昔聴いた、ラジオ番組「全英トップ20」は、イギリスの最新チャートを電話でつながっている(イギリスと国際電話)女性レポーターが全英チャートをカウントダウンしていくものでした。
ここでこの曲"Walking On The Moon"が全英1位になったことを外国のお姉さんが電話で教えてくれたのを覚えております。

(調べてみたら、1979年12月8日に全英No1になっています。ただし1週だけの天下で、翌週からはピンク・フロイドの"Another Brick In The Wall PtⅡ"が5週間のNo1になります。)

"Message in the Bottle(孤独のメッセージ)"の後のシングルだったので注目をしていたのですが、前作がとてもカッコいい曲であったのに対して、なんだかとても変わった曲。まあ、月面を歩く宇宙飛行士になりたかった夢でも歌った歌なんだろう…と勝手に解釈しておりました。

710TXm4a3rL._AC_SX466_

◆2019年にリリースされたスティングのニューアルバムにしてベストアルバム「マイ・ソングス」。収録曲それぞれにスティングがコメントをしているとのことなので、ライナーノーツを興味深く読みました。(近所の図書館にCDがあったので借りてきました←買わんのかい!) この曲も収録されていたので、スティングのコメントを見ると…

"1979年のミュンヘンのホテルにて。無機質な感じの部屋で真夜中に書いた曲である"とのこと。

"頭のなかに響いてきた強烈な管楽器のフレーズで浅い眠りから引き戻され、朝まで眠ることができなかった"
"結局それがニール・アームストロング"の月面探査からインスパイアされた"ウォーキング・オン・ザ・ムーン"として実を結ぶのだが、もともとの歌詞は「部屋をうろつきながら(Walking round the room)」という、実に平凡なものだったんだ。

◆また、この曲のSongfactsページには続いてこんなことが書かれていましたよ。

翌朝、彼はリフを書き留めてたところ、さすがに"Walking round the room"っていうのはくだらないタイトルだなあと判断したので、それをさらにくだらないタイトルとして「Walking on the moon」に変更したとのこと。宇宙を舞台にしたタイトルとなっていますが、世界が変わり続ける中、自分たちはツアー続きでずっとホテルの部屋やステージに閉じ込められていて、どのように感じたかを歌にしたもの…とのこと。

reggatde-e1547808470882


Songwriter(s) Sting

Released in 1979
UK Single chart#1
From The Album“Reggatta de Blanc”

:原詞は太字


Giant steps are what you take
Walking on the moon
I hope my legs don't break
Walking on the moon

We could walk forever
Walking on the moon
We could live together
Walking on
Walking on the moon

大きな一歩を踏み出すんだ
月面を歩いてるみたいにね
脚が折れないように気を付けるんだ
月面を歩くようにおそるおそる…

二人でいつまでも歩いていよう
月面を歩調を合わせてね
一緒に生きていくんだよ
ロマンティックに
月面を歩いていくようにね

Walking back from your house
Walking on the moon
Walking back from your house
Walking on the moon

Feet they hardly touch the ground
Walking on the moon
My feet don't hardly make no sound
Walking on
Walking on the moon

きみの家からの帰り道
月面を歩くみたいな気分さ
きみの家からの帰り道
身体が宙に浮いたみたいに軽いんだ

両足が地に着かないのさ
月の地表を歩いてる
足音もほとんどしないんだ
まるで月の上を
歩いてる気分だよ

Some may say
I'm wishing my days away
No way
and if it's the price I pay

Some say
Tomorrow's another day
You stay, I may as well play

誰かに言われるかな
僕が"夢見て過ごしてる"って
とんでもないよ
でもそう見えちゃうんだろうね

こんなこと言う人もいる
"明日は明日の風が吹く"って
きみがいてくれるなら
喜んで楽器をいじるとするよ

Giant steps are what you take
Walking on the moon
I hope my legs don't break
Walking on the moon

We could walk forever
Walking on the moon
We could be together
Walking on
Walking on the moon

大股で歩くんだね
月面を歩いてるみたいに
おそるおそるケガしないように
慣れない月面歩行だからさ

二人ならずっと歩いて行ける
月の上で足どり軽くね
一緒にいられるはずさ
歩くのさ
月の上だってどこへだって

Some may say
I'm wishing my days away
No way, and if it's the price I pay

Some say
Tomorrow's another day
You stay, I may as well play

僕のこと"夢ばかり見てる"って
そう言われてしまうかもしれないよ
そんなことないんだけど
そう見えちゃうなら仕方ないさ

でもこう言う人もいるよ
"明日は明日でいいじゃないか"ってね
きみがいてくれるから
僕はずっと遊んでいたいよ

Keep it up, keep it up
Keep it up, keep it up
Keep it up, keep it up
Keep it up, keep it up
Yo yo yo yo
Keep it up, keep it up
Yo yo yo yo
Keep it up, keep it up
Yo yo yo yo
Keep it up, keep it up
Yo yo yo yo... 

このままでいよう
このままでいいんだよ...

(Words and Idioms)
wish away something
=to do nothing and hope that a problem will disappear
tomorrow is another day=明日という日がある, 明日のことは明日考えよう

日本語訳 by 音時

EP-0122


◆あれ?こんな話も見つけたぞ。こちらはGeniusという洋楽の歌詞の掲載されているページの解説から:

・この曲についてあとで明らかにされたことであるが、この曲は作者が恋に落ちて、ほのぼのとした気分(Carefree)になっている比喩表現(metapher)である。
・彼の自叙伝"Broken Music: A Memoir"によると、スティングは、この曲の歌詞が幼い頃のガールフレンドのデボラ・アンダーソンについてのものであることをほのめかしています。なぜなら、彼にとって「“being in love is to be relieved of gravity”=恋をしていることは重力から解放されることである」からです。

スティングの子どもの頃の写真まで載っていました(笑)

6cd3c1382e96a38564530943c6daf93e.675x1000x1


このブログでこれまで取り上げてきたポリスの曲の和訳記事はこちらです。
このブログでこれまで取り上げてきたスティングの曲の和訳記事はこちらです。




R-547687-1173223886.jpeg