うぉー!深緑さん、教えてくれてありがとうございます!
なんと「AOR AGE Vol.20」は"アンブロージア&デヴィッド・パック特集"って、

おい!誰が買うんだ?

俺だろう!

いやー、シンコーミュージックエンターテインメントさん、著者の中田さんほかみなさま。
この2021年に"アンブロージア&デヴィッド・パック特集"って、誰が買うんでしょうか。僕とこのブログを見ていただいている人数人でしょう。ほんと誰が買うの?何度も言ってしまいます(^▽^;)。
だって「ボズ」とか「ビリー」とか「シカゴ」とか、売れそうなアーティスト特集じゃないんですよ。"アンブロージア"知ってる人って、僕の周辺の人は皆無ですよ。(検索などでこのブログを訪れて、ブログ上でお知り合いにならせていただいた人を除く)

 こうした…AOR、洋楽ファンを大切にしている編集姿勢に敬意を表します!

65002-6-479x680

◆こうした洋楽ファンに優しいムック本「AOR AGE」、これからも発行が続けられるように、みなさん買ってください!(^▽^;)

AOR AGR Vol.20 「アンブロージア&デヴィッド・パック」


◆実は今日ようやくこの号を手にした私です。もう表紙の色がジャケットの「One Eighty」と同じ茶色で愛しい~!思わず声をあげてしまいました。今晩から読むぞ~(楽しみ)。
 (お風呂をぬるめにして、湯につかりながら読むのだ)←濡らすなよ。

◆はい、この曲"Holding On To Yesturday"は僕はリアルタイムでは聴いていなかった曲。でも彼らが初めて全米トップ40に登場して、最高位17位を獲得した曲です。ああ、当時、坂井さんや湯川さんはこの曲の紹介にどんな情報を話してくれたんだろう? そして、ビートルズのカバー"Magical Mystery Tour"で1977年に39位に登場し2週間だけトップ40にアンブロージアが再登場したときには、どんな解説をしてくれたんだろう?タイムマシンがあったら、戻ってラジオ関東(当時)聴きたい(^▽^)。

ちなみに邦題は「涙のイエスタディ」!?




Songwriter(s)
David Pack, Joe Puerta

Released in 1975
US Billboard Hot100#17
From The Album“Ambrosia”

:原詞は太字

Well
I keep holding on to yesterday
I keep holding on
enough to say that I'm wrong

ああそうさ
僕は昨日にしがみついてる
こだわり続けてるんだ
僕が間違ってたって今は言える

I keep thinking that I'm lonely
But it's only missing you inside
Days when we were once together
Seems we'd never come alive

自分が孤独だってずっと思ってる
でも心のなかじゃ
きみを恋しがってるだけなんだ
もう一度僕たちが一緒になれる日は
どうやら実現しそうにないね

So I keep holding on to yesterday
I keep holding on
enough to say that it's wrong

だから僕は
去った日にしがみついてしまってる
こだわり続けてるんだ
僕が悪かったんだって
そう言えるようになったんだ

Lord I don't know when I'll see you
I can't reach you anymore
Well if I'd only known I'd need you
Then I'd keep you like before

ああ いつきみに会えるんだろうか
もう僕の手はきみに届かないのか
ああ きみが必要だとわかっていたなら
それだけで昔のように
きみを抱きしめられていたんだろう

Ooo ooo ooh
Ahh ahh ahh

Well I keep holding on to yesterday
 (yesterday)
I keep holding on enough to say

ああ 昨日にしがみついてしまってる僕
(過ぎ去った日々に)
僕が言わなきゃならなかった
そうこだわり続けてる

That I'm wrong wrong wrong to keep holding on
My yesterdays have all gone by...

すべて僕のせいだと自分に言い聞かせてる
僕の昨日はもう過ぎてしまったんだ…

日本語訳 by 音時

namidano


うーむ、相手が去っていって初めてわかった男、なんでしょうね。
"きみが必要とわかっていたなら…"

昨日と同じようにしがみついているのは…
"enough to say I'm wrong…"

"僕が間違っていたというのに十分な"ことにしがみついている…となかなか意味がわかりにくかったのですが、今まで"僕が悪かった/間違っていた"と彼は口にすることができないまま彼女と別れたのではないかと思いました。ひょっとすると、彼女は関係が壊れたこと・破局を「自分のせい」と言って身を引いたのに対して、それを受け入れてしまったことに後悔しているのではないか。
 今度もし会えたら(会えるはずないのに)、彼女に「きみは悪くない、悪いのは僕のほうだった」とようやく気付いた、そのことを言えるようになったことにこだわっている…ということだと解釈しました。ちょっとわかりにくいですね(^▽^;)。

R-5343833-1391040023-2397.jpeg


◆「AOR AGE」のデヴィッドへのインタビューでは、デビューアルバム「Ambrosia」のレコーディングについて、曲のミックスをしてくれたのがアラン・パーソンズで、アランはアメリカのアーティストを手掛けたのは初めてだったんじゃないか?などの興味深いコメントもしておりました。
アラン・パーソンズが好きなそこのきみ、「AOR AGE買いなさいね」(笑)

◆こちらは1976年4月12日 キャピトル・シアターでのライヴから。イントロ長い。プログレ風だね。



◆ビートルズカバー"Magical Mystery Tour"。Various Artistによるサントラ「All This and Word War Ⅱ」に収録されています。イントロのオーケストラはロンドン・フィル。1977年4月に全米39位になりました。



◆そして僕の大好きな曲"How Much I Feel"(お前に夢中)。あの頃、めめしかった自分にとっての想い出の曲でもあります…。ほろ苦い想い出がよみがえるなあ…(^▽^;)。



このブログで取り上げたアンブロージアの楽曲の和訳記事はこちらです。