1978年6月3日付けのビルボード100チャートは、

1位が「涙のデュエット」
2位が「愛のデュエット」でした。

デュエット強し!
デュエットSongの1、2フィニッシュの週ではありましたが、同じデュエットでも、内容はほぼ真逆…。

US Top 40 Singles Week Ending 3rd June, 1978

-1 2 TOO MUCH, TOO LITTLE, TOO LATE –•– Johnny Mathis / Denise Williams
-2 3 YOU’RE THE ONE THAT I WANT –•– John Travolta and Olivia Newton-John
-3 4 SHADOW DANCING –•– Andy Gibb
-4 1 WITH A LITTLE LUCK –•– Wings
-5 6 FEELS SO GOOD –•– Chuck Mangione

-6 5 THE CLOSER I GET TO YOU –•– Roberta Flack with Donny Hathaway
-7 8 IMAGINARY LOVER –•– The Atlanta Rhythm Section
-8 10 ON BROADWAY –•– George Benson
-9 13 TAKE A CHANCE ON ME –•– Abba
10 12 THIS TIME I’M IN IT FOR LOVE –•– Player

◆ジョニー・マティスは偉大なシンガーでした。1957年から全米チャートにヒット曲を送り出し、「Wonderful Wonderful」は39週間もシングル・チャートにとどまり、1978年にPaul Davisの“I Go Crazy”の40週に破られるまでは記録保持者でした。

また彼のベストアルバム「ジョニーズ・グレイテスト・ヒッツ」はビルボードのアルバムチャートで490週間もランクインしました。(こちらの記録はピンク・フロイド「狂気」に破られる)
 でもtop10ヒットは1963年から、Hot100は1974年以降はなく、1978年の頃のジョニーはどん底だったそうです。

 ジョニーとプロデューサーのジャック・ゴールドは行き詰まりをなんとかしなければと考え、そのなかで「デュエット曲はどうだろう?」。パートナーはR&Bでも成功を収めつつあったデニースと組むことを考えました。

デニースは往年のスターとの共演に「こんなチャンスが巡ってくるとは思ってなかったわ!」「私のママがジョニーがお気に入りだったの。私も彼の曲を聴いて育ったのよ」とすぐにノッたようです!(チャンスを逃さず、全米No1になりましたね)


(Nat Kipner and John McIntyre Vallins) 

Released in 1978
US Billboard Hot100#1
From the album"Too Much Too Little Too Late"
国内盤シングルジャケットはこちら

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画像はamazon.co.jpより。
こちらのジャケットで使用されているフォントについて黒字看板さんが再現されています!


:原詞は太字

Yes, it's over, 
call it a day
Sorry that it had to end this way
No reason to pretend
We knew it had to end some day, this way

ああ 終わってしまったんだ
これで区切りをつけよう
このまま終わってしまうけどゴメンね
もう心を偽らなくていいよ
僕ら二人とも いつか 
こんな風に終わりがくると思ってたよね

Guess it's over, 
the kicks are gone
What's the use of tryin' to hang on
Somewhere we lost the key
So little left for you and me 
and it's clear to see

終わるしかないのよね
もう胸のときめきも湧かないの
もう固執する意味もないのよね
私達どこかで鍵をなくしてしまった
あなたと私には
もうほとんど何も残ってない
それだけははっきりしてるんだわ

Too much, too little, 
too late to lie again with you
Too much, too little, 
too late to try again with you
We're in the middle of ending 
something that we knew

多すぎたり少なすぎたり
きみをまた抱きしめるには遅すぎる
愛しすぎたり 足りなかったり
あなたとやり直すにはもう遅すぎる
僕たちは別れていく途中なんだ
二人とも気がついてたことだよね

It's over

ああ終わったんだよ

Oh, it was over

そう もう終わってしまったのね

Too much, too little, too late 
to ever try again
Too much, too little, too late, 
let's end it being friends
Too much, too little, too late, 
we knew it had to end

愛しすぎたり 少なすぎたり
もう一度やり直すには遅すぎる
多すぎたり 足りなすぎたり
もう手遅れなのよ
友達でもいられないのね
愛しすぎたり 少なすぎたり
もう遅すぎるのね
私達終わるしかないのね

Ah, it's over
ああ 終わってしまったの

It's over
終わってしまったんだ

Guess it's over, 
the chips are down (whoa)
Nearly all our bridges tumbled down

終わってしまったようね
とても大事なときに限って
私達の橋はほぼ崩れ落ちてしまった

Whatever chance we try, 
let's face it why deny
It's over (It's over)
It's over

僕たちどんなチャンスがきたって
もう不可能なことを
思い知るだけなんだ
終わってしまったんだ
終わってしまったのよ

Too much, too little, too late 
to ever try again
Too much, too little, too late, 
let's end it being friends
Too much, too little, too late, 
we knew it had to end

愛しすぎたり 少なすぎたり
もう一度やり直すには遅すぎる
多すぎたり 足りなすぎたり
もう手遅れなのよ
友達でもいられないのね
愛しすぎたり 少なすぎたり
もう遅すぎるのね
私達終わるしかないのね

And it's over

終わったのさ

And it's over
And it's over

終わったんだ
終わったんだよ…


(Words and Idioms)
call it a day=一区切りつける
kick=快感、スリル、興奮
What's the use of=~の役にたつのか
when the chips are down=いざというときに

日本語訳 by 音時


◆“Too Much Too Litte Too Late”は何が多すぎたり、少なすぎたのか、はわからない。遅すぎてしまった理由が、多すぎたり少なすぎたりしたことが原因なのかも不明です。

 でも愛し合う二人の愛の気持ちの強さがズレてしまったということなのかなと思います。そういうぴったりの訳がなかなか浮かびませんでした(-_-;)。

 でもふと頭をよぎりました。
冒頭のPVを見ながらこの曲を聴いていたら、正直あまりにも「It's over」を繰り返し繰り返し言い過ぎる。それがあまりにもせつなくてしつこいことから、この二人ひょっとしてもう一度…あるんじゃないのか?と思ってしまいました。

「終わってしまった」と自分自身を納得させようとしてそう言い聞かせているが、その度ごとに実は相手を愛していることに気が付いていったのでは?とそんな風に…。


◆ショーでデュエットで歌います。1978年当時の映像ですね。



◆2005年のリクエストライブで二人のデュエットが実現!この二人の声が重なるのってやっぱり懐かしい。いい歌だよな。



◆デニース・ウィリアムス「Let's Hear It For The Boy(レッツ・ヒア・ボーイ)」。フットルースからのシングルカットで1984年5月に2週間全米No1になりました。



(この記事で参考にしたページ)
・ビルボードNo1ヒット1971-1985(音楽之友社)
・Wikipedia Too Much Too Little Too Late