ!とエラく記憶が鮮明なのです。ただジャケットはイマイチと思っていたら、Hall & Oates自身もそう思っていたようで、次の年にジャケット差し替え。2人のカラー写真になります。その関係か、各国によっても別ジャケが存在するようです。

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◆1982年 来日公演 NHKホールでのHow Does It Feel To Be Back. Johnがボーカルをとるこの曲はLiveでも重要なアクセントに。




◆2012年2月シドニーでのLiveで演ったHow Does It Feel To Be Back。テンポゆっくりな分、Johnのボーカルを聞かせます。(Darylのハーモニーはやっぱり目立ってるけどね)




◆でも、日本ではシングルカットはこちらの“Hard to be in love with you”だったんですよね(^_^;)。やっぱりジョンのリードの曲は日本では売れない、と判断されたのでしょう...。




でも僕はアルバム全体を聴いて、“Kiss on my list”をシングルにすればいいのにな...!と思っておりました。また“Everytime you go away”も気に入ってよく聴いてましたが、この曲はシングルにするには暗すぎる...(-_-;)と思っておりました。両曲とも全米1位になってビックリしましたね。

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米国でのシングル、ジョンをメインにダリルの顔の上でジャケットをカット!
こういうのも面白いですよね’(笑)