2013年の3月11日、ジャーニー日本武道館のアンコールが、この“Be Good To Yourself”でした。
「自分にやさしく」「自分を大切に」っていうメッセージをガッツの感じるヴォーカルで吹っ飛ばしてくれるのが好きです。「頑張り過ぎ」のひとに捧げたい曲かな。ジャーニーでいうと「Anyway You Want It」と詞も曲も近いかな。
邦題はタイトルの一部省略系、でも「トゥ・ユアセルフ」って何なん?笑
◆まずは「自分の命を大切に」。
明けない夜はないんだ。がんばろう。
Songwriters: CAIN, JONATHAN / PERRY, STEVE / SCHON, NEAL
Released in 1986
US Billboard Hot100#9
From The Album“Raised On Radio”
:原詞は太字
Runnin' out of self-control
Gettin' close to an overload
Up against a no win situation
自分を押さえられなくなっている
もう我慢も限界近くなっている
勝ち目のない状況に直面してるんだよ
Shoulder to shoulder, push and shove
I'm hangin' up my boxin' gloves
I'm ready for a long vacation
心をひとつにして やるだけのことをやろう
ボクシング・グローヴを壁にかけ
僕はしばらく休憩に入ろうかな
Be good to yourself when,
nobody else will
Oh be good to yourself
You're walkin' a high wire,
caught in a cross fire
Oh be good to yourself
たまには自分を大切にしなきゃ
他の誰かなんて気にせずにさ
ああ 自分にごほうびをあげなよ
いろんなことでヘトヘトで
きみは高いところを綱渡りしてるんだ
ああ だから自分を大切にしろよ
When you can't give no more
They want it all but you gotta say no
I'm turnin' off the noise
that makes me crazy
これ以上何かあげられるものがないとき
求められても断っていいのさ
自分を狂わせるような雑音なんて
聞かなくていいんだよ
Lookin' back with no regrets
To forgive is to forget
I want a little piece of mind to turn to
過ぎたことを後悔しないで
忘れることも大切なんだよ
前に進むのにはちょっと
心を落ち着けることが必要なのさ
Be good to yourself when,
nobody else will
Oh be good to yourself
You're walkin' a high wire,
caught in a cross fire
Oh be good to yourself
Be good to yourself when,
nobody else will
たまには自分を大切にしなきゃ
他の誰かなんて気にせずにさ
ああ 自分にごほうびをあげなよ
いろんなことでヘトヘトで
きみは高いところを綱渡りしてるんだ
ああ だから自分を大切にしろよ
(Words and Idioms)
up against=直面して
Shoulder to shoulder=心をひとつにして 協力して
push and shove=押し合いへし合い
turn to=仕事を始める
日本語訳 by 音時
◆この曲がヒットしていた頃のビルボードチャートを見てみましょう。
US Top 40 Singles May 31, 1986
ホイットニーが1位を続けますが、翌週にはマドンナが1位になります。
4位、5位、7位は一度聴いたら頭にこびりつくようなポップス。でもなんとなく小粒なグループのヒット曲だな。
1 1 GREATEST LOVE OF ALL –•– Whitney Houston
2 2 LIVE TO TELL –•– Madonna
3 3 ON MY OWN –•– Patti Labelle & Michael McDonald
4 5 IF YOU LEAVE –•– Orchestral Manoeuvres In The Dark
5 9 I CAN’T WAIT –•– Nu Shooz
6 10 ALL I NEED IS A MIRACLE –•– Mike + The Mechanics
7 12 SOMETHING ABOUT YOU –•– Level 42
8 14 IS IT LOVE –•– Mr. Mister
9 13 BE GOOD TO YOURSELF –•– Journey
10 6 WHAT HAVE YOU DONE FOR ME LATELY –•– Janet Jackson
◆アーネル加入後のジャーニーの「Be good to yourself」 Live Vegas 2008
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そういえばその昔、ハワード・ジョーンズの曲に『Will You Still Be There?』という曲がありました。
その当時の邦題というのが文字通り一部省略系で『スティル・ビー・ゼア?』。
このタイトルに「Will You」がついているのとついていないのとでは、まったく意味が違ってくという話を、聞いたことがあります。
たしかその話は、DJのヒロ寺平さんがされていたと思うのですが、「Still Be There?」の頭に「Will You」をつけると「僕のそばにいてくれる?」になるそうで、逆に「Will You」をつけないと、「まだいたの?」になるのだとか。
これって、本当のことなんでしょうか?
もし、何でもかんでも一部省略系にしてしまったら、アーティストの意思とは、まったくの逆にななってしまう場合もあるってことですよね。
僕は出身は埼玉で今は東京ですので、東京公演は平日でも行けなくはない。今回のNRの東京3回は金土日という曜日でおそらく地方からも来られるようにという設定なのだろうと思います。ただそれでも交通費と場合によっては宿泊費も必要で、なかなか難しいですよね。一部、有料での配信(ハイブリッド?)のライブも始まってるようですが、これからどうなるのでしょうね。
ジャーニー、新しいアルバムを出すのですね。まだまだ頑張っています。私たちが聴いていた頃のロックバンド、だいぶ年も経ちましたが、こんなに頑張ってくれているのはうれしいものです。スティーブ・ペリーはいませんが、ニール・ショーンとジョナサン・ケインはまだまだ健在で、来日してくれるとよいですね。ナイトレンジャーも行きたいなぁ、残念ながら地方には来てくれないんですよ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200408-00010020-encount-ent
ジャーニーの同曲とユッコさんのことを一連として繋がってる記憶もかんたさんだけかもしれませんが、とても不思議な感じがしました。
ユッコさん、改めてご冥福をお祈りいたします。
ちょうどそのころ、某アイドル歌手の飛び降り自殺で、彼女の後を追うかのように若者たちが、次々と自殺を図った時期でした。
そんな時期でのリリースだったんですね。
私がよく聞いていたラジオのDJさんも、この曲を紹介するとき、「彼女もこの曲を聞いていたらねぇ…」なんて、真面目なのかジョークなのかわからない口調で、紹介していました。
そのDJさん、普段から面白いことばかり言う人だったので、こういう話題に触れるとなると、あまり湿っぽくしたくなかったんでしょうね。
ちなみに、そのときのDJさんとは、ダウンタウンの『「エキセントリック少年ボウイ」のテーマ』でお馴染みの、増田俊郎さんでした。