デビューシングルが8週間連続 全米シングルチャートNo.1は新記録ですね!
オリヴィア・ロドリゴ...すごい新人が出てきました。まだ17歳で、こんな曲作れます⁉(^_^;)

正直いってビリー・アイリッシュが出てきて、そしてグラミーを受賞したときは曲を聴いて、...“時代は変わったなあ”という淋しい感想を持ちました。でもこのオリヴィア・ロドリゴは違う...!

海を越えて、もう何歳も上の日本のおじさん(僕のこと)の心にも響きました!
歌も上手いんですよね。表現力も豊かです。
Udiscovermusic.jp

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◆Wikipediaによると、彼女はこの曲を書いたときに次のようにコメントしています。

“Drivers License”を書いたとき、私は失恋を経験したところで、いろんなことでとても混乱していたの。すべての感情を曲に込めようとする作業は、すべてが非常にシンプルではっきりと見えるようになったのよ。結局のところ、それが曲作り(Songwriting)の全体的な目的だと思うわ。私の寝室のピアノに座って、本当に悲しい歌を書くことに勝るものはない。でも私はそれが本当に、私の世界で一番好きなことなのよ。


Songwriter(s)
Olivia Rodrigo、Dan Nigro

Released in 2021
 US Billboard Hot100♯1(8)
From the album“SOUR”


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*原詞の引用は太字です

I got my driver's license last week
Just like we always talked about
'Cause you were so excited for me
To finally drive up to your house
But today, I drove through the suburbs
Crying 'cause you weren't around

先週 運転免許を取ったの
免許を取ったらって いつも話してたみたいに
だってあなたはやっと私が
あなたの家に車で来れるって興奮してた
でも今日は 郊外を車で通り過ぎたの
泣きながら...あなたがそばにいなかったから

And you're  probably  with  that blonde girl
Who  always made me  doubt
She's so much older than me
She's everything I'm insecure about
Yeah, today, I drove through the suburbs
'Cause how could I ever love someone else?

たぶんあの金髪の娘と一緒なんだろうな
いつもあの娘かなって疑ってたの
その娘は私よりずっと年上で
その娘こそ 私の不安の元凶なの
そう 今日は郊外を車で走り抜けたわ
私はもう二度と
ほかの誰も愛することはないから

And I know we weren't perfect
But I've never felt this way for no one
And I just can't imagine
How you could be so okay now that I'm gone

Guess you didn't mean 
what you wrote in that song about me
'Cause you said forever, 
now I drive alone past your street

私たち完璧じゃないってわかってる
でもこんな風に他の誰にも感じたことはない
想像もできないのよ
私が去ってもあなたが平気でいるなんて

大した意味もなかったのかな
あなたが歌に書いてくれた私のことは...
永遠だって言ってくれたのに
私はひとりいま あなたの通りを過ぎていく

And all my friends are tired
Of hearing how much I miss you, but
I kinda feel sorry for them
'Cause they'll never know you the way that I do
Yeah, today, I drove through the suburbs
And pictured I was driving home to you

友だちはみな 私にウンザリしてる
どれだけあなたを恋しがってるか聞き飽きたのね
私はみんなを可哀そうな風に思うわ
だって私のように 
あなたという人を決してわからないから
そう 今日は 私は郊外まで車を飛ばして
想い描いてたの  あなたを家まで送ってる私

And I know we weren't perfect
But I've never felt this way for no one, oh
And I just can't imagine
How you could be so okay now that I'm gone

I guess you didn't mean 
what you wrote in that song about me
'Cause you said forever, 
now I drive alone past your street

私たち完璧じゃないってわかってる
でもこんな風に他の誰にも感じたことはない
想像もできないのよ
私が去ってもあなたが平気でいるなんて

大した意味もなかったのかな
あなたが歌に書いてくれた私のことは...
永遠にって言ってくれたのに
私はひとりいま
あなたの住む町を通り過ぎる...

Red lights, stop signs
I still see your face 
in the white cars, front yards
Can't drive past the places we used to go to
'Cause I still fuckin' love you, babe
 (Ooh, ooh-ooh, ooh, ooh-ooh)

赤信号 で 車を止める
前庭に 白い車 
今でもあなたの顔が浮かんでくるの
私たちがよく行った場所は
通り過ぎることができないの
なぜって まだあなたをすごく愛してるから...
(Ooh, ooh-ooh, ooh, ooh-ooh)

Sidewalks we crossed
I still hear your voice in the traffic,
we're laughing
Over all the noise
God, I'm so blue, know we're through
But I still fuckin' love you, babe 
(Ooh, ooh-ooh, ooh, ooh-ooh)

歩道  横切った私たち
雑踏のなかであなたの声が今でも聞こえる
どんな雑音より大声で笑ってた私たち
ああ 終わっちゃったと思うととても悲しい
でもまだ 狂おしいほどあなたを愛してる...
(Ooh, ooh-ooh, ooh, ooh-ooh)

I know we weren't perfect
But I've never felt this way for no one
And I just can't imagine
How you could be so okay now that I'm gone

Guess you didn't mean 
what you wrote in that song about me
'Cause you said forever, 
now I drive alone past your street

わかってる 私たち完璧じゃなかった
でもこんな風に感じたことないの  他の誰にも
想像もつかないわ
あなたは平気なの? 私が去ってしまっても

大した意味もなかったのかな
あなたが歌に書いてくれた私のことは...
永遠にって言ってくれたのに
いま私はあなたの通りを
ひとり通り過ぎる...

Yeah, you said forever, 
now I drive alone past your street

そう あなたは永遠って言ったのに
いま 私はひとり、
あなたを通り過ぎていくの...

 (Words and Idioms)
insecure about= ~について不安な
front yard=〔家の〕前庭 

日本語訳 by 音時(On Time)


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◆僕は最初に耳で“ドライバーズ・ライセンス”と聞いたときには“Driver's License”とメモしていたのですが、この曲の原題はアポストロフィなしの“Drivers License”。文法的には“Driver's  License”が正しい訳ですが、このことを"Vogue"誌がオリヴィアに尋ねています(こちらのサイトをどうぞ)

Vogue:“アポストロフィがない”ことを指摘する人がこれまでもありました。正しくは“Driver’s License”ではないかと。どう思われますか?
Olivia:ああ そうよね! 私間違っちゃったわ。別な個所で、同じように二重否定をしているところがあるわ。“I've never felt this way for no one,”ってところ。これも文法的には完全に間違っているわね。もうこの歌もあらゆるところに広まっちゃったけど!(笑)’

はい、オリヴィア、豪快に笑い飛ばしちゃいましたね。

最初は別れた2人に何か社会的背景などあるんじゃないかと想像しました。デビュー曲が「車」に絡みで静かな出だしがトレイシー・チャップマンの“fast car“と同じイメージがありました。 彼女に運転免許を取らせて、郊外まで送らせようとする彼。車を買えない層?住んでいる場所も?親の社会的地位?とかあれこれ想像しましたが、そのような背景はないようだな。
そして、彼女を捨ててブランドの年上女性に乗り換え?も何かあるのか?〜いやこれは年上のお姉様に夢中になっちゃった若い男の子ってだけのことかな。
 まあオリヴィアもまだ17歳ってことですので、これからの様々な経験がきっといろんな深い物語を生み出していくだろうな。

これからも注目していきます!