2月3日…ドン・マクリーンが"アメリカン・パイ"で歌った「音楽が死んだ日」です。
正確に言えば、1959年の2月3日、バディ・ホリーと他のアーティスト(リッチー・ヴァレンス、ザ・ビッグ・ボッパーら)が一緒に搭乗した小型機が墜落事故が起きた日…。
バディは当時まだ22歳。もしこの悲しい事故がなければ、その後、どれだけ素敵な作品を生み出してくれていたか…そう考えてこの日が"音楽が死んだ日(The Day the Music Died)"と歌われたんですね。
ウィキペディア「音楽が死んだ日」
◆僕がバディ・ホリーの曲を聴いたのは、リンダ・ロンシュタッドの"That'll Be The Day"が最初だったと思います。そのときはリンダの気合いの入ったボーカル、そして楽しい曲で気に入りました。作者がバディ・ホリーと聞いたのはだいぶ経ってから、だったと思います。
バディの名前をインプット!したのは、佐野元春さんの「悲しきRadio」の歌詞だったかもしれません(^▽^;)
(前略)
Radio Radio
この気持ちをわかってDJ
Radio Radio
いかしたミュージック 続けてもっと
ジーン・ビンセント チャック・ベリー
リトル・リチャード バディ・ホリー
Any old Rock and Roll
ビートに恋してる Radio Kids
心はいつでもオーバー・ヒート
(後略)
佐野さんが影響を受けたアーティスト名を連呼するこの部分の歌詞、大好きな佐野さんが名前を挙げているので、偉大なアーティストだから「これは聴かねばなるまい」と思ったわけです!
(この曲、部室でよく友人Wがギター弾いて歌っていたのですが、この部分だけ早口で歌えない 笑)
そしてビートルズにも影響を与えたというバディ・ホリー。彼の作品も一通りは聴いてみました。
◆この曲"Peggy Sue"はバディの大ヒット曲。1957年に"ザ・クリケッツ"名で"That'll Be The Day"が全米1位になって、その後、バディ・ホリー名で大ヒットし、全米3位になった曲です。
後で歌詞を見ていただければ、訳さないでもわかる(笑)「好き好きソング」なんですね。このシンプルさも他のアーティストに影響与えたんだろうな。
この歌は元々はバディの姪の名前"シンディ・ルー"と名付けられていたようですが、後にザ・クリケッツのドラマーであるジェリー・アリスンのガールフレンド「ペギー・スー・ゲロン」にちなんで「ペギー・スー」と改名されました。
ペギーは回想録「ペギー・スーに何が起こったのか」を書いていて、この曲を最初に聴いたときは「とても恥ずかしかったので、私は死んだかもしれない」と述べたそうです!
(そりゃあ、これだけ名前を連呼されたらなあ..)(^▽^;)
Songwriter(s) Jerry Allison, Norman Petty, Buddy Holly
Released in 1957
US Billboard Hot100#3
From The Album“”
:原詞は太字
If you knew Peggy Sue
Then you'd know why I feel blue
Without Peggy, my Peggy Sue
Oh well I love you gal,
yes, I love you Peggy Sue
きみがペギー・スーを知ってるなら
僕がブルーな理由がわかるよね
ペギーがいなきゃだめなんだ
僕のペギー・スー
ああ 愛してるんだ
そう ペギー・スーが好きなのさ
Peggy Sue, Peggy Sue
Oh how my heart yearns for you
Oh Peggy, my Peggy Sue
Oh well I love you gal,
yes, I love you Peggy Sue
ペギー・スー ペギー・スー
ああ僕の心はきみで焦がれてる
ああペギー 僕のペギー・スー
ああ 愛してる
好きなんだよ ペギー・スー
Peggy Sue, Peggy Sue
Pretty, pretty, pretty, pretty Peggy Sue
Oh Peggy, my Peggy Sue
Oh well I love you gal,
and I need you Peggy Sue
ペギー・スー ペギー・スー
可愛い 可愛い 何度も言うよ
ああペギー・スー 僕のペギー・スー
そうさ 好きなんだよ
きみが必要なんだ ペギー・スー
I love you, Peggy Sue,
with a love so rare and true
Oh Peggy, my Peggy Sue
Well I love you gal,
I want you Peggy Sue
好きなんだ ペギー・スー
こんなことってないよ 本当さ
ああペギー 僕のペギー・スー
ああ 僕が好きな女の子
きみがほしいよ ペギー・スー
[Instrumental Break]
Peggy Sue, Peggy Sue
Pretty, pretty, pretty, pretty Peggy Sue
Oh Peggy, my Peggy Sue
Oh well I love you gal,
yes, I need you Peggy Sue
ペギー・スー ペギー・スー
可愛い、可愛い…可愛いペギー・スー
ああ ペギー 僕のペギー・スー
そうさ 愛してる
きみがいなきゃだめさ ペギー・スー
I love you, Peggy Sue,
with a love so rare and true
Oh Peggy, my Peggy Sue
Oh well I love you gal,
and I want you Peggy Sue
Oh well I love you gal,
and I want you Peggy Sue
愛してる ペギー・スー
めったにない 本当の愛なんだ
ああペギー 僕のペギー・スー
そうさ 好きな女の子さ
きみがほしいよ ペギー・スー
ああそうさ 好きなんだ
きみがほしいよ ペギー・スー
(Words and Idioms)
yearn for=恋い慕う, 恋慕う, 胸を焦がす, 懐かしむ, 恋い焦がれる
日本語訳 by 音時
◆この曲のSongfactsページからの情報です。
バディ・ホリーは1958年(飛行機事故の直前)に、この曲の続編に当たる「ペギー・スーの結婚 Peggy Sue Got Married」を録音していて、死後の1959年にクリケッツによってオーバーダビングした上でリリースしています。1986年のキャスリーン・ターナーの映画「ペギー・スーの結婚」のオープニングクレジットで演奏された...とありますね。(別曲として和訳しました→こちらをどうぞ)
バディ・ホリー、安らかにお眠りください…!
◆こちらの記事「バディ・ホリーの音楽人生を描く伝記映画『Clear Lake』が製作決定」。
コロナで撮影はいったん中止になり、撮影は再開された?のでしょうか。完成が楽しみです。
1978年に伝記映画「バディ・ホリー・ストーリー」が作成・公開されたんですね。これも観てみたいな。
◆ジョンも1975年のアルバム「ロックン・ロール」で"Peggy Sue"をカバーしています。
コメント
コメント一覧 (4)
映画「ラ・バンバ」。リッチー・バレンスを描いた作品なのですが、リッチーとバディーが悪天候のなか、飛行機に乗り込むシーンが描かれていました。そして………。