ベースのJohn Deaconの作品。彼の奥さんのヴェロニカのために作った歌です。
アルバム「オペラ座の夜」では、この曲が終わった後すぐに次の曲"'39"のイントロのアコ―スティック・ギターが始まります。この曲順はセットで記憶に残っているなあ...。
◆僕の持っている「全曲解説シリーズ クイーン」でこの曲の解説でブライアンがこう言っています。
「"マイ・ベスト・フレンド"は文句なしに大好きだね。ジョンはあの曲をどこからともなく持ってきたんだよ。彼がバンドのために自分で書いた曲としてはほんの2曲目だったけど、それがあんなにパーフェクトなポップ・ソングだなんてね」...。
はい、とても楽しく、ハッピーで、しかも長くなく3分弱でサクッと終わります。うん、まさに"Perfect Pop Song"だと思います!
◆そして、この曲はもしかすると…僕が一番最初に和訳した洋楽曲かもしれない。いや、確かそうだった!当時の僕は、分厚い辞書を引きながら訳しました。
"Whenever this world is cruel to me"とか...難しかったなあ。また、自分の彼女(奥さん)に「フレンド」って言っているのかあ…わかるようなわからなかったような…そんな記憶があります。
その四苦八苦して訳した訳詞を僕の弟が当時お付き合いしていた彼女との交換日記(古!)に「僕が訳したんだよ」と勝手に転用して、彼女から尊敬された、という事件がありました。40年以上の前の話をいまさらですが..言わなければなりません。
「Mさん、あれを訳したのは兄の僕です!」
Songwriter(s): John Deacon
Copyright: Queen Music Limited
Released in 1976
UK Single Chart#7
US Billboard Top100 peak position#16
From The Album “A Night At The Opera”
:原詞は太字
Ooo, you make me live
Whatever this world can give to me
It's you, your're all I see
Ooo, you make me live now honey
Ooo, you meke me live
ああ、きみが僕を生かしてくれる
世界が僕が何でもくれると言っても
きみなんだ きみが僕のすべて
ああ きみがいるから僕もいるんだ
きみが僕を生かしてくれる
You're the best friend
that I ever had
I've been with you such a long time
You're my sunshine
And I want you to know
That my feelings are true
I really love you
You're my best friend
きみは"最高の友だち"さ
そんな人はこれまでいやしなかった
こんなに長い時間 きみといて
きみは僕の太陽の光
そして知って欲しいんだ
僕の気持ちが本物だってことを
本当にきみを愛してる
きみは"最高の友だち"なんだ
Ooo, you make me live
ああ、きみがいるから僕は生きる
I've been wandering round
But I still come back to you
In rain or shine
You've stood by me girl
I'm happy, happy at home
You're my best friend
僕はあちこち放浪してきた
だけどきみのもとに帰ってくる
雨でも 太陽の光の元でも
きみは僕の側にいてくれた
僕は幸せさ
幸せでくつろいだ気持ちになれる
きみは"最高の友だち"
Ooo, you make me live
Whenever this world is cruel to me
I got you, to help me forgive
Ooo, you make me live now honey
Ooo, you make me live
ああ、きみのために僕は生きる
この世界が僕に残酷な仕打ちをしても
僕にはきみがいる
僕を助けてくれる
ああ、きみが僕を生かしてるんだ
ああ、きみが僕を生かしてるんだ
You're the first one
When things turn out bad
You know I'll never be lonely
You're my only one
And I love
The things that you do
You're my best friend
きみが初めてなんだ
物事が結局うまくいかなくても
僕が決して孤独にはならないよ
きみは僕のたった一人の人なんだ
きみの仕草も僕は好きだよ
"最高の友だち"なんだ
Ooo, you make me live
ああ、きみが僕を生かしてくれる
I'm happy, happy at home
You're my best friend
You're my best friend
Ooo, you make me live
You, you're my best friend
僕は幸せだ
幸せにくつろげるんだ
きみは"最高の友だち"なんだ
きみは"最高の友だち"なんだ
ああ、きみは僕の生きる理由
きみが
きみが僕の"最高の友だち"なんだ
日本語訳 by 音時
◆Live in houston 1977 ライブなのでコーラスワークがスタジオ版よりイマイチではあるけど、この粗削り感がいい…!
(この記事を書くにあたっての参考文献)
「全曲解説シリーズ クイーン」(マーティン・パワー著書)シンコー・ミュージック・エンターテインメント
コメント
コメント一覧 (10)
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ノートをみましたが、Bohemian Rhapsody 最高位9位(1976年4月24日)You're My Best Friend 最高位16位(1976年7月31日)、それだけでなく、一位にはなっていないけどBohemianのほうが倍くらい長い期間TOP40圏内にいた大ヒットでしたが、やっぱりこの曲のほうがシンプルで好きです。
自分の奥さんの事を謳った曲とは知りませんでした。また、機会があったらWhenever this world is cruel to me!も英語の会話で使ってみたくなりました。英語的な面白いフレーズだと思いました。和訳、曲の背景ありがとうございます。
弟さんとは 双子でしたよね。
私の亡き母も 双子でした。 2人とっても仲良しで双子の姉とは 結婚も出産も 亡くなった時期も ほぼ同時期でした。
前のアルバムの 「Misfire」は 下ネタぽい歌詞でしたが この歌詞はいいですよね。
スタジオの方は ジョンが電子ピアノを 弾いてますが フレディが 電子ピアノを 弾きたくないと 言ったとか。
この曲以外では「ブレイクフリー」は結構好きです。
ベースも上手いのですが81年以降はステージでは何か一歩引いて弾いているのが印象的でした。
「アンダープレッシャー」のイントロはきっと彼ではないかと思っています~でも本人はボウイを立ててますね。
グループでもソロで歌わないは彼だけですが本当は歌えるのでは?と…
ブログを色々見ていたのですが今年1月さいたま公演行かれたんですね。自分は93年のブライアンメイのみ行きましたがやはり80年代見に行きたかったと。
大好きなジョン・ディーコン。なんとこのFriend、奥さんのことだったんですね。ますますジョンの人柄がよく理解出来る1曲ですね。