<梅雨の季節につき、"雨のうた"特集> 

この曲は本当の雨を歌ったものではありません。
雨は、彼の心のなかに降っています…。

◆ああミザリー、おおミザリー、の部分も印象的な歌ですね。

ミザリー"misery"の意味は【名詞】

1【不可算名詞】 みじめさ,悲惨.
2【不可算名詞】 (精神的・肉体的な)苦痛,苦しみ; 苦悩.

ですね。

いろんな複雑な想いが絡み合って"僕ってなんでこんなに…"という気持ちが伝わってきます。みじめ、哀れな自分…心のなかに雨が降っているんです…。

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Songwriters BOULEAUX BRYANT, FELICE BRYANT

Released in 1978
US Billboard Hot100#47
UK Single Chart#21
From The Album"Leo Sayer"

:原詞は太字

The sun is out 
The sky is blue
There's not a cloud to spoil the view
But it's raining, 
raining in my heart

陽が昇り
空は真っ青に晴れ渡る
その景色を邪魔する雲は一つもない
でも雨が降ってるんだ
僕の心に雨が降るんだ

The weather man says clear today
He doesn't know you've gone away
And it's raining, 
raining in my heart

天気予報の人は
今日は晴れると言ってるけど
きみがいなくなったのを彼は知らない
だから雨降りなんだ
僕の心に雨が降ってる

Oh, misery, 
misery
What's gonna become of me?

ああ   みじめだよ 
なんて みじめなんだ
これから僕
どうなってしまうんだろ…?

I tell my blues they mustn't show
But soon these tears are bound to flow
'Cause it's raining, 
raining in my heart

自分に言い聞かせる
悲しそうに見せちゃいけないって
でもすぐに
涙が溢れだしてしまうんだ
雨が降ってる
僕の心に雨が降る

But it's raining, 
raining in my heart

雨なんだ 
僕の心に雨が降ってる

And it's raining, 
raining in my heart

雨…

Oh, misery, 
misery
What's gonna become of me?

ああ みじめなこの僕
哀れなこの僕
これからいったい
どうなってしまうの?

I tell my blues they mustn't show
But soon these tears are bound to flow
'Cause it's raining, raining in my heart

ダメだよ そんな悲しい顔を見せちゃ
そう思うけど 涙が溢れてくるんだ
雨が降る
僕の心に雨が降る…

Raining in my heart
Raining in my heart

天気予報は晴れだったけど
僕の心は今日も雨降り…

日本語訳 by 音時

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◆この曲"Raining In My Heart"はレオが自分の名前を付けた自信作"Leo Sayer(邦題;面影は波にゆれて)"の収録曲。

バディ・ホリーのナンバーをカバー。ゆっくりと、シンプルな歌詞で、感情を込めて歌います。作者はブライアント夫妻。エディ・マーフィー似の近鉄の主砲~助っ人外人じゃありませんよ(^^)。

妻フェリス・ブライアント(Felice Bryant)、夫ダイダリウス・ブーデロウ・ブライアント(Diadorius Boudleaux Bryant)で、夫婦でのソングライターチームです。二人の作品は1,500曲を越え、有名どころの曲だと、エヴァリ・ブラザースの"バイ・バイ・ラヴ"や"起きろよスージー"。そしてトップ40ファンの方にはナザレス「Love Hurts」の作者と言うと「おおっ!( ゚Д゚)/」という声が聞こえることでしょう!僕も「おおっ!( ゚Д゚)/」と思いましたよ。(ウィキペディア

Stormy Weather

日本では「ストーミー・ウェザー」がシングルカットされ、この曲はB面でした。

◆おおっ、そして、こちらの「Rock&Pop Park」というWebサイトに雑誌「ミュージック・ライフ」1978年11月の広告が載っています!表紙がデイヴ・リー・ロス。"ポップ・ジェネレーションのための「ミュージック・ライフ」"…そう、「ML」にはこういうキャッチフレーズが付いていました。

 レオのアルバム「面影は波にゆれて(Leo Sayer)」の広告はエリック・カルメンの「チェンジ・オブ・ハート」の方が面積を4倍取ってますね(^▽^;)。
ほかには"クリス・レア">クリス・レア、シェリル・ラッド、おっテイスト・オブ・ハニーの"今夜はブギ・ウギ・ウギ"が同じ紙面を飾っていました。

(ほかの広告も、ザ・フー"フー・アー・ユー"、シカゴ"ホット・ストリート"、ホール&オーツ"赤い断層"、ハート"ドッグ&バタフライ"など、一緒の頃だったんだなあ~と懐かしいです)


◆レオがブルースハープを吹きます。Year 2001 (Live At The Basment : One Night In Sydney)



◆バディ・ホリーの"Raining In My Heart".この声もいいんだよな。“ミズリィ〜ィ〜”と伸ばして歌います。



◆日本ではこちら「Stormy Weather」がシングル。こっちの方がヒットすると判断されたんでしょうかね?いい歌ではありますが…。