「悲しき鉄道員」という邦題は知ってたけど、鉄道員さんの悲しい理由はなんだかわかりませんでした。原題が「Never Marry A Railroad Man」と知ったときはビックリしたなあ!そうか、「鉄道員とは結婚しちゃダメ」って言われてるからなのか…(^▽^;)。

◆その理由は歌詞からすると"His heart is at his new train"だから。

「関心がすぐに新しい列車に向かってしまうから」なんだそうです…。

「おまえ、仕事なんだから仕方ないじゃないか!」

でもおそらくこれは「たとえ話」であって、"浮気症の男"が"new train=新しい女"にすぐに気を取られる、ということを言ってるんでしょうね。"悲しき鉄道員""Never Marry A Railroad Man"と例に挙げられてしまった「鉄道業界」。就職志望者がこれで減ってしまったことはないのでしょうか…。

 また日本でも当時「鉄道員」と訳されましたが、「新しい列車に関心が向いてしまう」と言うことでは、今だったら「悲しき鉄オタ(鉄道オタク)」と訳した方がよいのではないかな(笑)あっでも「鉄」の人でも「模型オタ」「時刻表オタ」など、僕の周りにもいろいろいらっしゃるから一概には言えないか(^▽^;)。

Shockingtetudou


Writer(s): Robert van Leeuwen 

Released in 1970
US Billboard Hot100#102
Japan Oricon Chart#17

:原詞は太字

Have you been broken-hearted once or twice
If it's yes how did you feel at his first lies
If it's no you need this good advice

アンタは一度や二度 失恋したことがある?
答えがイエスなら 
 最初に嘘をつかれたときにどう思った?
もしもノーなら 
 アンタにはこのアドバイスが要るわ

Never marry a Railroad man
He loves you every now and then
His heart is at his new train. No, no, no
Don't fall in love with a Railroad man
If you do forget him if you can
You're better off without him ah...

鉄道員とは結婚しちゃダメよ
そいつは時々は愛してくれるけど
心はいつだって新しい列車に向かってる
鉄道員に恋しちゃダメよ
もし落ちちゃっても できることなら忘れるの
離れた方が幸せになれるのよ…

Have you ever been restless in your bed
And so lonely that your eyes became wet
Let me tell you then one thing mmm...

ベッドで眠れなくなったことがある?
とても淋しくて涙に濡れたことは?
アンタに1つだけ教えてあげるわ…

Never marry a Railroad man
He loves you every now and then
His heart is at his new train. No, no, no
Don't fall in love with a Railroad man
If you do forget him if you can
You're better off without him ah... 

鉄道員とは結婚しちゃダメよ
そいつは時々は愛してくれるけど
心はいつだって新しい列車に向かってる
鉄道員に恋しちゃダメよ
そうなっちゃっても できるなら忘れなさい
そいつと離れた方があなたは幸せになれる…
 
日本語訳 by 音時

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◆さて、ショッキング・ブルーの女性ボーカリスト"マリスカ・ヴェレス"、カッコイイですよね!マリスカはハンガリーとドイツのハーフだそうですよ。

 ショッキング・ブルーはオランダで結成されたグループ。マリスカ・ヴェレスは、途中から参加しました。
ウィキペディア情報によると、1968年、オランダのバンド Golden Earring がシングル1位を記録した祝賀パーティーで、当時マリスカが所属していたバンド(バンブル・ビーズ)が前座を務めました。この時、ショッキング・ブルーのマネージャーと広報担当が、マリスカの歌唱力とエキゾチックなルックスに目をつけました。ショッキング・ブルーの男性ヴォーカリスト(フレッド・デ・ワイルド)がちょうどオランダ陸軍へ召集されてしまうことから、入れ替わる形でマリスカの加入が決まりました。

 1969年7月、本国オランダで「ヴィーナス」をリリース。アメリカでも火が付き、「ヴィーナス」はBillboard Hot100では1970年に1位を獲得しました。(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ベルギーでも1位。オランダでの最高位は第3位でした)

「悲しき鉄道員」は「ヴィーナス」「マイティ・ジョー」に続くシングルで、日本で大ヒットしました。(全米では100位にも入らず)。その背景には、日本のレコード会社の戦略もありました。なんと、日本での発売は回転数をあげてテンポを速くしてリリースされた、とのこと!
ショッキング・ブルーの、セクシーでカリスマっぽいマリスカ人気に加え、サウンドもリズミックなギターが聴ける楽曲は...日本人好み、ですよね。

ショッキング・ブルーは4年あまりで解散し、マリスカはソロ歌手に転向しました。
2006年12月2日、マリスカは享年59歳で天に召されました(がんが原因)。独身を通し、子供がいない彼女は猫とお茶とケーキを愛した生涯であったといいます。R.I.P…。



◆こちら回転数を上げた国内盤の「悲しき鉄道員」です。うん、やっぱり曲のテンポはこっちの方がいいね。ノレる。



◆1969年 " Venus"…やっぱカッコいいよね。USで1位、オランダでは最高位3位。