ゆっくりと丁寧な歌声…この曲もラジオ番組「全米トップ40」で1977年に初めて聴いた曲です。ジェニファー・ウォーンズという女性シンガーの名前も初めて耳にしました。
えっ?タイトルに「星(Star)」がつかないじゃないかって?はい、それはそうなのです。
この曲は「邦題」に「星」がつくパターン。「星影の散歩道」は1977年に全米6位のヒットとなりました。

 ジェニファー・ウォーンズの名前はこのあと2年後の1979年に「I Know A Heartache When I See One」という最高位19位のヒットがありましたが、その後は…映画絡みの2曲のデュエット曲、そのいずれもNo1ヒットとなります。そう、1982年の映画「愛と青春の旅だち」(Up Where We Belong)のお相手はジョー・コッカー、そして1987年の映画「ダーティー・ダンシング」の主題歌「(I've had)The Time Of My Life」、こちらのお相手はビル・メドレーでした。


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◆この曲の作者はピーター・マッキャン。この名前は「全米Top40」ファンの方なら記憶にあると思いますが、「星影の散歩道」と同じ1977年に「Do You Wanna Make Love(恋人達の午後)」という最高位5位のヒットを出しています。
 「Right Time Of The Night」はピーターのデビューアルバムに収録されたナンバー。シングル「Do You Wanna Make Love」のB面にこの「Right Time Of The Night」を収録しています。

 ただ、ピーターのオリジナルは歌詞の2nd verseが男が主人公の歌詞なので、ジェニファーが歌うにあたって主人公が女性向きに直されたようです。

下にあるピーターの「Right Time Of The Night」を聴いてみると…

ジェニファーは
No use talkin' when the shadows fall
Nightbirds callin' and he says it all

のように、二人を取り巻く自然?の様子を歌って
ロマンチックな感じを盛り上げてますが、

元の歌詞は、

"We'll go drinking in some heavy bar"
"I take it right riding in my shavy…?"

"ちょっと飲み屋でいっぱいやろうぜ"的な感じです。

あとジェニファーが"I'll be cool"と言っていますが、 ピーターの歌は"I'll be sweet"って言っているように聞こえますな。

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Songwriters MCCANN, PETER JAMES
Lyrics c Universal Music Publishing Group

Released in 1977
US Billboard Hot100#6
From The Album"Jennifer Warnes"

:原詞は太字

Sun goes down on a silky day
Quarter moon walkin' through the Milky Way
Oh, you and me, baby
We could think of somethin' to do

太陽は絹のような一日を
過ごして沈んでいく
半月が顔を出し
ミルキーウェイを通っていく
ああ ここにいるあなたと私
これから何するか
考えてみてもいいんじゃない?

It's the right time of the night
The stars are winkin' above
It's the right time of the night
For makin' love

今夜 ちょうどいい時間だわ
星たちも夜空でウインクしてるから
今夜 ちょうどいい時間だわ
私たちが愛し合うのにね

No use talkin' when the shadows fall
Nightbirds callin' and he says it all
Oh, you and me, baby
We could think of somethin' to do

暗い闇が降りてきたから
おしゃべりはいらないわ
夜の小鳥たちが呼んでいる
鳴き声がすべてを語ってるのよ
ああ ここにいるのは わたしとあなた 
これからすることを考えましょ?

It's the right time of the night
The stars are winkin' above
It's the right time of the night
For makin' love

今夜 ちょうどいい時間じゃないかしら
星達も私たちの頭上でウインクしてる
今夜 ちょうどいい時間じゃないかしら
私たち愛を交わし合うのよ

I've got you, 
You've got me
Tell you that's the way 
my momma always said it should be
I'll be cool, 
You'll be kind
We'll be bad if you don't mind

私はあなたのもの
あなたは私のもの
そう それでいいのよ
ママはいつだって言ってたわ
それでいいのよって
私がつれなくしても
あなたは優しくしてね
あなたが気にしないなら
私たち悪い二人になってもいいのよ

It's the right time of the night
The stars are winkin' above
It's the right time of the night
For makin' love

今夜 ちょうどいい時間じゃないかしら
星達も私たちの頭上でウインクしてる
今夜 ちょうどいい時間じゃないかしら
私たち愛し合いましょう

It's the right time of the night
The stars are winkin' above
It's the right time of the night
Makin' love

今夜 ちょうどいい時間じゃないかしら
星達も私たちの頭上でウインクしてる
今夜 ちょうどいい時間じゃないかしら
私たち愛し合いましょう

日本語訳 by 音時

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◆この曲の歌詞にも出てくる"for makin’Love"。ピーターの書いたヒット曲"Do you wanna make love"のB面はピーターの歌うこの曲でしたから、A面もB面も「Make Love」って、「おい!どんだけそっちの方が好きなんだよ」(^▽^;)と、ちょっとツッコミを入れたくなるところです。
 でもピーターにとって"Make Love"とは純粋にひとと恋をしてみること、を言うんですよ。
("Do you wanna make love"の和訳記事をご参照ください)

◆ところで、この頃のジェニファーは"メガネっ娘"で海外のシングルジャケットではメガネの写真なのですが、国内盤「星影の散歩道」のジェニファーはメガネをしていない。この頃の日本はまだ"メガネっ娘"ブームは早かったからか(笑)。

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◆歌詞の中に出てくる"Quarter moon"。最初は"4分の1の月"と訳したのですが日本でいう"半月"のことですね。

"Quater moon"は正確に言うと"First Quater"と"Third Quater"があります。満月(Full)が新月(New)になってまた満月に戻る1周を考えると"半月"は「Quater」なんですね。日本では"上弦の月""下弦の月"なんて言いますね。この言い方の違いも面白いです。

◆ステージで歌うジェニファー。飾りっ気がなくて歌手には見えないなあ。でも楽しそうに歌っているのがいいですね。



◆2014年12月に天に召されたジョー・コッカー。「愛と青春の旅立ち」。忘れられないデュエットです。ジェニファーはメガネをやめてます。



◆「星影の散歩道」はピーター・マッキャンの作品。彼のオリジナルです。