夕やみ迫る空に、LRB哀愁のハーモニーはよく似合う。
傷ついた僕の心をいやすこの1曲。
(国内盤シングルジャケットのキャッチコピーです)



これまでに取り上げてきたリトル・リバー・バンドの和訳記事はこちらです。

アルバム「栄光のロング・ラン」(First Under The Wire)からは、1stシングル"Lonesome Loser"が6位、2ndシングル"Cool Change(クールな変革)"が10位と2曲の全米トップ10ヒットを出した彼ら。ここ日本では3rdシングルがリリースされたんですね。

 アルバム(B面)ラストのこの曲"Mistress Of Mine"は邦題「魔力の女(レイディ)」。はい、この妖しいバラード曲が、きっと日本のレコード会社さんが「日本向き」(日本人好み)と判断したのでしょう...!
 僕の印象としても、これはLRBというより、米国南部のARS(アトランタ・リズム・セクション)が歌いそうな感じ?(^▽^;)

◆作者はバンドメンバーの"Graham Goble"。LRBの才能あるソングライターですね。
前作アルバム"Sleeper Catcher"の"Reminiscing"や"Lady"。次作アルバムの"Time Explosure"からだと"The Night Owls"や"Take It Easy on Me"も彼の作品です。

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((Graham Goble) 
Lyrics © Warner Chappell Music, Inc.

Released in 1979
From The Album
“First Under The Wire”(amazon.co.jp
国内盤シングルジャケット:こちらです

:原詞は太字

She's there like the heat, 
She dances like the fireflies
I'm torn like the wind, 
There's magic in her eyes...
I'm a slave to her love, 
I'm fooled by her disguiise
That mistress of mine 
That mistress of mine

彼女は佇んでいた ヒーターのように
踊っていたんだ ホタルみたいに
僕は引き裂かれたんだ 風のように
彼女の瞳に魔力が浮かんでた...
僕は彼女の愛に繋がれた奴隷
彼女の見た目に騙されてしまう
彼女は僕の「恋人」
彼女は僕の「恋人」...

She turns like the tide 
and takes me where I've never been
There's peace at her side, 
she's a lady and a gypsy queen
I'm caught by her spell, 
sometimes I wish I'd never seeen
That mistress of mine
That mistress of mine

彼女はまるで潮のように引き返す
見知らぬ場所へと連れて行ってくれる
彼女のそばにいると落ち着くんだ
淑女でもあり
ジプシークイーンでもある女性
僕は彼女の魔力に惹きつけられる
出会わなきゃよかったと時どき思うんだ
彼女は僕の「恋人」
彼女は僕の「恋人」だ

So I say to myself, 
it's no good being left in the cold
It's no fun to be out on a shelf
And so sad to be lonely when your old
But I'll never give in, 
I accept the way that she lives
But could I ever start again
If I cease to share the love that she gives
That mistress of mine

だから自分に言い聞かせるんだ
寒さのなかに置いていかれるのはイヤだ
相手にされないのは面白くない
年老いて一人ぼっちは悲し過ぎる
だけど絶対 屈服はしないよ
彼女の生き方そのものを受け止めるんだ
もしも彼女と愛を交わすことができなくなったら
新しい恋なんてできやしない
彼女は僕の「恋人」...

Dah-da-da-dah, dah-da-dah
Dah-da-dah, dah-da-dah, dah-da-dah
Dah-da-da-dah

She's there like the heat, 
She dances like the fireflies
I'm torn like the wind, 
There's magic in her eyes...
I'm a slave to her love, 
I'm fooled by her disguiise
That mistress of mine 
That mistress of mine

彼女は僕の「女主人」
そして僕の「女王」でもあるんだ...

So I say to myself, 
it's no good being left in the cold
It's no fun to be out on a shelf
And so sad to be lonely when your old
But I'll never give in, 
I accept the way that she lives
But could I ever start again
If I cease to share the love that she gives
That mistress of mine

だから自分に言い聞かせる
寒いなか置いていかれるのはごめんだよ
相手にされないのも面白くない
年老いて一人ぼっちは悲し過ぎる
だけど絶対 屈服はしない
ありのままの彼女を受け止めるんだ
もしも彼女と愛を交わすことができなくなったら
新しい恋なんてできやしない

彼女は僕の「恋人」だ...

(Words and Idioms)
cf.be left on the shelf=〈婚期を逸して〉・売れ残る
cease=終わる、やむ、止まる、停止する

日本語訳 by 音時


◆さて、この曲のタイトルに使われる言葉"mistress"。
"Mistress of mine"ってどんな意味なのか、英辞郎on the Webで"mistress"を調べてみました。
【名】
1.〔権力を持つ〕女性の長、女主人、女性所長[会長]
2.〔権力を自由に操る〕女性の支配者、女王、支配国家
3.〔比喩的〕女王
4.〔優れた能力を持つ〕女性の大家[専門家]、女流名人
5.〈英〉女性教師、女性校長
6.〈俗〉〔既婚男性が付き合う〕不倫相手、愛人◆【対】manstress
うーむ、これはやっぱり...「3」それとも...「6」かな...(^▽^;)

とりあえず和訳で「僕の女王」「僕の愛人」はどうかなあ...と思うので、

僕の「恋人」

とただの恋人ではない"意味深"な感じの意訳をしました...!
ん...「1」の「女主人」というのはありかも...。
何かしらのアヤしいニュアンスを感じていただければ...。


◆バンドのオフステージのショットから始まり、妖しいステージ...。(1981年のライブ)