"ウーマン・フロム・トーキョー"。こんな歌があるロック・バンドだったのもあって、ディープ・パープルは当時の中学生だった僕達に人気がありましたね。

"マイ・ウォマン・フム・トウケイヨー♪"、"東京"を"トウケイヨー"と発音しなくてはなりません!
バンドをやっている人も、この曲を歌うときは"トウケイヨー"ですね。(ジュリーの"TOKIO"を歌うときは"トーキーオ"です)

◆僕の持っているCD「パープル・クロニクル(紫の匣)」のライナーノーツによると「イアン・ギランが初めて東京に行ったときに受けた素晴らしい印象からインスパイアされて作られた曲」とのこと。冒頭の歌詞に出てくる「the rising sun」は"Land of the Rising Sun"=日出づる国=日本のことでしょう。イアン・ギランは笑顔で迎えられたんでしょうね。

"Woman From TOKYO"のシングルジャケットに、その女性のイメージのイラストが載っているものがあります。かなりエキゾチックな感じ。小野ヨーコさんか、それとも石原真理子さんっぽい。




Songwriters: RITCHIE BLACKMORE, IAN GILLAN, ROGER D GLOVER, JON LORD, IAN PAICE
Woman From Tokyo lyrics c Sony/ATV Music Publishing LLC

Released in 1973
US Billboard Hot100#60
From The Album“Who Do We Think We Are”(紫の肖像)

:原詞は太字

Fly into the rising sun,
Faces, smiling everyone
Yeah, she is a whole new tradition
I feel it in my heart

「日出づる国」へと飛び込むがいい
誰もが笑顔で迎えてくれる
彼女はすっかり新しい伝説さ
心からそう感じるんだ

My woman from Tokyo
She makes me see
My woman from Tokyo
She's so good to me

俺の女はトーキョーから来た
俺に気付かせてくれるんだ
俺の女はトーキョーから来た
すっかり俺好みなんだ

Talk about her like a Queen
Dancing in a Eastern Dream
Yeah, she makes me feel like a river
That carries me away

彼女を女王のように語ろう
東洋の夢のなか踊ってる気分
Yeah、彼女といると俺は河のようさ
俺は押し流されちまうよ

My woman from Tokyo
She makes me see
My woman from Tokyo
She's so good to me

トーキョーから来た俺の女
俺に気付かせてくれるんだ
トーキョーから来た俺の女
俺にすごくよくしてくれるのさ

But I'm at home 
and I just don't belong...

でも俺は自分の家にいるんだ
どこにも誰にも属してないのさ
(俺は自由なんだ)

So far away from the garden we love
She is what moves in the soul of a dove
Soon I shall see just how black was my night
When we're alone in Her City of light

俺たちの愛する庭園からはるか遠く
彼女は鳩の魂のなかにうごめく存在だ
俺の夜がどれだけ暗かったのか
まもなく俺は知ることになる
彼女の光の街に二人きりでいると...

Rising from the neon gloom
Shining like a crazy moon
Yeah, she turns me on like a fire
I get high

ネオンの薄明りから沸き上がり
狂った月のように輝くんだ
Yeah 彼女は炎のように俺に感じさせるんだ
もうハイになっちまうよ

My woman from Tokyo
She makes me see
My woman from Tokyo
She's so good to me

トーキョーから来た俺の女
俺に気付かせてくれるんだ
トーキョーから来た俺の女
すっかり俺好みなんだ

日本語訳 by 音時

◆この曲が収録されたアルバムのタイトルは"Who do we think we are"。

直訳すると"俺たち何様のつもりだい?"でこれが邦題で「紫の肖像」になります(^▽^;)。イラストは水のなかの泡みたいのは何でしょうね。

実は僕はこのアルバムは聴けてない...。ウィキペディアによると、

人間関係の悪化からかリッチー・ブラックモアの積極的なプレイはこのアルバムではほとんど聴くことが出来ない。代わりにこの頃からシンセサイザーを使い始めたジョン・ロードの前衛的なキーボード・ソロを随所で聴くことが出来る。アルバム全体の雰囲気は『ディープ・パープル・イン・ロック』ほどのハードさは無いが『マシン・ヘッド』よりもさらに音楽性の幅を広げた作品に仕上がっている。

とのことです(^▽^;)。





◆Deep Purple - Woman From Tokyo (Live At Montreux 1996)。ギターはSteve Morse。