シュープリームスは当初は"プライメッツ"という4人組で活動をスタートしましたが、すぐに1人が抜け、ダイアナ・ロス、マリー・ウィルソン、フローレンス・バラードの3人組になります。
シュープリームスとしてデビューして8枚のシングルをリリースしましたが、火はつかず。ミラクルズやマーヴェリッツがチャートで大活躍していたのに、"最高の者たち(シュープリームス)"は"ノー・ヒット・シュープリームス"などと揶揄されたそうです。

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◆この曲はモータウンで頭角を現したソングライターチーム、
・ラモント・ドジャー
・エディ・ホーランド
・ブライアン・ホーランドの3人組は"ホーランド=ドジャー=ホーランド"(H=D=H)の作品。彼らの曲がシュープリームスの全米No1ヒットをもたらしました。

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"Where Did Our Love Go?"(愛はどこへ行ったの)はチャートを駆けあがり、1964年8月に全米No1を2週連続獲得しました’(アニマルズの「朝日のあたる家」に王座を明け渡します)

◆僕の持っている「ビルボード・ナンバー1・ヒット1955-1970上」(音楽之友社)」のこの曲のページにこんな話が載っていました。

 "3人組"は当初はこの「愛はどこへ行ったの」はマーヴェリッツが歌うことを想定して仕上げていたようです。ところがマーヴェリッツのボーカリスト(グラディス・ホートン)が「こんなクズは歌えない」と言ったので、この曲はシュープリームスに回ってきました。
 シュープリームスも「マーヴェリッツが拒否した曲を私たちに歌えってことなの!」と不満を漏らしたそうですよ。でもそりゃそうですね(^▽^;)

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 レコーディングしたものの、結果はがっかりしていた…とのことですが、わからないものです。
 シュープリームスはディック・クラークの"キャラバン・オブ・スターズ"のツアーに"その他アーティスト"として参加していたのですが、ツアーが進むにつれ観客の反応はシュープリームスに集中!"その他アーティスト"どころか、キャラバン一の人気者になっていきました…!

 映画のなかで言われていましたが、テレビで黒人の可愛い女性が歌を歌うこと自体が当時なかなか前例がありませんでした。そんななか、この3人組は黒人女性の社会進出をおおいに励ましたそうです!

シュープリームスは計12曲の全米No1ヒットを生み出す、偉大な女性コーラスグループになりましたが、その記念すべき1曲めがこの曲"Where did our love go?"だったのです。
(Supremes のシングル・ディスコグラフィー

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Writer/s: Edward Jr. Holland, Lamont Dozier, Brian Holland
Publisher: Sony/ATV Music Publishing LLC

Released in 1964
US Billboard Hot100#1(2)
From The Album“The Supremes”

:原詞は太字

Baby, baby, baby don't leave me
Ooh, please don't leave me all by myself
I've got this burning, burning,
yearning feelin' inside me
Ooh, deep inside me and it hurts so bad


ベイビー 私を置いていかないで
ああお願い 私を一人にしないでよ
この燃えるような
焦がれる想いが私のなかにある
ああ 心の奥で私をすごく苦しめるのよ

You came into my heart (baby, baby)
so tenderly
With a burning love (baby, baby)
That stings like a bee (baby, baby)
Now that I surrender (baby, baby)
so helplessly
You now want to leave (baby, baby)
Ooh, you wanna leave me (baby, baby)
Ooh (baby, baby)


私の心に とても優しくやってきたあなた
燃えるような愛は
私をハチのように突き刺すの
でもいま どうしようもなく
あきらめてしまったわ
いまあなたは出て行こうとしてる
ああ あなたは別れたいの?
ああ ベイビー ベイビー

Baby, baby, where did our love go?
Ooh, don't you want me?
Don't you want me no more (baby, baby)?
Ooh, baby


ベイビー ベイビー
私たちの愛はどこに行っちゃったの?
ああ 私を求めてないの?
もう私はあなたにいらないの?
ああ ベイビー

Baby, baby, where did our love go?
And all your promises of a love forevermore!
I've got this burning, burning,
yearning feelin' inside me
Ooh, deep inside me, and it hurts so bad


ベイビー ベイビー
あなたが約束した愛は永遠のものだったのに
心のなかに燃える焦がれる想いは
そう 心の奥深くで 私の心を痛めつけてくるのよ

Before you won my heart (baby, baby)
You were a perfect guy
But now that you got me
You wanna leave me behind (baby, baby)
Ooh, baby

あなたが私の心を勝ち取る前は
あなたは完璧な男性だった
でも私を手に入れたあなたは
私を置き去りにしたがってるの
ああ ベイビー

Baby, baby, baby don't leave me
Ooh, please don't leave me all by myself
(baby, baby)
Ooh baby, baby, baby


ベイビー ベイビー
私を置いていかないで
ああ お願い 私を一人にしないでよ
ああ ベイビー ベイビー

日本語訳 by 音時

unnamed (1)Suprems

◆ちなみに、映画のなかでは描かれませんでしたが、H=D=Hは、ベリー・ゴーディの徹底した管理体制のなかで音楽を製作する考え方よりも、音楽にはよりアーティスティックな関わり方を望んでおり、1968年に古巣のモータウンを離れ、翌年1969年には自らのレーベル"インヴィクタス/ホット・ワックス"を設立します。
 しかし、いくつかのヒットは産み出したものの、モータウン在籍時ほどのヒットにはならず、逆にモータウンから訴えられ「H=D-H」のチーム名を名乗ることができなくなる、などの事態もありました…(その時は"EdytheWayne"と名乗った様子)。