Tiffany - Radio Romance from Nataliya Chernenko on Vimeo.


ティファニーのこの曲「ラジオ・ロマンス」。彼女のデビュー曲の「ふたりの世界」と同じようなアップビートなナンバーでなかなかいいですよね!

この曲が収録されたセカンド・アルバムの原題は"Hold an Old Friend's Hand"(邦題:フレンズ)。日本では「ラジオ・ロマンス」が来日記念盤の第一弾シングルとしてリリースされました。この年のティファニーの来日公演の日程と会場はこんな感じだったようです。
コンサートに行かれた方がいらっしゃったら感想や想い出を教えてほしいな。

10/18、19、20、21 東京:国技館
10/23 福岡:国際センター
10/26 名古屋:レインボーホール
10/29 大阪:大阪城ホール
10/30 大阪:大阪フェスティバル・ホール

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◆冒頭はこの曲のPV(Youtubeにはなかったので、Vimeoです)。
ティファニー演じる主人公が、ラジオのDJへ電話をして、曲をかけてもらえるようリクエストしています。でも名前は名乗らずに..."From the one who loves you"さん、とでもしておいてって!

またビデオを見てみると、リクエストしてるのはダイアナ・ロス&シュープリームスのナンバーのようですね。

手に持っているのは「25thアニバーサリー」のアルバムです。この曲は25周年記念で、彼女たちのナンバーはほとんど収録されていますね。

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でも歌詞からすると、彼女がいつもリクエストする曲は"Someday we'll be Together"でしょうか?
(またいつの日にか;1969年全米1位)

"毎晩願ってるの、あなたの素敵なくちびるにキスできるのを"っていう歌詞が出てきますから...。

しかし、僕だったら、この曲あなたに届け!ってリクエストされると引いちゃうな...(^▽^;) ← 心配ご無用大丈夫です。そんなことモテ男以外にありえませんので。

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Songwriter(s) John Duarte, Mark Paul

Released in 1989
US Billboard Hot100#35
From The Album“Hold an Old Friend's Hand”

:原詞は太字


DJ:From who?

Uh, just say from
the one who loves you, baby

DJ:"誰から"にする?

そうね「あなたを好きな誰かさん」からって
しておいてもらえる? ベイビー

I see you baby
Every single day
Holding on to my best friend
But you don't see me
So I make the same request now
Every single night
Going out from me to you
On the dedication line
I wonder if you're listening
To the words that keep me wishing
That one day I'll be kissing you

あなたを見てるのよ ベイビー
毎日毎日なの
親友に付き添ってもらって近づくけど
あなたは見てくれないの
だから同じ曲をリクエストするわ
毎晩毎晩よ
専用回線に載せて
私からあなたへのメッセージ
聴いていてくれるかしら?
私の願いを リクエスト曲の歌詞に込めて
"いつかあなたとキスしたい"って

Wo wo wo

Radio Radio romance
Radio Radio romance
Radio Radio romance
Radio Romance

ラジオを通した恋
私の気持ちを伝えてよ
想いをリクエストに込めて
ラジオ・ロマンス
ラジオ・ロマンス

My secret admiration
I won't reveal
I wouldn't want to hurt no one
By tellin' how I feel
The DJ knows my voice now
He even knows my choice now
He never says my name
He just says "From the one
Who loves you baby"

憧れの想いはヒミツ
誰にも言ったりしない
私の気持ちを口にすることで
誰も傷つけたくはないから
DJは今はもう私の声がわかるのね
それから私のリクエストもわかってる
彼は私の名前を言わずに
ただこう紹介するの
"あなたを好きな誰かさん"からの
リクエスト曲だって

Radio Radio romance
Radio Radio romance
Radio Radio romance
Radio Romance

ラジオを通した恋
私の気持ちを伝えてよ
想いをリクエストに込めて
ラジオ・ロマンス
ラジオ・ロマンス

One night you'll hear a song
And then you'll know just who it's from

いつかあなたがこの曲を聴いてくれたら
そのときあなたはわかるはず
誰からのリクエストかを...

(Rap) I see you baby, every single day
Holding on to my best friend
But you don't see me
I wonder if you're listening
To the that keep me wishing
That one day I'll be kissing you

あなたのこと毎日見てる
親友にピッタリついて近づいて
でもあなたは気付いてくれないの
ラジオを聴いてくれないかしら
私のヒミツの願いを込めた歌詞
"いつかあなたにキスしたい"

Wo wo wo

Radio Radio romance
Radio Radio romance
Radio Radio romance
Radio Romance

ラジオを通した恋
私の気持ちを伝えてよ
想いをリクエストに込めて
ラジオ・ロマンス
ラジオ・ロマンス

(Words and Idioms)
every single day=来る日も来る日も、毎日毎日、一日も欠かさずに
a dedicated line=専用回線 
admiration=感嘆、感心、称賛、敬愛、憧れ、称賛の的

日本語訳 by 音時

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◆はい、僕の世代と同じか上くらいの世代の方は、「ラジオへのリクエスト曲」ってわかりますよね。ペンネームでリクエストして、DJが曲を選んでかけてくくれるシステム。とても懐かしく思います!
ただ、冒頭のMVでは、ラジオ局に電話をかけてリクエストする、ってシステムでしたね。これ地方のラジオ局はこういうの日本でもあったのかな?アメリカではハガキよりも電話が一般的だったのでしょうか。

ただし残念ながら、オジさん方に懐かしくても...この曲はヒットにはなりませんでした。

この曲のWikipediaの解説では次のように書かれていました。

1989年の初頭、ラジオは変わりました。曲のかかるジャンルはヒップホップとR&Bに切り替わったのです。ティファニーのような若いポップアーティストの曲はほとんどかかることがありませんでした。その結果、これまでのシングルのようなヒットになることはありませんでした。全米ではかろうじてトップ40入り、そんななかUKでは13位まであがりました。

◆またWikipediaにはこんな情報もありました。

日本では、この曲とティファニーが明治「ラッキー」(チョコスティック)のTVコマーシャルに登場しました。

僕はこの頃テレビをほとんど見てなかったので知らなかったのですが。これですね!ティファニーは日本ではまだアイドルとしてお茶の間で人気があったんですね。




"Lucky"は、あの日本の国民的チョコスティック歌詞がちょっと太めになったようなお菓子だったんですね。マーブルチョコレートのCMもありました。