1985年のアルバム「Be Yourself Tonight」
...ユーリズミックスはこの前までは僕にとって“不気味なアーティスト”でした(^_^;)。

だって、“Sweet Dreams(are made of this)”とか“Who's That Girl”とか、部屋を暗くしてヘッドホンで聴いてごらんなさい。怖いですよ~。独り暮らしの部屋で聴いたら眠れませんよ~。

(怖いもの平気という人は下記をクリックして、部屋を暗くして聴いてください。言っておきますが眠れなくなっても責任取れませんよ)

Sweet dreams (are made of this)
Who's That Girl?


でも、この曲、そして何といってもこの次にリリースされたナンバー“タラリラララ~♪ ラーラ♪ラ~ラ♪”から始まるポップな“There must be an angel”、これで彼らの評価はガラッと変わりました。(正直、アニー・レノックスどうした?何かがあったに違いない、と思いました)(^_^;)。

◆この曲に戻りますが、かなりロックした曲になりましたね。アレサ・フランクリン張りのアニーのボーカル!迫力もあります。

“Would I Lie To You?”は邦題なんだったっけかなあ?と思って調べたら...
“ビリーヴ・ミー”でした。

確かに“私あなたに嘘をついた?”と疑いをかけられたら次のセリフは“信じてよ”でしょう。だから、いいか...。

ちなみにこの原題ですが、どうして“Would”が付くのでしょう?

 接頭に付く(Why)が省略されて、“(Why)”would I lie to you”として考えました。

それは...「現実と仮の区別」をするため...なんですね。
英語(英文法)にご興味のある方は、下記サイトをご参照ください。

「Why would I lie to you? でwouldを使う理由は?【現実と仮の区別】」


Would I Lie to you_R



Songwriter(s)
Annie Lennox  David A. Stewart

Released in 1985
US Billboard Hot100♯5
From the album“Be Yourself Tonight”

*原詞の引用は太字です

Would I lie to you?
 (oh yeah)
Would I lie to you honey?
 (oh, no, no no)
Now would I say something that wasn't true?
I'm asking you sugar, would I lie to you?

あなたに嘘をついたかって?
 (oh yeah)
私が嘘をつくはずないでしょ ねえ?
 (oh, no, no no)
真実じゃないことなんて言うはずないでしょ?
ねえ お願い 私 嘘ついたりしてないわ

My friends 
know what's in store
I won't be here anymore
I've packed my bags
I've cleaned the floor
Watch me walking
Walking out the door

ねえ あなた
何が待ってるっていうの?
これ以上 ここにはいられない
荷物をバッグに詰めて
床をきれいに掃除したわ
ドアを開けて
出ていくから見てなさいよ

(Believe me)
 I'll make it, make it
(Believe me)
 I'll make it, make it

(信じてちょうだい)
 大丈夫だから 安心してよ
(私を信じて)
 私にまかせて 信じてよ

Would I lie to you?
Would I lie to you honey? 
(oh honey, would I lie to you?)
Now would I say something that wasn't true?
I'm asking you sugar, would I lie to you?

あなたに嘘をついたかって?
私が嘘をつくはずないでしょ ねえ?
 (そうよ 嘘なんてついてない)
真実じゃないことなんて言うはずないから
ねえ お願い 私 嘘ついたりしてない

Tell you straight, 
no intervention
To your face, no deception
You're the biggest fake
That much is true
Had all I can take
Now I'm leaving you

率直に言うわ
遠まわしなんてしない
あなたの顔を見て 嘘は言わない
あなたこそ 最大の嘘
私があなたから得たものは
どれくらい本当のことなの?
もうあなたとはサヨナラね

(Believe me) 
I'll make it, make it
(oh yes, I will)
(Believe me) 
I'll make it, make it 
(make it, make it)

(信じてちょうだい)
 大丈夫だから 安心してよ
(そうよ 信じて)
(私を信じて)
 私にまかせて 信じてよ
(大丈夫 安心して)

Would I lie to you?
Would I lie to you honey?
Now would I say something that wasn't true?
I'm asking you sugar, would I lie?

あなたに嘘をついたかって?
私が嘘をつくはずないでしょ ねえ?
 (そうよ 嘘なんてついてない)
真実じゃないことなんて言うはずないから
ねえ お願い 私 嘘ついたりしてない


Would I lie to you?
Would I lie to you honey?
Now would I say something that wasn't true?
I'm asking you sugar
Would I lie to you?

My friends 
know what's in store
I won't be here anymore
I've packed my bags
I've cleaned the floor
Watch me walking
Walking out the door

ねえ あなた
何が待ってるっていうの?
これ以上 ここにはいられない
荷物をバッグに詰めて
床をきれいに掃除したわ
ドアを開けて
出ていくから見てなさいよ

(Believe me) 
Watch me, watch me
(Believe me) 
Watch me, watch me, yes I will, yeah

(信じてよ)
私の目を見て 心を見て
(信じてよ)
どこ見てるの 私を見て ええそうよ

Would I lie to you?

私があなたに嘘ついたって言うの?


 (Words and Idioms)
"What's in store?" means "What's going to happen in the future?"
「何が未来に起こるんだ?何がこれから待ち受けているんだ?」
intervention=(…への)干渉,介入
deception=欺くこと

日本語訳 by 音時(On Time)

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おおっ、“きみ僕に嘘をついたね?”と疑われ“私がつくはずないでしょ?”と切り返した彼女。でも逆に“あなたが信じられないわ”とばかし、逆襲!で出て行ってしまう。これって...実は...彼女は本当は嘘をついていたのでは?と思ってしまう内容の歌詞でしたね!

◆この曲を書いたときのことがWikipediaに出ていました。

当初、デイヴは先に "killer R&B riff"を作っていたそうです。朝食を食べながらっ膝にアコースティックギターを載せていました。当初はアニーはサウンドがフィットしない感じで躊躇していたそうです。

“歌を作り始めたとき、たくさんのエネルギーがあって、アニーには素晴らしい歌詞が浮かんだんだ”

“私があなたに嘘をついたって?”ちょっと変わったハーモニーのあるメロディが出てきたんだ。こんなハーモニーはとても珍しいよ。アニーは頭の中で非常に素早く曲をつくる天才なんだ。サザン・ソウルのR&B(Stax type R&B)とユーリズミックスの音楽の融合となったんだ。


なるほど。この曲が彼らの新境地を開いたともいえそうですね。

星船さんブログ「ビルボードチャート日記」はこちら


◆これ風景が日本なのですが、日本公演のライヴ映像かな。カッコいいぞ。




◆これはいつ頃のスタジオライブだろう?動画が上がっているのは2016年なのでそのあたりかな。