やっぱりこの曲、"Street Life"いいよね。
クルセイダーズのこの曲のヴォーカルで初めてランディ・クロフォードの名前を知りました。
◆"ランディ・クロフォードの"Wikipedeiaより。
クロフォードの歌手としての最初は、シンシナティからフランス南部のクラブで歌うことであった。1970年代の中頃からニューヨークで名前が広まるようになる。 彼女を一躍有名にしたのは、1970年代に人気のジャズグループであったザ・クルセイダーズとともに"Street Life" (1979)を大ヒットさせたことである。この曲は、12週間の間 全米ジャズチャートで頂点であり続けた。
◆オシャレな都会の夜の生活=ストリート・ライフ。冒頭の哀愁のあるサックス。つぶやくように歌い出すランディ。それが一転して、ノリのいいグルーヴ感のあるサウンドになります。
ここの展開が、パッと"街に出た"ことを想像させますよね。この冒頭のないランディのショート・バージョンもランディのボーカルを楽しむにはいいのですが、やっぱり聴くなら11分20秒あるクルセイダーズのロング・バージョンで聴いてしまいますね。
◆(追記)ところで、"Street Life"の"Street"とはどこのことなのでしょうか? 曲の書かれた背景をちょっと調べてみました。するとこの曲のSongfactsページにはこのように書かれていました。
クルセイダーズのピアニストであるジョー・サンプルは、作詞家のウィル・ジェニングスとともにこの曲を書きました。彼らはSongfactsに次のように話してくれました。
「歌詞はすべてハリウッドのBoulevard"から生まれたものだよ。多くのラップやサンプルで使われているよね。いつだってみんなで合唱さ」
◆(追記)ところで、"Street Life"の"Street"とはどこのことなのでしょうか? 曲の書かれた背景をちょっと調べてみました。するとこの曲のSongfactsページにはこのように書かれていました。
クルセイダーズのピアニストであるジョー・サンプルは、作詞家のウィル・ジェニングスとともにこの曲を書きました。彼らはSongfactsに次のように話してくれました。
「歌詞はすべてハリウッドのBoulevard"から生まれたものだよ。多くのラップやサンプルで使われているよね。いつだってみんなで合唱さ」
また、インスピレーションはカリフォルニアのマンモス・マウンテンにある初心者のスキー場でした。
ジョーはロイターのインタビューにてこう話しています。
「僕は人々が滑り降りてきてお互いがぶつかったりするのを見たんだ。そりゃすごいカオス状態だったよ。まるで"狂気の大通り"さ。だけど、それが"Street Life"ってもんだよ」
◆沢山の人たちが様々にかかわり合いながら行き交う"Street"。そこから何かが生まれてる...ということなのでしょう。
"Street Life"の様々な顔が見え隠れするような...まるで短編小説のような曲。様々な楽器がいろんな"Street Life"を表現してくれます。
(Will Jennings, Joe Sample)
Released in 1979
US Billboard Hot100#36
From The Album“The Crusaders”
:原詞は太字
I still hang around
Neither lost nor found
Hear the lonely sound
Music in the night
Nights are always bright
That's all that's left for me
今でもまだ うろついたり
あてもなく ふらっとね...
淋し気な声を聴いてごらん
そこでは夜には音楽が流れ出す
そう夜はいつだって輝いてる
それでじゅうぶん
アタシにはそれだけあればいい…
I play the street life
Because there's no place I can go
Street life
It's the only life I know
Street life
And there's a thousand cards to play
Street life
Until you play your life away
"街の生活"を楽しんでるの
ほかに行くところなんてないし
"街の生活"
私が知ってるのはそれだけ
"街の生活"
遊びは数えきれないほどあるの
"街の生活"
現実の暮らしを忘れてしまうほど
You never people see
Just who you wanna be
And every night you shine
Just like a superstar
The type of life that's played
A temptin' masquerade
You dress you walk you talk
You're who you think you are
あなたは誰も知らないひと
なりたい人間にただなればいい
毎晩 あなたは輝くのよ
スーパ―スターになったつもりでね
そこで繰り広げられる生活は
魅力的な仮面舞踏会
着飾って 歩いて 会話を楽しむの
なりたい自分になればいい
Street life
You can run away from time
Street life
For a nickel, for a dime
Street life
But you better not get old
Street life
Or you're gonna feel the cold
"ストリート・ライフ"
時間なんて忘れてしまうわ
"ストリート・ライフ"
わずかなお金があればいい
"ストリート・ライフ"
でも 若いつもりで過ごすのよ
"ストリート・ライフ"
さもなきゃ都会の冷たさを感じるだけ
There's always love for sale
A grown up fairy tale
Prince charming always smiles
Behind a silver spoon
And if you keep it young
Your song is always sung
Your love will pay your way
beneath the silver moon
愛はいつだって"大安売り"
それは大人の"おとぎ話"
魅力的な男はいつだって笑顔
持ってるってことは余裕よね
あなたがずっと若い気持ちでいれば
あなたの歌はいつだって歌われる
愛があれば大丈夫よ
銀色のお月様も笑ってる
Street life,
Street life,
Street life,
Oh street life
Hmm, Yeah, oh
街の生活
ストリート・ライフ…
I play the street life
Because there's no place I can go
Street life
It's the only life I know
Street life
There's a thousand cards to play
Street life
Until you play your life away
Oh !
"街の生活"を演じてるの
なぜって ほかに行くところもないしね
"街の生活"
アタシそれしか知らないから
"街の生活"
数えきれないほどの遊びが待ってる
"街の生活"
人生すり減らしてようやく気付くのよ
ああ
Street life,
Street life,
Street life,
Oh street life
Hmm, Yeah, oh
I play the street life
Because there's no place I can go
Street life
It's the only life I know
Street life
There's a thousand cards to play
Street life
Until you play your life away
"街の生活"を演じてるの
なぜって ほかに行くところもないしね
"街の生活"
アタシそれしか知らないから
"街の生活"
数えきれないほどの遊びが待ってる
"街の生活"
人生すり減らしてようやく気付くのよ
ああ
You never people see
Just who you wanna be
And every night you shine
Just like a superstar
The type of life that's played
A temptin' masquerade
You dress you walk you talk
You're who you think you are
あなたは誰も知らないひと
なりたい人間にただなればいい
毎晩 輝くのよ
スーパ―スターになったつもりでね
あなたが演じる人生は
魅力的な仮面舞踏会なの
着飾って 歩いて 会話を楽しむの
なりたい自分になればいい
Street life
You can run away from time
Street life
For a nickel, for a dime
Street life
But you better not get old
Street life
Or you're gonna feel the cold
"ストリート・ライフ"
時間なんて忘れてしまうわ
"ストリート・ライフ"
わずかなお金があればいい
"ストリート・ライフ"
でも若いつもりで過ごすのよ
"ストリート・ライフ"
さもなきゃ都会の冷たさを感じるだけ
There's always love for sale
A grown up fairy tale
Prince charming always smiles
Behind a silver spoon
And if you keep it young
Your song is always sung
Your love will pay your way
beneath the silver moon
愛はいつだって"大安売り"
それは大人の"おとぎ話"
魅力的な男はいつだって笑顔
育ちは隠しているものなのよ
あなたがずっと若い気持ちでいれば
あなたの歌はいつだって聞かれるわ
愛があれば大丈夫よ
銀色のお月様も笑ってる
Street life,
Street life,
Street life,
Oh street life
Hmm, Yeah, oh
(Words and Idioms)
play one's life away=(現実の)生活を忘れて遊ぶ、遊びほうける
run away from=〈人・動物が〉逃げる; 〔…から〕逃げる
Silver Spoon=確立した上流階級の家族の相続財産
Prince Charming=魅力的な男性,理想の男性
pay one's way=自活する、経済的に自立する、費用を自己負担する
日本語訳 by 音時
◆和訳ですが…"Silver Spoon"と"Silver Moon"はちょっと意味がわかりませんでした。
Prince charming always smiles
Behind a silver spoon
And if you keep it young
Your song is always sung
Your love will pay your way
beneath the silver moon
"Silver Spoon"は上流階級の富を表しているから、
"理想的な男性はお金や財産の陰で、いつだって笑顔。"
"あなたが若くあり続けるなら、
あなたの歌はいつでも歌われる"=街のみんなから愛され続ける
あなたの愛があなたの行く手を支払う=愛があれば大丈夫。
最後の"Silver Moon"は"Silver Spoon"との対比で登場してきたってとこかな?
"銀色のお月さんはいつも上から笑って見てるわ"とかなりの意訳です…(^▽^;)。
◆The Crusaders & Randy Crawford - Street life (video/audio edited & remastered) HQ
◆2006年のランディ・クロフォードのステージです。
◆タランティーノ監督・脚本の映画「ジャッキー・ブラウン」(1997)の挿入歌で使われました。
◆この曲も「Street Life」を歌った歌なんだろうな。シュガー・ベイブ「Down Town」。
コメント
コメント一覧 (12)
デビュー後、ヒットに恵まれず大部屋女優になっていたグリアの為、タランティーノが企画した作品
冒頭のテーマ曲には、タランティーノお気に入りの警察ドラマ「110番街交差点/ボビー・ウーマック」をそのまま使っている
既にクルセイダーズもウーマックも存在していないけど、時折聴くようにしています
クルセイダーズはBBキングと演った「スリル・イズ・ゴーン」
ウーマックは「夢のカリフォルニア」が好きだったな
ただ失礼ながら、ほとんどの人は普段「洋楽」など聴かない人たち
80年代のランディ・クロフォードは、広告代理店の関係か日本のCMと縁が深い
三菱自動車CMに使われた「You Might Need Somebody」「My Baby And Me」「One Day I'll Fly Away」を憶えている人もいるだろう
しかし、前述の人たちは、フジテレビのドラマ「もう誰も愛さない」(1991)の挿入歌として記憶していると言う
(出演・吉田栄作、山口智子、田中美奈子、薬丸裕英、観月ありさ)
それじゃあ、私が知らないのも無理はない 笑
「Almaz」(1986)邦題「スウィート・ラブ」作詞・作曲ともランディ・クロフォード
隣人だった難民夫婦とのエピソードを歌にしたものだという
何ともセンチメンタルなバラードが日本人の心情にヒットしたのかな・・・
「シャーキーズ・マシーン」という映画の冒頭に主人公が歩き、それが私のこの曲の印象です。カッコイイ、openning!
また、ハープ・アルバート、「ライズ」のカップリングでも、思わず踊りたくなるようなアレンジに手拍子!
繁華街を沢山の人々が練り歩く姿! そこには、楽しさだけ! 世相の暗さなんかふっとばせ! こんな世の中だからこそ、この曲、聴いて元気よく進もうよ、 同志!!!ってネ!
...ちょうど今の新型コロナウイルスの感染予防からすると、一番に行ってはいけない、そういう場を作ってはいけない場のことなのでしょうけど…(-_-;)
レコード屋さん巡りは懐かしいですね。お目当ての盤には巡りあえなかったとしても、代わりに掘り出し物を見つけて興奮したり、大人買いなんてできずに、所持金の範囲でどう買い物するか、「がっちり買いまショウ」の“5000円コース”(最後に端数合わせのために、提供のglicoのチョコを買ったりする)みたいな感じでした←古。
ロデオ・ドライヴと大きな通りが交差する場所に、ホテル・カリフォルニアのジャケッットに使われたビヴァリーヒルズ・ホテルがありました。
このホテルはその後、映画「ビバリーヒルズ・コップ」にも出てきましたね。
あの頃はこずかいが少なかったので、「ロッキング・オン」や「レコード・コレクターズ」の後ろの方に載っている小さなモノクロ広告を見て、よく神保町の輸入盤屋さんを巡りました。
ストリート・ライフはランディ・クロフォード。ソウル・シャドウズはビル・ウィザースでヒットしましたね。
手持ちのCDを見ると、"Prince Charming"を「シンデレラ」と訳していました。解せませんね。