テンプテーションズの「マイ・ガール」は彼らの最初の全米No1曲。今では沢山のアーティストにカバーもされている洋楽の有名曲ですね。

 テンプテーションズは、もちろん実力のあるボーカリストが複数名いて、コーラスワークも見事なグループですが、何と言ってもこの曲がいいですね。モータウン所属のアーティストにスモーキーは積極的に曲を提供しました。
 この曲の詞は「もうスキスキ、僕の彼女のことさ」って歌詞で、「はい、はい、そうですか、ご馳走様でした」としか言いようがないのですが、スモーキーは奥様のクローデッドに宛てて書いたとのこと。(げっぷが出ました 笑)

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 また、スモーキーは当初は自分とミラクルズのためにこの曲を作っていましたが、テンプテーションズに譲ってほしいと頼まれて承諾。スモーキーは2006年のインタビューによると、この曲のリードボーカルとなったデヴィッド・ラフィンの声を念頭において書いたと言っているそうですね。

◆映画のなかで、ベリー・ゴーディと会ったときにすでにスモーキーは100曲以上の曲を書いていたけれど、歌詞に起承転結の物語をしっかり入れて構成して作品に仕上げることはベリーに学んだと話しておりました。ンンン? この曲の歌詞って物語あるんか?(^▽^;)

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Songwriter(s)
Smokey Robinson、Ronald White

Released in 1965
US Billboard Hot100#1(1)
From The Album“The Temptations Sing Smokey”

:原詞は太字

I've got sunshine on a cloudy day
When it's cold outside,
I've got the month of May
I guess you'd say
What can make me feel this way?

曇りの日だって僕には太陽が降り注いでる
外はまだ寒くても
僕は5月の陽気を感じてるのさ
どうしてってきみは聞くかな?
何が僕をこんな風に感じさせてるのかって?

My girl, my girl, my girl
Talkin' 'bout my girl, my girl

それはあの娘さ 僕のあの娘
僕の愛しいあの娘のせいなんだ

I've got so much honey, the bees envy me
I've got a sweeter song
than the birds in the trees
Well, I guess you'd say
What can make me feel this way?

沢山のハチミツが溢れてる
ミツバチだって僕をうらやんじゃうよ
僕には木々の鳥たちよりも優しい歌が聞こえるんだ
そう きみは聞くだろうね?
僕がどうしてこんな風に感じるかってさ

My girl, my girl, my girl
Talkin' 'bout my girl, my girl

マイ・ガール 彼女のせいさ
僕の大切なあの娘のことなんだよ

Ooh, ooh
Hey, hey, hey
Ooh, ooh
Hey, hey, hey
Ooh, ooh, yeah

I don't need no money, fortune, or fame
I've got all the riches, baby,
one man can claim
Well, I guess you'd say
What can make me feel this way?

お金なんかいらないよ 富も名声もね
僕はもう充分満たされてるんだ ベイビー
人が欲しがるものはすべてね
ああ どうして?って思うかな
僕がこんな風に感じるのかってことさ

My girl, my girl, my girl
Talkin' 'bout my girl, my girl
(Talkin' 'bout my girl)

それはあの娘が マイ・ガールのせいなんだ
僕のあの娘のことを話そうよ

I've got sunshine on a cloudy day
(Woah, woah)
With my girl
I've even got the month of May
With my girl
Talkin' 'bout my girl

曇りの日だって僕は太陽の暖かさを感じてる
あの娘といるとね
いつだって5月のぽかぽかした日みたいさ
あの娘といるとね
マイ・ガール
僕のあの娘のことなのさ


日本語訳 by 音時

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◆この曲がヒットしていた頃のビルボードチャートを見てみましょう。
US Top 40 Singles for the Week Ending 6th March, 1965
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テンプテーションズは、ゲイリー・ルイスとプレイボーイズ「恋のダイヤモンド・リング」に代わって1位になりますが、
天下は1週のみ。この週19位から5位にジャンプアップした、ビートルズ「涙の乗車券」が次の1位になります(2週間No1)。
そしてビートルズを蹴落して次の1位になるのは、この週41位から13位にアップした「Stop!in the name of love」。
(41→13→3→2→1...)

1 3 MY GIRL –•– The Temptations (Gordy)-8 (1 week at #1) (1)
2 1 THIS DIAMOND RING –•– Gary Lewis and the Playboys (Liberty)-8 (1)
3 2 YOU’VE LOST THAT LOVIN’ FEELIN’ –•– The Righteous Brothers (Philles)-13 (1)
4 5 THE JOLLY GREEN GIANT –•– The Kingsmen (Wand)-9 (4)
5 19 EIGHT DAYS A WEEK –•– The Beatles (Capitol)-3 (5)

6 6 TELL HER NO –•– The Zombies (Parrot)-9 (6)
7 10 KING OF THE ROAD –•– Roger Miller (Smash)-6 (7)
8 13 THE BIRDS AND THE BEES –•– Jewel Akens (Era)-7 (8)
9 12 FERRY CROSS THE MERSEY –•– Gerry and the Pacemakers (Laurie)-5 (9)
10 4 DOWNTOWN –•– Petula Clark (Warner Brothers)-12 (1)

◆1993年オーストラリアのTVショウにて。




◆デヴィッド・ラフィンとエディ・ケンドリックス、そしてホール&オーツ。
豪華!そして楽しい!ダリルもジョンも嬉しかっただろうな。



◆映画「マイ・ガール」(1991年)でも使われました。マコーレ・カルキン君は「ホーム・アローン」(1990年)と「ホーム・アローン2」(1992年)の間で出演。

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