カーペンターズにはこんな曲もあるということで。この曲の歌詞にはビックリするでしょう!
◆僕もラジオの向こうから流れるこの曲は「ナ、ナンダ…!」と思いました。タイトルの英単語もよくわからなく、英和辞典を引きました。歌詞の内容、とくに最初にあるDJとのくだりもよくわからず、???でした。
DJがいつものように番組を始めると、ラジオが混線。宇宙人と会話しちゃう!「ワレワレハチキュウヲ…」と言う宇宙人に対して、「ごめん、そういうタイトルの曲はないんだな~」って当時、ビデオも含め、よく作りましたね。(カレンが拒食症のためか、痩せてきているのがわかり、ちょっと辛いですね…)
DJがいつものように番組を始めると、ラジオが混線。宇宙人と会話しちゃう!「ワレワレハチキュウヲ…」と言う宇宙人に対して、「ごめん、そういうタイトルの曲はないんだな~」って当時、ビデオも含め、よく作りましたね。(カレンが拒食症のためか、痩せてきているのがわかり、ちょっと辛いですね…)
◆タイトルになっている"Calling Occupants of Interplanetary Craft"の意味ですが、
"Calling Occupants"は"乗組員の皆さんに呼びかけています"。
" Interplanetary Craft"は"惑星間の小型船"ですね。
したがって、
"惑星間の小型船の乗組員(ようは宇宙船に乗った宇宙人のみなさん)に呼びかけてます。(このメッセージが届いたらお返事ください)"っていうことですね。
◆この曲はリチャードがSFファンということで実現をしたようでしたが、リチャードの作ではありません。「クラトゥ(Klaatu)」というプログレバンドの曲で、この曲も1977年に全米62位のヒットになっています。(バンド名の由来は、1951年のSF映画「地球の静止する日 (The Day the Earth Stood Still)」において、宇宙からの訪問者「クラトゥ (Klaatu)」というらしい。この映画、2008年にキアヌ・リーブス主演でリメイクしたやつだ)
◆アルバム「パッセージ」のラストを飾るこの曲には、ロサンゼルス交響楽団や、グレッグ・スミス率いる合唱団が参加しているとのこと。(ただし、契約上の問題でロサンゼルス交響楽団の名前は出せなかったため、アルバムのクレジットでは"Overbudget Philharmonic"と記載されています)
1977年は大ヒットになった映画「未知との遭遇」が上映された年(日本では翌年1978年)ですが、「地球外生命体との交流」を歌ったKlaatuとCarpentersの方がちょっぴり早かったようですね。
written by Klaatu
@EMI Music Published Ltd,A&M Records,Inc.Reproduction prohibited
Released in 1977
US Billboard Hot100#32
From The Album“Passage”
:原詞は太字
All Hit Radio~
オール・ヒット・レイディオ~
All right you're listening to All Hit Radio and it's 53degF at 13 minutes past the hour
And right now on our all request line I've got Mike Legerwood on the line
Hey babe what would you like to hear?
WE'VE BEEN OBSERVING YOUR EARTH
「やあみんなオール・ヒット・レコードへようこそ!気温は11度、13分をまわったところさ。今このリクエストラインにはマイク・レジャーウッド君が出てくれてるよ。ヘイ、ベイヴ、リクエストをどうぞ」
"ワレワレハ キミタチノチキュウヲ カンサツシテキタ”
Hey babe I'm sorry I can't hear you too well, you're going to have to speak a little closer to the phone.
What would you like to hear again?
WE'VE ARE OBSERVING YOUR EARTH
「悪いけど君の声が遠くてよく聞こえない。もう少し受話器のそばで話してくれないか。もう一度リクエストをどうぞ」
“ワレワレハ キミタチノチキュウヲ カンサツシテキタ”
Hey Mike I'm sorry babe, that's not on our playlist. And by the way you sound great over the phone.Anyway if you give us your request we'll be glad to play it for you babe, sooo let's hear it.
WE'VE ARE OBSERVING YOUR EARTH
「ヘイ、マイク、悪いんだけど、その曲はないなあ。ところで君の声、電話越しでなかなかカッコいいよ。でもね、リクエストをくれたら喜んで君のためにかけちゃうよ。さて、リクエストは何かな」
“ワレワレハ キミタチノチキュウヲ カンサツシテキタ”
Uh, listen Mike I'm sorry babe
AND WE'D LIKE TO MAKE
「ああ、マイク聞こえてる? 悪いんだけど…」
“ワレワレハ…”
I'm sorry Mike
A CONTACT
「マイク、すまないけど…」
“レンラクヲ トリアイタイ...”
WITH YOU, BABY
“キミタチト…ベイベー”
In your mind
you have capacities you know
To telepath messages
through the vast unknown
Please close your eyes and concentrate
With every thought you think
Upon the recitation
we're about to sing
私たちの頭の中には
テレパシーの力があるのよ それで
広大な未知の世界と連絡できる
目を閉じて 集中してみて
今から歌うこの言葉に
すべての神経をそそいで
Calling occupants
of interplanetary craft
Calling occupants
of interplanetary
most extraordinary craft
惑星間宇宙船の乗員の皆さん
聞こえますか
素晴らしい宇宙船の乗員の皆さん
応答をお願いします
Calling occupants
of interplanetary craft
Calling occupants
of interplanetary craft
Calling occupants of interplanetary,
most extraordinary craft
惑星間宇宙船の乗員の皆さん
聞こえますか
惑星間宇宙船の乗員の皆さん
応答をお願いします
素晴らしい宇宙船の乗員の皆さん
応答をお願いします
You've been observing our earth
And we'd like to make
a contact with you
We are your friends
皆さんは私たちの地球を
観察してきたのね
私たちはあなた方と連絡を取りたいの
私たちはトモダチなの
Calling occupants
of interplanetary craft
Calling occupants
of interplanetary ultra-emissaries
We've been observing your earth
And one night
we'll make a contact with you
ワタシタチハ チキュウヲミテキタ
イツカノヨルニ
キミタチト レンラクヲトリアイタイ
We are your friends
私たちはトモダチなのよ
Calling occupants
of interplanetary
quite extraordinary craft
とても素敵な
惑星間宇宙船の乗員の皆さん
応答願います
And please come in peace,
we beseech you
Only a landing will teach them
Our earth may never survive
So do come, we beg you
Please interstellar policeman
Oh won't you give us a sign
Give us a sign that we've reached you
お願いだから来る時は平和にね
心からお願いするわ
着陸するだけでみんなわかるはず
私たちの地球はもしかして
生き延びられないということを
だから来てほしいの お願い
お願いします 惑星間警察の方
合図をいただけませんか
あなた方にメッセージが届いたか
合図をください
With your mind
you have ability to form
And transmit thought energy
far beyond the norm
You close your eyes,
you concentrate
Together that's the way
To send the message
We declare world contact day
あなたの頭の中にも能力がある
思いを形にして伝達する力
ありえないほどのエネルギーがね
だから目を閉じて 集中して
こんな風に一緒に
メッセージを送りましょう
「ワールド・コンタクト・デイ」
今日はその日 宣言しましょう!
Calling occupants
Calling occupants
Calling occupants of interplanetary,
anti-adversary craft
応答願います
親愛なる惑星間宇宙船の乗員の皆さん
応答願います
We are your friends
私たちはトモダチなのです
(Words and Idioms)
華氏53F=摂氏11.7℃
vast=広大な
recitation=暗唱、朗読
occupants=乗員
interplanetary=惑星間の
craft=小型船
beseech=嘆願する
interstellar=星と星の間の
norm=標準
adversary=反対する人、敵
日本語訳 by 音時
◆宇宙の映像や、映画「E.T.」も登場する動画です。
◆クラトゥ(Klaatu)のオリジナル: "Calling Occupants of Interplanetary Craft"。
(この記事は以下を参考にさせていただきました)
Wikipedia Passage(The Carmpenters Album)
Wikipedia Calling Occupants of Interplanetary Craft
Wikipedia クラトゥー
コメント
コメント一覧 (11)
ボクが洋楽を聞くようになったのは1973年ころです。中学生でした。
その頃、カーペンターズは好きではありませんでした。曲が好きじゃなかったのです。
カーペンターズを聞くようになったきっかけは、「青春の輝き」とこの「星空に愛を」です。特に「星空に愛を」は、美しいメロディラインとダイナミックな編曲がボクの好みにドンピシャでした。
なるほど。ロサンゼルス交響楽団やグレッグ・スミス率いる合唱団が参加しているんですか! それに、「地球外生命体との交流」を歌った曲なんですね。実に、宇宙的で壮大なテーマだったのですね。
(宇宙人が返答するところが、なんともいいです。)
音時さんの解説を見て、この曲がさらに好きになりました。
でもこの曲はスケールが大きくて、地球を代表してカレンが歌ってくれるのは、嬉しかったですね…!
PVでも判るようにこの頃からカレンは拒食症の症状が深刻化し始めました。レコード会社、兄のリチャード、そしてファンの期待に応えようと、精神的にも辛かったはず。そんな背景を考えながらこの曲を聴くと、胸が締め付けられる思いです。
何かこの年の前後の洋楽?には宇宙をテーマにしたもの(特に遭遇系)が見受けられた記憶があります。スターウォーズ、未知との遭遇、EW&Fのファンタジーとか。
僕の場合、ホール&オーツのアルバム“voices”を買って聴いていた時にB面の暗いとある曲ばかりを気に入って、自分の曲のように聴いていました。カバーで別なアーティストが歌うことを知り、おおいに憤った!ものです。(その曲は“Everytime you go away”でした!)
でも名曲は多くの人に聴かれてこそ、後世に残ります。たとえ当時ヒットしなくても、「いい曲」は取り上げていきたいですね。(このブログのモットーでもあります)
貴ブログに、この曲を記事にしてほしくない、ということではなくて、その当時の心境を述べました。言葉足らずだったかもしれません。すみません!
カーペンターズが同年にリリースしていたのは知らなかったし、知ったのは、かなり後でした。たぶん邦題のせいで気付かなかったのでしょう。
正直なところ複雑でしたね。
取りあげてほしくなかったです。カーペンターズが、どうこうではなく、自分のなかで心揺り動かされた、隠れた名曲を、多人数の他人に知ってほしくない、というか、うまく表現できませんが、当時は
釈然としていませんでした。
この曲とTouch me when we're dancingしかありません。
当時の英語力ではやはりこの難しくも長いタイトルの意味がわからず(曲からして宇宙人が出てくるのは解ってましたが)私も調べました。
interplanetary craftに乗ってるoccupantsは宇宙人の方だったのね~。
ず~~~~っと今の今まで宇宙人から地球の宇宙船に対してメッセージが来てるんだと思ってた~。
オリジナルのKlaatuというバンド名初めて聞きました。オリジナル曲も初めてです。
カーペンターズより曲が自然な感じがしました。(長いので飽きるけどもw)
こんなレアな曲を紹介してくれてありがとうございますm(__)m