中学生のときの深夜放送だったなあ。僕が初めてこの曲を聴いたのは...。
谷村新司さんのセイ・ヤング。人気の「天才・秀才・バカ」シリーズコーナーは深夜の1時45分頃?で、そこでバンバン(ばんば ひろふみさん)と大笑いしたあと、パーソナリティーの谷村さんが2時頃にはしっとりした洋楽の名曲をかけてくれてました。(ギルバート・オサリバンのアローン・アゲインを知ったのも、また別な日のこのラジオ放送で、でした)
この曲を深夜に自分ひとりで聴いてみたんです...沁みましたね。
◆沢山の人に歌われているこの曲。でもオリジナルのレオンのものが一番です。
シンガーやミュージシャンであれば、その家族や恋人を泣かしても歌い続ける、というドラマは普遍的でしょうから、他のミュージシャンも取り上げて歌ってみたいんだろうとも思います。でも、創作というよりは、レオンの実体験が思い入れとしてかなり入っているように感じます。もちろん、最初にレオンの歌で聞いてしまっているので、この曲のカバー曲を聞いても、背景のドラマは浮かんできません...。
words:Russel Leon
lyrics © EMI Music Publishing, Universal Music Publishing Group, Sony/ATV Music Publishing LLC
Released in 1970
From The Album"Leon Russell"
*原詞の引用は太字です
I've been so many places
In my life and time
I've sung a lot of songs
I've made some bad rhymes
いろんな場所に行ってきた
俺の人生の時間をかけて
沢山の歌を歌ってきた
できの悪い歌もあったけど...
I've acted out my life in stages
With ten thousand people watching
But we're alone now
An' I'm singing this song to you
1万人もの人々が観るなかで
ステージで人生を過ごしてきた
でも今は俺たち二人きり
俺はおまえのためにこの歌を歌う
An' I know your image of me
Is what I hope to be
I treated you unkindly
But darlin', can't you see?
おまえが描いてる俺の姿は
俺自身なりたいと思ってる姿だ
俺はおまえに優しくできなかった
でも わかるかい
There's no one more important to me
Darlin',
can't you please see through me?
'Cause we're alone now
An' I'm singing this song to you
おまえより大切なものなんかない
お願いだ 俺の想いをわかってほしい
でも今は俺たち二人きり
おまえのために俺はこの歌を歌おう
You taught me precious secrets
Of the truth withholding nothing
You came out in front
An' I was hiding
おまえは大切な秘密を打ち明けてくれた
隠し立てのない真実の秘密をね
おまえが自分をさらけ出してくれたのに
…俺は隠れてしまった
But now I'm so much better
An' if my words don't come together
Listen to the melody
'Cause my love in there hiding
でも今なら大丈夫だ
俺の言葉がよくわからないなら
このメロディを聴いてほしい
そこに俺の愛を込めているから
I'll love you in a place
Where there's no space and time
I'll love you for my life
You are a friend of mine
おまえをこれからも愛していく
時を越えたどこかの場所で
俺が人生をかけて愛するのがおまえ
おまえは俺の生涯の友
An' when my life is over
Remember when we were together
We were alone
An' I was singing this song to you
たとえ俺の人生が終わっても
二人でいたことを覚えていてくれ
俺たち二人きり
そして俺が
おまえにこの歌を歌っていたことを
I'll love you in a place
Where there's no space and time
I'll love you for my life
You are a friend of mine
おまえをこれからも愛していく
時を越えたどこかの場所で
おまえは俺の友
俺が人生をかけて愛するのがおまえ
An' when my life is over
Remember when we were together
We were alone
An' I was singing this song to you
俺の人生が終わるときに
二人でいたことを思い出してくれ
俺たち二人きり
俺がおまえのために
この歌を歌っていたことを
We were alone
An' I was singing this song to you
'Cause We were alone
An' I was singing my song
singing this song to you
俺たち二人きり
俺はおまえのためにこの歌を歌った
そうさ俺たち二人きり
俺のこの歌は
おまえのために歌ったんだ...
日本語訳 by 音時(On Time)
◆レオン・ラッセルさんは2016年11月13日にテネシー州ナッシュビルの自宅で亡くなっています。睡眠中に息を引き取ったと伝えられています。レオンの訃報を耳にした時、この曲の歌詞がすぐ頭に浮かびました。貴方がこの曲を歌っていたことは忘れません。レオン享年74歳。ご冥福をお祈りいたします。
訃報を伝えるニュース(Barks.jp)
◆どこかのスタジオでの「A Song For You」。仲間の見守る中で歌うLeon。歌い終わった後、一服…も渋い。
◆カーペンターズの“A Song For You”。シングルにはなっていませんが、カーペンターズはこの曲にほれ込んで、同名のアルバムを作成しました(1972)。A-1とB-7のA Song For Youに挟まれる形で、Top Of The World、Huting Each Other、Goodbye to Love、I Won't Last A Day Without Youなどのヒット曲も入っている名盤です。
コメント
コメント一覧 (4)
https://news.mynavi.jp/article/20140323-a036/
私も、レオンのバージョンが大好きです。
それにしても、「セイ・ヤング」!! 懐かしい〜!
裏で「オールナイト・ニッポン」やってて、曜日によってどっち聞こうか迷いましたよ。でも部活の疲れから、すぐ寝ちゃってね・・・。
ところで、音時さんならご存知でしょうけれど、
レオン・ラッセルはもう一つ名曲を作りましたよね。
「THIS MASQUERADE」・・こちらはジョージ・ベンソンが大ヒットさせましたが、レオン・バージョンもなかなか良いです。
アルバム「CARNEY」収録1972年発売。